はじめに
「質問したことに答えてほしいのに、なぜか違う話をされてしまう」
「こちらが何度聞き直しても話が噛み合わないと、どうしてこんなにイライラするの?」と感じていませんか。
職場で確認したいことを質問したのに別の話を長く説明されたり、家族や友人との会話で聞いた内容とは違う答えが返ってきたりすると、「今聞きたかったのはそこじゃない」と戸惑ってしまいますよね。
この記事では、質問と違うことを話す人にイライラする理由や、会話が噛み合わなくなる原因を整理したうえで、話がそれたときの聞き返し方や、会話を必要な内容に戻す方法について、順を追って説明していきます。
質問と違うことを話す人にイライラするのはなぜ?
質問した内容に対して、求めていた答えとは違う話が返ってくると、「聞きたいことに答えてくれない」と感じてイライラすることがあります。
ここでは、質問と返答のズレが生じたときにイライラしやすい理由を、相手の返答、自分の受け止め方、会話の流れという3つの面から順に説明します。
求めている答えと返ってくる内容にズレを感じるから
質問するときは、「この内容を知りたい」という目的があるものです。
そのため、質問とは違う内容が返ってくると、知りたい答えを得られず、もう一度聞き直す必要があります。
こうしたやり取りが続くと、会話に手間がかかると感じてイライラしやすくなります。
自分の話を聞いてもらえていないと感じるから
質問と関係のない返答が続くと、「自分の話をきちんと聞いてもらえていない」と感じることがあります。
特に、最後まで質問したのに別の話をされると、自分の意図が伝わっていないように感じやすくなります。
その積み重ねが、相手へのイライラにつながることもあるでしょう。
会話の流れを乱されたように感じるから
質問と違う内容が返ってくると、同じことを聞き直したり、途中まで進んだ話を戻したりする必要があります。
そのため、思っていた順番で会話を進められず、やり取りを負担に感じることがあります。
何度も話が止まるような状況が続けば、イライラしやすくなるでしょう。
質問と違うことを話す人と会話が噛み合わない原因
質問した内容とは違う答えが返ってくるときは、単に相手の話し方に問題があるとは限りません。
ここでは、質問の意図、相手の話し方、お互いの認識という3つの原因から、会話がずれる理由を順に説明します。
質問の意図や目的を理解できていない
質問の言葉自体は伝わっていても、「何を知りたいのか」まで理解できていないと、返答がずれることがあります。
たとえば、理由を聞いているのに方法を説明されると、求めていた答えは得られません。
このような意図の食い違いが、会話が噛み合わない原因になります。
自分が伝えたいことを優先している
質問に答える前に自分が話したいことを優先すると、求められている返答から話がそれやすくなります。
自分の経験や考えを伝えることに意識が向き、質問への回答が後回しになることもあるでしょう。
その結果、何度も話を戻す必要があり、会話が噛み合いにくくなります。
お互いの前提や認識がずれている
質問する側と答える側で前提となる情報が違うと、同じ言葉でも受け取り方が変わることがあります。
自分では共有できていると思っていても、相手がその情報を知らなければ、別の前提で答えてしまいます。
前提の違いに気づかないまま話を続けることで、会話が噛み合わなくなることもあります。
相手だけが原因と決めつける前に確認したいこと
質問と違う答えが返ってくると、相手が話を聞いていないことが原因だと考えてしまいがちです。
ここでは、相手だけに原因があると判断する前に、質問の伝わり方や相手の視点、求める回答の方向性を確認するポイントを順に説明します。
質問内容が具体的に伝わっているか見直す
質問するときは、相手が「何について答えればよいのか」を判断できる内容になっているか確認してみましょう。
「どう思う?」のように範囲が広い聞き方では、相手なりの解釈で答えるため、内容がずれることがあります。
思っていた返答と違った場合は、質問の対象や知りたいことを一つに絞ると伝わりやすくなります。
相手は別の視点から答えている可能性を考える
質問と違う返答に感じても、相手が意図的に話をそらしているとは限りません。
こちらが「理由」を聞いたつもりでも、相手は「どう対応すればよいか」を求められていると受け取ることがあります。
まずは相手がどの部分に答えようとしているのかを確認すると、ズレの原因を見つけやすくなります。
求めている回答の方向性を共有できているか確認する
質問するときは、「理由を知りたい」「結論だけ聞きたい」など、求める回答の方向性を伝えることも大切です。
質問自体が伝わっていても、何を知りたいのかが曖昧だと、相手は自分の判断で答えることがあります。
知りたい内容をあらかじめ示しておけば、返答とのズレを減らしやすくなるでしょう。
質問と違うことを話す人への対処法
質問と違う内容が返ってきたときは、相手の答えをすぐに否定するのではなく、質問の意図や求めている回答を改めて伝えることが大切です。
ここでは、質問の伝え方や話を戻す方法、要点を確認するときの伝え方を順に説明します。
質問の意図や欲しい答えを具体的に伝える
質問と違う内容が返ってきたときは、何を知りたいのかを改めて伝えてみましょう。
「理由を知りたい」「結論だけ教えてほしい」など、求めている答えを具体的に示すと、相手も回答の方向を合わせやすくなります。
質問の対象を絞ることで、返答とのズレも減らせます。
話がそれたときは自然に質問へ戻す
相手の話がそれたときは、すぐに指摘するのではなく、聞きたい内容をもう一度伝えると自然です。
「その点も分かりましたが、先ほどの〇〇について教えてください」のように、一度受け止めてから質問へ戻すと、会話も進めやすくなります。
同じ聞き方で伝わらない場合は、知りたい部分を絞って聞き直してみましょう。
否定から入らず要点を確認する
返答が質問と違っていても、最初から「違います」と否定すると、相手が話しにくくなることがあります。
まずは「つまり〇〇ということですか」と相手の話を確認し、そのうえで知りたいことを改めて伝えてみましょう。
お互いの認識を確認しながら進めることで、返答のズレも修正しやすくなります。
まとめ
質問と違うことを話す人にイライラするのは、知りたい答えが得られず聞き直す手間が増えたり、自分の話を聞いてもらえていないと感じたりするためです。
ただし、質問の意図やお互いの前提がずれている場合もあります。
会話が噛み合わないときは、「理由を知りたい」など、求める答えを具体的に伝えてみましょう。
それでも負担を感じる場合は、一度に聞く内容を減らしたり、関わる時間を調整したりすることも大切です。