はじめに
「プレゼンの最初に何を話せばよいのだろう」
「自己紹介のあとに会場の空気が静まり返ってしまう」
「最初の一言で聞き手の関心を引くにはどうすればよいのだろう」と悩んだことはありませんか。
プレゼンでは、最初の数十秒の話し方によって、その後の聞かれ方が大きく変わることがあります。
この記事では、プレゼンで使いやすいつかみの例文を紹介しながら、最初の一言で聞き手の興味を引くための考え方や作り方についても、順を追ってわかりやすく解説していきます。
プレゼンで「つかみ」が重要な理由とは?

プレゼンでは、資料の内容や話す技術だけでなく、冒頭の数十秒でどれだけ聞き手の関心を引けるかが大きなポイントになります。
ここでは、プレゼンで「つかみ」が重要とされる理由について解説します。
最初の数十秒で聞く姿勢が変わりやすい
プレゼンでは、話し始めてから最初の数十秒で、聞き手は「このまま聞き続けたいか」を判断しやすいといわれています。
そのため、冒頭でテーマへの関心を引けると、話や資料に自然と意識が向き、内容も理解しやすくなります。
反対に、最初に興味を持てないと、話に集中しにくくなることがあるため、冒頭のつかみが大切です。
内容が良くても冒頭で離脱されることがある
どれだけ有益な情報や具体的な提案を用意していても、冒頭で聞き手の関心を引けなければ、その後の話を十分に聞いてもらえないことがあります。
最初に集中が途切れると、後半で重要な内容を伝えても印象に残りにくくなるため、プレゼンでは最初の一言や話し始め方が大切です。
まずは「興味を持ってもらう」ことが大切
プレゼンでは、最初に聞き手へ「自分に関係がある話だ」と感じてもらうことが大切です。
そう感じてもらえると、話や資料に自然と意識が向き、内容も伝わりやすくなります。
そのため、まずは聞き手の興味を引くことを意識して話し始めましょう。
プレゼンのつかみで使いやすい基本パターン

プレゼンのつかみにはさまざまな方法がありますが、難しいテクニックを使わなくても聞き手の関心を引きやすい定番のパターンがあります。
ここでは、多くの場面で活用しやすい代表的なつかみのパターンを紹介します。
質問から入る
質問から始めると、聞き手は自分ならどう答えるかを考えながら話を聞きやすくなります。
そのため、発表者の次の言葉にも自然と意識が向きやすくなります。
プレゼンの冒頭で質問を取り入れると、聞き手が話に入り込みやすくなるでしょう。
意外な数字や事実を使う
意外な数字や事実を冒頭で伝えると、聞き手は「なぜだろう」「思っていたのと違う」と感じ、続きの話に興味を持ちやすくなります。
そのため、プレゼンのつかみでは、テーマに関係する数字や事実を短く伝えると、自然と関心を引きやすくなります。
共感しやすい悩みから始める
共感しやすい悩みから始めると、聞き手は「自分にも当てはまる話だ」と感じ、自然と話に入りやすくなります。
日常や仕事でよくある悩みを最初に伝えることで、話の内容にも関心を持ってもらいやすくなるでしょう。
短い体験談を入れる
短い体験談を入れると、聞き手は話の場面をイメージしやすくなり、自然と内容に引き込まれます。
プレゼンのつかみでは、テーマにつながる出来事を数十秒ほどで伝えると、本題にも入りやすくなるでしょう。
プレゼンのつかみは「型」で考えると作りやすい

プレゼンのつかみは、その場で思いつきで考えるよりも、よく使われる「型」に当てはめて作るほうがスムーズです。
ここでは、初心者でも取り入れやすい代表的なつかみの型と、話し出しに迷ったときの考え方を紹介します。
「○○で困ったことはありませんか?」の型
「○○で困ったことはありませんか?」という問いかけは、聞き手が自分の経験を思い浮かべながら話を聞きやすい始め方です。
プレゼンの最初に取り入れることで、自然とテーマへ意識を向けてもらいやすくなります。
「実は○○です」の型
「実は○○です」という始め方は、意外な内容を伝えることで、聞き手の興味を引きやすい型です。
冒頭で予想外の結論を示すと、「なぜそうなのだろう」と続きが気になり、自然と本題に意識を向けてもらいやすくなります。
「今日は○○についてお話しします」の型
「今日は○○についてお話しします」という始め方は、聞き手にテーマを分かりやすく伝えられる型です。
最初に話の内容を示すことで、聞き手もこれからの流れをイメージしやすくなり、安心して話を聞いてもらいやすくなります。
何を話せばいいかわからないときの考え方
何を話せばいいかわからないときは、最初から自由に考えるのではなく、決まった型に当てはめると考えやすくなります。
聞き手の悩みや意外な事実、今日話すテーマの3つのうち1つを選ぶだけでも、冒頭の一文を決めやすくなります。
型を活用すると、話し始めに迷いにくくなるでしょう。
避けたいプレゼンのつかみ

