コミュニケーションスキル

大学入試の総合型選抜で使えるプレゼンテーションのテクニック|評価されやすい話し方と構成

目次

はじめに

「総合型選抜のプレゼンテーションでは何を話せば評価されるの?」
「内容には自信があるのに、本番でうまく伝えられるか不安……」と感じていませんか。

総合型選抜では、志望理由書や面接に加えてプレゼンテーションが課される大学もあり、テーマのまとめ方や話し方、質疑応答の受け答えまで準備しなければなりません。

この記事では、総合型選抜で評価されやすいプレゼンテーションの基本構成、話し方のテクニック、準備のポイントを順を追って説明していきます。

本番で自信を持って発表するためのヒントを確認していきましょう。

大学入試の総合型選抜でプレゼンテーションは重視させる?

総合型選抜のプレゼンテーションは、単に人前で上手に話せるかを確認するための試験ではありません。

ここでは、総合型選抜でプレゼンテーションが重視される理由について解説します。

知識だけでなく伝える力が見られている

総合型選抜のプレゼンテーションでは、テーマについての知識だけでなく、その内容を相手に分かりやすく伝える力も見られています。

例えば、結論を先に伝えたうえで理由や根拠を順序立てて説明できるか、自分の考えを限られた時間の中で整理して話せるかが評価のポイントです。

知識が豊富でも、説明の流れが分かりにくかったり、質問の意図から外れた回答をしたりすると、内容が十分に伝わらないことがあります。

そのため、知識量だけでなく、伝え方や説明の分かりやすさも大切な評価対象となります。

面接とは違う評価ポイントがある

面接では質問に対してその場で答える力が重視されますが、プレゼンテーションでは自分で話の流れを組み立て、分かりやすく説明する力も見られます。

例えば、結論を先に示し、その後に理由や根拠を整理して伝えられているか、限られた時間の中で内容をまとめられているかが評価のポイントです。

そのため、面接とは異なり、プレゼンテーションでは構成力や説明の分かりやすさも大切な評価対象となります。

上手さより「分かりやすさ」が重視される

総合型選抜のプレゼンテーションでは、人前で慣れて話せることよりも、聞き手に分かりやすく伝えられるかが重視されます。

例えば、結論と理由を順序立てて説明できているか、専門用語を使いすぎていないか、話の流れが自然につながっているかなどが評価のポイントです。

知識が豊富でも内容が伝わらなければ十分な評価にはつながりにくいため、話の上手さよりも分かりやすい説明ができているかが大切になります。

大学入試の総合型選抜で大学側が見ている評価ポイント

総合型選抜のプレゼンテーションでは、話す内容そのものだけでなく、その内容をどのように整理し、限られた時間の中で伝えているかも評価対象になります。

ここでは、総合型選抜のプレゼンテーションで大学側が見ている主な評価ポイントについて解説します。

自分の考えを整理して話せているか

大学側は、考えたことをただ並べるのではなく、結論・理由・根拠を整理しながら説明できているかを見ています。

例えば、「なぜそう考えたのか」を順序立てて伝えられているかが評価のポイントです。

話の途中で内容が飛んだり、結論と理由がつながっていなかったりすると考えが伝わりにくくなるため、自分の考えを筋道立てて説明できているかが大切になります。

テーマに対する理解や熱意があるか

大学側は、調べた内容を覚えているだけでなく、理解したうえで自分の言葉で説明できているかを見ています。

また、なぜそのテーマに興味を持ったのか、どのような点に関心があるのかも評価のポイントです。

内容の理解が十分でないと説明に一貫性がなくなりやすいため、テーマをしっかり理解し、自分なりの考えを持って取り組んでいるかが大切になります。

相手に伝わる説明ができているか

大学側は、自分だけが理解できる話ではなく、初めて聞く人にも内容が伝わるかを見ています。

例えば、結論を先に示したうえで理由を説明しているか、話の流れが分かりやすいか、難しい言葉を使いすぎていないかなどが評価のポイントです。

