目次
はじめに
「プロジェクトマネージャーを目指すなら、どの資格を取ればいいの?」
「資格が多くて、自分の経験や仕事内容に合うものが分からない」と感じていませんか。
プロジェクト管理の仕事を担当するようになり、実務に役立つ知識を身につけたいと思っていても、資格によって試験内容や取得までに必要な勉強時間が異なるため、何から始めればよいのか迷いやすいものです。
この記事では、プロジェクトマネージャーにおすすめの資格とそれぞれの特徴を整理し、自分の経験や目的に合った資格の選び方を順を追って説明していきます。
プロジェクトマネージャーに資格が求められる理由は?
プロジェクトマネージャーとして働くには、進捗管理や課題管理、リスク管理など、複数の知識やスキルが必要です。
ここでは、資格によって知識やスキルを証明しやすくなる理由と、実務経験と合わせてプロジェクト管理能力を示しやすくなる理由について説明します。
資格によってPMに必要な知識やスキルを証明しやすくなる
プロジェクトマネージャーには、スケジュールや進捗、課題、リスクなどを管理するための知識やスキルが求められます。
資格を取得すると、試験で定められた範囲を学び、一定の基準を満たしていることを客観的に示せるため、PMに必要な知識を身につけていることを伝えやすくなります。
実務経験と合わせることでプロジェクト管理能力を示しやすくなる
資格だけでは、実際のプロジェクトで問題が起きたときに、どのように判断して対応できるかまでは伝わりにくいでしょう。
担当したプロジェクトの規模や期間、担当範囲、進捗管理や課題管理などの経験も合わせて示すことで、身につけた知識を実務で活かせることを伝えやすくなります。
プロジェクトマネージャーにおすすめの資格
プロジェクトマネージャー向けの資格には、幅広いプロジェクト管理の知識を証明できるものから、国内企業で評価されやすい試験、ITプロジェクト管理の基礎を学べる資格まであります。
ここでは、目的に合わせて選びやすい資格を3つに分けて紹介します。
幅広いPM知識を証明したい人向けのPMP
PMPは、プロジェクトの立ち上げから計画、実行、監視、終結まで、プロジェクト管理に必要な幅広い知識を扱う資格です。
受験には一定の実務経験や35時間のプロジェクトマネジメント教育などの要件があり、PMとして体系的な知識を身につけていることを示したい人に向いています。
国内企業で評価されやすいプロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネージャ試験は、IPAが実施する国家試験で、情報処理技術者試験の高度試験に位置づけられています。
プロジェクトの計画や進捗、品質、コスト、リスクなどに関する知識や判断力が問われるため、国内のIT企業でPMとしての能力を示したい人に向いています。
ITプロジェクト管理の基礎を身につけたい人向けの資格
ITプロジェクト管理の基礎から学びたい場合は、ITILやCompTIA Project+などが選択肢になります。
ITILではITサービス管理の基本、CompTIA Project+では計画やスケジュール、リスク管理などを学べるため、これからIT分野でプロジェクト管理に関わる人にも取り組みやすい資格です。
目的や経験に合わせたプロジェクトマネージャー資格の選び方
プロジェクトマネージャーの資格は、現在の経験や身につけたい知識によって適したものが異なります。
ここでは、経験や目的に合わせた資格の選び方を説明します。
初心者は基礎知識を学べる資格から選ぶ
PMの実務経験がない人は、プロジェクトの計画や進捗管理、課題管理、リスク管理などの基礎を学べる資格から選ぶとよいでしょう。
まずは受験要件を確認し、現在の知識や経験で挑戦できる資格から学ぶことで、PMが担当する業務の流れを理解しやすくなります。
現役PMは担当するプロジェクトや経験に合う資格を選ぶ
現役PMは、現在担当しているプロジェクトや実務経験と、資格の試験範囲を照らし合わせて選ぶことが大切です。
進捗やコスト、品質、リスクなど、普段担当している業務と学習内容が重なる資格であれば、身につけた知識を実務にも活かしやすくなります。
国際的なPM資格を選ぶ場合は認知度や活用場面を確認する
国際的なPM資格を選ぶ場合は、どの国や業界で認知されているのか、自分の仕事で活用できるのかを確認しましょう。
知名度だけで判断せず、求人の応募条件や社内の資格制度なども確認しておくと、取得後に活かしやすい資格を選べます。
プロジェクトマネージャー資格を選ぶときの判断ポイント
プロジェクトマネージャーの資格を選ぶときは、資格の知名度だけで決めず、自分の経験や取得後の業務とのつながりを確認することが大切です。
ここでは、資格を選ぶ際に確認したい3つの判断ポイントを説明します。
資格の難易度が自分の経験レベルに合っているか確認する
資格を選ぶときは、試験範囲や受験要件を確認し、現在のPM経験や知識で挑戦できるレベルかを判断しましょう。
実務経験が受験要件になっている資格もあるため、自分の経験年数や担当業務と照らし合わせ、無理なく取得を目指せる資格を選ぶことが大切です。
取得後に業務で活かせる知識か確認する
資格を選ぶ際は、学習する内容が現在または今後担当する業務と重なっているかを確認します。
進捗や課題、コスト、品質、リスクなど、実際に担当する管理業務が試験範囲に含まれていれば、資格取得で学んだ知識を日々のプロジェクト管理にも活かしやすくなります。
資格だけでなく実務経験との組み合わせを考える
資格だけでは、実際のプロジェクトでどのように判断し、対応したのかまでは伝えにくい場合があります。
資格で身につけた知識に加えて、担当したプロジェクトの規模や期間、担当範囲などの実務経験も示すことで、PMとしての知識と実践力を伝えやすくなります。
プロジェクトマネージャーに資格は必要?取得前に確認したいこと
プロジェクトマネージャーを目指す際、資格を取得すればPMとして働けるのか、資格がなければ活躍できないのか気になる人もいるでしょう。
ここでは、資格がなくてもPMとして活躍できる理由と、資格取得と実務経験の関係について説明します。
資格がなくてもPMとして活躍することはできる
プロジェクトマネージャーとして働くために、必ずしも特定の資格が必要なわけではありません。
計画を立て、進捗や課題、コスト、品質、リスクなどを管理する実務能力があれば、資格がなくてもPMとして活躍できます。
そのため、資格の有無だけでなく、これまで担当したプロジェクトや実務経験も重要です。
資格取得だけでプロジェクト管理の経験を補えるわけではない
資格を取得すると、プロジェクトの計画や進捗管理、課題管理、リスク管理などの知識を体系的に学べます。
ただし、実際に問題が起きたときの判断や対応は実務を通して身につける部分もあるため、資格で得た知識とプロジェクトを管理した経験の両方を積み重ねていくことが大切です。
まとめ
プロジェクトマネージャー向けの資格は、PMに必要な知識を体系的に学び、自分のスキルを客観的に示すために役立ちます。
ただし、資格によって学習内容や受験要件が異なるため、自分の経験や担当業務、今後のキャリアに合ったものを選ぶことが大切です。
また、PMとして活躍するには、資格だけでなく実務経験も欠かせません。
まずは現在の経験で挑戦できる資格から検討し、学んだ知識を実務で活かしながら、PMとしてのスキルを少しずつ高めていきましょう。