目次
はじめに
「コミュニケーションをはかる」は「図る」と「計る」のどちらを書くのが正しいの?
「コミュニケーションを図る」と書いている文章をよく見るけれど、本当に合っているのだろうと迷っていませんか。
履歴書や自己PR、社内資料、レポートなどを書いている途中で漢字に自信が持てず、そのまま入力してよいのか手が止まってしまうことがありますよね。
この記事では、「コミュニケーションをはかる」の正しい漢字や「図る」が使われる理由、それぞれの漢字との意味の違い、迷わず使い分けるポイントを順を追って説明していきます。
コミュニケーションをはかるの漢字は「図る」
「コミュニケーションをはかる」と書く場合は、一般的に「図る」を使います。
ここでは、「図る」が使われる理由とほかの漢字を使わない理由を整理したうえで、「コミュニケーションを取る」との意味や使い分けの違いについて順を追って説明します。
「図る」が使われる理由
「図る」は、目的を実現するために工夫したり、取り組んだりする意味を持つ漢字です。
「コミュニケーションを図る」は、相手との意思疎通を良くするために、自分から話しかける、相談する、情報を共有するといった行動を通じて関係を築こうとする場面を表します。
そのため、相手とのやり取りを円滑にすることを目的とした表現では、「図る」が使われます。
「謀る」「諮る」を使わない理由
「謀る」は、計略を巡らせる、だます意図を持って計画するといった意味で使われるため、相手との意思疎通を表す「コミュニケーションをはかる」には適しません。
また、「諮る」は、上司や会議などに意見を求めて判断を仰ぐ場面で使われる漢字です。
コミュニケーション全般を表す言葉ではないため、「コミュニケーションをはかる」では「謀る」「諮る」は使わず、「図る」を用いるのが適切です。
「コミュニケーションを取る」との違い
「コミュニケーションを図る」は、相手との意思疎通を良くすることを目的として、自分から働きかける場面で使われる表現です。
一方、「コミュニケーションを取る」は、実際に会話や連絡などのやり取りを行うことを表す、日常会話でも使いやすい言い方です。
目的や姿勢を表したい場合は「図る」、実際のやり取りそのものを表したい場合は「取る」が適しています。
コミュニケーションを図るの例文
「コミュニケーションを図る」は意味を理解していても、実際にどのような場面で使えば自然なのか迷うことがあります。
ここでは、ビジネスと日常それぞれの例文を通して、場面に合った自然な使い方を確認していきましょう。
ビジネスで使う場合の例文
ビジネスでは、相手との意思疎通を良くする目的を表す場面で「コミュニケーションを図る」が使われます。
例えば、「関係部署と積極的にコミュニケーションを図り、情報共有を進めます」「お客様とのコミュニケーションを図り、要望を正確に把握します」のように使うと自然です。
どちらも、相手とのやり取りを円滑にするために働きかける意味を表しています。
日常会話で使う場合の例文
日常会話でも意味は伝わりますが、「コミュニケーションを図る」はやや堅い表現です。
使う場合は、「地域の人とコミュニケーションを図る機会を増やしたいです」「家族とのコミュニケーションを図るために、一緒に食事をする時間を大切にしています」のような言い方が自然です。
日常の会話では、「コミュニケーションを取る」と言い換えることも多くあります。
まとめ
「コミュニケーションをはかる」と書くときは、基本的に「図る」を使います。
「図る」には目的に向けて働きかける意味があるため、意思疎通を良くしようとする場面に合った表現です。
漢字に迷ったときは、「相手とのやり取りを良くするために働きかける」という意味を思い出すと、「図る」を選びやすくなります。
また、普段の会話では「コミュニケーションを取る」と言い換えると、より自然に伝わることもあります。
文章を書く場面や相手に合わせて、自分が伝えたい意味に合う表現を選んでみてください。