内容が正しくても伝わりにくければ十分に理解してもらえないため、聞き手に配慮した話し方ができているかが大切になります。

時間内に簡潔にまとめられているか

大学側は、与えられた発表時間の中で必要な内容を整理して伝えられているかを見ています。

例えば、時間内に話し切れなかったり、反対に短すぎて内容が十分に伝わらなかったりすると、構成や時間配分に課題があると判断されることがあります。

限られた時間の中で要点を絞り、分かりやすく説明できているほど、内容を整理する力も伝わりやすくなります。

大学入試の総合型選抜で使えるプレゼンテーションの基本テクニック

プレゼンテーションでは、伝えたい内容が良くても、話し方や説明の順番によって相手の理解度は大きく変わります。

ここでは、自分の考えを分かりやすく伝えるために意識したいプレゼンテーションの基本テクニックを紹介します。

最初に結論から話す

プレゼンテーションでは、最初に自分の主張や結論を伝えてから理由を説明すると、聞き手に内容が伝わりやすくなります。

先に結論が分かることで、その後の説明も理解しやすくなるためです。反対に、理由から話し始めると何を伝えたいのか分かりにくくなることがあります。

そのため、結論を先に示し、その後に理由や根拠を説明する流れを意識することが大切です。

理由と具体例をセットで伝える

自分の考えを伝えるときは、理由だけでなく具体例もあわせて伝えることが大切です。

具体的な出来事や調査内容を示すことで、聞き手は内容を理解しやすくなります。

理由と具体例がつながっているほど説明にも説得力が生まれるため、発表ではセットで伝えることを意識しましょう。

1文を短くして話す

プレゼンテーションでは、一つの文に多くの情報を詰め込まず、短く区切って話すことが大切です。

文が長くなると内容が分かりにくくなり、聞き手も理解しづらくなります。

まず結論を伝え、その後に理由や説明を続けると話の流れも伝わりやすくなります。1文ごとに伝えたい内容を一つに絞ることを意識しましょう。

専門用語を使いすぎない

プレゼンテーションでは、専門用語を多く使うよりも、聞き手に伝わる言葉で説明することが大切です。

専門用語が続くと内容が伝わりにくくなるため、使う場合は簡単な言葉で補足しながら話しましょう。

知識を示すことよりも、相手に分かりやすく伝えることを意識することが大切です。

プレゼンテーションを分かりやすくする話し方のコツ

プレゼンテーションでは、内容だけでなく話し方によっても聞き手の理解しやすさが変わります。

ここでは、プレゼンテーションをより分かりやすくするために意識したい話し方のコツを解説します。

最初の30秒でテーマを伝える

発表の冒頭30秒程度でテーマを伝えると、聞き手はその後の内容を理解しやすくなります。

最初にテーマや結論が示されていないと、何についての話なのか分かりにくくなるためです。反対に、冒頭でテーマを明確に伝えることで、聞き手は内容を整理しながら聞きやすくなります。

まずは話し始めてすぐにテーマを示すことを意識しましょう。

ゆっくり落ち着いて話す

緊張すると話す速度が速くなりがちですが、早口になると聞き手は内容を理解しにくくなります。

一文ごとに区切りながら話し、適度に間を取ることで内容も伝わりやすくなります。

そのため、自分が思っているより少しゆっくり話すことを意識しましょう。

視線を下げすぎない

原稿やスライドばかり見て話していると、聞き手には読み上げているような印象を与えやすくなります。

ときどき視線を上げて聞き手の方向を見ながら話すことで、内容も伝わりやすくなります。

原稿を確認することは大切ですが、1文ごとに視線を上げることを意識してみましょう。

暗記ではなく流れで覚える

原稿を一言一句覚えようとすると、言葉を忘れたときに話が止まりやすくなります。

結論、理由、具体例、まとめといった流れで覚えておけば、言い回しが変わっても落ち着いて話しやすくなります。また、聞き手の反応に合わせて自然に説明しやすくなるのもメリットです。