プレゼンのつかみは聞き手の関心を引くために重要ですが、やり方によっては逆に集中力を下げてしまうことがあります。
ここでは、プレゼンの冒頭で避けたい代表的なつかみの例を紹介します。
長すぎる自己紹介
自己紹介が長すぎると、聞き手は「本題はいつ始まるのだろう」と感じやすくなります。
名前や経歴などを長く話しすぎると、話への集中も途切れやすくなります。
そのため、自己紹介は必要な内容だけに絞り、できるだけ早く本題へ入ることを意識しましょう。
内輪ネタだけで進める
内輪ネタだけで話を進めると、その場の事情を知らない聞き手は話に入りにくくなります。
そのため、プレゼンのつかみでは、一部の人だけが分かる内容ではなく、その場にいる聞き手全員が理解しやすい話題を選ぶことが大切です。
前置きが長く本題に入らない
前置きが長すぎると、聞き手は「何を伝えたいのだろう」と感じやすくなります。
あいさつや説明が続くと、話への集中も途切れやすくなります。
そのため、必要な前置きだけを短く伝え、できるだけ早く本題へ入ることを意識しましょう。
テーマと関係ない話をする
テーマと関係ない話から始めると、聞き手は「本題とどうつながるのだろう」と感じやすくなります。
そのため、話の流れが伝わりにくくなることもあります。
プレゼンのつかみでは、最初の一文からテーマにつながる内容を選ぶことを意識しましょう。
プレゼンのつかみ例文

プレゼンのつかみは、発表する場面や聞き手の属性によって使いやすい表現が変わります。
ここでは、シーン別に使いやすいつかみの例文を紹介します。
プレゼン全体の流れや話し方もあわせて知りたい方は、基本的な構成や伝え方を確認しておくと、本番で話しやすくなります。
▶プレゼンテーションの基本構成とは?わかりやすい組み立て方を解説
ビジネス向けの例
ビジネス向けのプレゼンでは、仕事に関わるメリットを最初に伝えると、話の目的が伝わりやすくなります。
たとえば、「この提案で、月10時間かかっている確認作業を半分に減らせる可能性があります」と伝えると、聞き手も内容をイメージしやすくなります。
冒頭では、仕事上の判断につながる内容を短く伝えることを意識しましょう。
プレゼン後の質疑応答まで準備しておきたい場合は、よくある質問への答え方も確認しておくと安心です。
▶プレゼンの質疑応答でよくある質問例と答え方のコツを解説
学校・授業向けの例
学校や授業でのプレゼンでは、聞き手が答えを考えたくなる問いかけから始めると、話に入りやすくなります。
たとえば、「皆さんは、1日にスマートフォンを何時間使っていると思いますか」と問いかけると、自分の経験を思い浮かべながら話を聞いてもらいやすくなります。
冒頭では、身近なテーマを選ぶことを意識しましょう。
大学の授業やゼミで発表する予定がある場合は、プレゼンで使いやすい表現や話し方も参考になります。
▶大学のプレゼンで使える言葉・表現集|伝わりやすい話し方も解説
初対面の場で使いやすい例
初対面の場でのプレゼンでは、聞き手が安心して話を聞ける一言から始めるのがおすすめです。
たとえば、「今日は初めてお会いする方も多いので、まずは皆さんに関係する内容からお話しします」と伝えると、自分に関係のある話だと感じてもらいやすくなります。
冒頭では、聞き手が自然に話へ入りやすい言葉を選ぶことを意識しましょう。
まとめ
プレゼンのつかみは、聞き手に「この話を聞いてみたい」と思ってもらうための大切な時間です。
最初の数十秒で興味を持ってもらえると、その後の内容も伝わりやすくなります。
冒頭では、質問や意外な事実、共感しやすい悩み、短い体験談などを取り入れると、聞き手も自然と話に入りやすくなります。
何を話せばよいか迷ったときは、決まった型を活用すると考えやすいでしょう。
一方で、長い自己紹介や前置き、テーマと関係のない話は、聞き手の集中が途切れる原因になることがあります。
まずは本題につながる一言を意識することが大切です。
プレゼンのつかみは、少し工夫するだけでも印象が変わります。
聞き手や場面に合った話し始めを選び、自信を持って本題へつなげていきましょう。