文章を丸暗記するのではなく、話の流れで覚えることを意識しましょう。

総合型選抜のプレゼンで意識したい構成の作り方

プレゼンの内容が良くても、構成が整理されていなければ聞き手には伝わりにくくなります。

ここでは、総合型選抜のプレゼンで意識したい基本的な構成の作り方を紹介します。

導入でテーマを簡潔に伝える

導入では、最初に何について話すのかを簡潔に伝えることが大切です。

テーマが示されることで、聞き手はその後の説明を理解しやすくなります。反対に、テーマが分からないまま話が進むと内容を追いにくくなることがあります。

そのため、導入では発表テーマや伝えたい内容を短くまとめて示しましょう。

本題は3つ程度に整理する

本題で伝える内容が多すぎると、一つひとつの説明が浅くなり、聞き手も内容を整理しにくくなります。

そのため、伝えたいポイントは3つ程度に絞り、順番に説明することがおすすめです。

要点を絞ることで話の流れも分かりやすくなり、それぞれの内容をしっかり伝えやすくなります。

最後に結論をもう一度まとめる

発表の最後では、結論をもう一度簡潔に伝えることが大切です。

最後に要点をまとめることで、聞き手は発表全体の内容を振り返りやすくなります。

結論が曖昧なまま終わると伝えたいことが残りにくいため、締めくくりでは主張を短くまとめて伝えましょう。

時間配分を事前に決めておく

プレゼンテーションでは、発表時間に合わせて各部分の時間を事前に決めておくことが大切です。

時間を意識せずに話すと、本題に時間を使いすぎたり、まとめが十分に伝えられなかったりすることがあります。

導入・本題・まとめの時間をあらかじめ決めておくことで、最後まで落ち着いて話しやすくなります。

スライドを使う場合に意識したいポイント

スライドは発表内容を補足し、聞き手の理解を助けるためのものです。

ここでは、スライドを使う場合に押さえておきたいポイントを解説します。

文字を詰め込みすぎない

スライドに文章を詰め込みすぎると、聞き手は画面の文字を読むことに集中し、説明が伝わりにくくなります。

また、文字が多いほど重要なポイントも目立ちにくくなります。

スライドには要点だけを載せ、詳しい説明は口頭で補うことを意識しましょう。

画像や図は見やすさを優先する

画像や図を使うときは、見た目の華やかさよりも分かりやすさを優先することが大切です。

小さすぎる画像や情報量の多い図は、聞き手が内容を把握しにくくなります。

必要な部分が見やすい画像や図を選ぶことで、説明も伝わりやすくなります。

スライドを読むだけにならないよう注意する

スライドに書かれた内容をそのまま読むだけでは、聞き手に十分な情報が伝わりにくくなります。

スライドは要点を示すために使い、詳しい説明は自分の言葉で補うことが大切です。

補足しながら話すことで、内容への理解や考えも伝わりやすくなります。

大学入試の総合型選抜でよくあるNG例

総合型選抜のプレゼンテーションでは、十分に準備していても、伝え方や構成によって評価につながりにくくなることがあります。

特に、内容を伝えようとするあまり、聞き手に分かりにくい発表になってしまうケースも少なくありません。

ここでは、総合型選抜のプレゼンでよくあるNG例と注意したいポイントを紹介します。

内容を丸暗記してしまう

発表内容を一言一句覚えようとすると、言葉を忘れたときに話が止まりやすくなります。

また、原稿どおりに話すことを意識しすぎると、聞き手を見ずに説明してしまうこともあります。

総合型選抜では内容を理解して説明することが大切なため、文章を丸暗記するのではなく、話の流れを理解して話せるように準備しましょう。

情報を詰め込みすぎる

限られた発表時間の中で多くの情報を伝えようとすると、一つひとつの説明が浅くなり、聞き手も内容を理解しにくくなります。

また、話の流れが複雑になり、何を伝えたい発表なのか分かりにくくなることもあります。

総合型選抜では情報量よりも分かりやすさが大切なため、要点を絞って説明しましょう。

難しい言葉を使いすぎる

難しい言葉や専門用語を多く使うと、聞き手が内容を理解しにくくなることがあります。

また、意味を十分に理解しないまま使うと、説明が不自然になってしまうこともあります。

総合型選抜では知識の多さよりも伝わりやすさが大切なため、できるだけ分かりやすい言葉で説明しましょう。

時間オーバーになる

発表時間を超えてしまうと、内容を整理して伝える力に課題があると見られることがあります。

また、途中で発表が終了し、伝えたい結論まで説明できなくなる可能性もあります。

そのため、事前に時間を計りながら練習し、決められた時間内で最後まで話せるように準備しておきましょう。

大学入試の総合型選抜で評価されやすいプレゼンの特徴

評価されやすいプレゼンテーションには、特別な話術や高度な技術が必要というわけではありません。

そのため、内容の整理や伝え方を工夫することが大切です。ここでは、大学側から評価されやすいプレゼンの特徴について解説します。

自分の言葉で話せている

評価されやすいプレゼンは、原稿を読み上げるのではなく、理解した内容を自分の言葉で説明できています。

内容をしっかり理解していると、言い回しが多少変わっても自然に話を続けやすくなります。

総合型選抜では知識を覚えていることだけでなく、自分なりに理解して伝えられているかも大切な評価ポイントです。

結論と理由が整理されている

評価されやすいプレゼンは、結論と理由のつながりが分かりやすく整理されています。

最初に主張を示し、その後に理由を順番に説明することで、聞き手は内容を理解しやすくなります。

話の流れが整理されているほど、伝えたいことも伝わりやすくなります。

聞き手を意識して説明できている

評価されやすいプレゼンは、自分が話したいことを並べるのではなく、相手に伝わる順番と言葉で説明されています。

例えば、結論から話したり、専門用語に補足を加えたりすることで、内容は伝わりやすくなります。

聞き手の立場を意識して説明できていることも、大切な評価ポイントです。

熱意が自然に伝わっている

評価されやすいプレゼンは、無理に熱意をアピールするのではなく、テーマへの関心や考えが説明の中から自然に伝わっています。

なぜそのテーマを選んだのか、自分がどのように考えているのかを具体的に話すことで、発表内容にも説得力が生まれます。

テーマへの関心が自然に表れていることも、大切な評価ポイントです。

まとめ

総合型選抜のプレゼンテーションで大切なのは、話し方の上手さを競うことではなく、自分の考えを相手に分かりやすく伝えることです。

大学側は知識の量だけでなく、テーマをどのように理解し、自分なりの考えとして説明できるかを見ています。

そのため、難しい表現を増やしたり情報を詰め込んだりするよりも、結論から話し、理由や具体例を順番に伝えることを意識することが大切です。

また、聞き手の立場に立って説明することで、内容も伝わりやすくなります。

プレゼンに苦手意識がある方も、まずは「何を一番伝えたいのか」を整理するところから始めてみましょう。

内容をしっかり理解し、自分の言葉で落ち着いて説明できれば、総合型選抜でも伝わるプレゼンに近づけます。

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