目次
はじめに
「IPAプロジェクトマネージャ試験は、どれくらい難しいの?」
「合格率が低いと聞くけれど、仕事をしながら合格を目指せるの?」と気になっていませんか。
受験を考えていても、試験問題を見たことがなかったり、午後試験まで含めた対策方法が分からなかったりすると、どのくらい勉強すればよいのか判断しにくいですよね。
この記事では、プロジェクトマネージャ試験の難易度や合格率、必要な勉強時間の目安を整理し、どのような準備が必要なのかを順を追って説明していきます。
IPAプロジェクトマネージャ試験とは?

IPAプロジェクトマネージャ試験の難易度を確認する前に、まずはどのような人を対象とし、どのような役割が求められる試験なのかを理解しておく必要があります。
ここでは、対象者や求められる役割、試験の位置づけを順に説明します。
IPAプロジェクトマネージャ試験の対象者と求められる役割
IPAプロジェクトマネージャ試験は、システム開発などのプロジェクトで、計画や進捗、品質、予算、要員などを管理する人を対象としています。
必要な作業や役割を整理し、遅れや問題が発生した際には対応を判断しながら、関係者と調整してプロジェクトを進める役割が求められます。
高度情報処理技術者試験に位置づけられる難関資格
IPAプロジェクトマネージャ試験は、情報処理技術者試験のなかでも、高度な知識や技能が求められる試験に位置づけられています。
プロジェクトマネジメントの知識だけでなく、実務を想定した問題を読み解き、自分の考えを文章で説明する力も必要になるため、難易度の高い資格といえるでしょう。
IPAプロジェクトマネージャ試験の難易度が高いと言われる理由
IPAプロジェクトマネージャ試験は、知識を覚えるだけでは対応しにくく、プロジェクト管理の場面で適切に判断する力や、考えを文章で説明する力も求められます。
ここでは、幅広い知識や判断力、記述・論述への対応、プロジェクト管理経験を前提とした問題が難易度につながる理由を順に説明します。
幅広い知識に加えて実務を想定した判断力が求められる
IPAプロジェクトマネージャ試験では、プロジェクトマネジメントに加えて、システム開発やITに関する幅広い知識が求められます。
問題文から状況を読み取り、納期や品質、コストなどを踏まえて適切な対応を考える必要があるため、知識を覚えるだけでは対応しにくい試験です。
記述式・論述式試験への対応が必要になる
記述式・論述式試験では、設問の内容を理解し、必要な情報を整理して文章で回答する力が求められます。
特に論述では、プロジェクトの状況や自分の判断、その理由を限られた時間でまとめる必要があるため、事前に文章を書く練習をしておくことが大切です。
プロジェクト管理経験を前提とした問題が多い
IPAプロジェクトマネージャ試験では、プロジェクトを管理する立場で判断や対応を考える問題が多く出題されます。
実務経験が少ない場合は状況をイメージしにくいこともあるため、過去問などを通して、課題に対する対応や判断の考え方に慣れておくとよいでしょう。
IPAプロジェクトマネージャ試験の合格率から見る難しさ
IPAプロジェクトマネージャ試験の難易度を判断するときは、合格率の数字だけでなく、どのような受験者が試験に挑んでいるのかも確認する必要があります。
ここでは、合格率を見るときの考え方と、知識だけでは対応しにくい理由を順に説明します。
合格率は低めだが受験者層を考慮して判断する必要がある
IPAプロジェクトマネージャ試験の合格率は低めですが、数字だけで難易度を判断するのは難しいでしょう。
受験者には実務経験がある人や十分に対策している人も含まれるため、過去の合格率を見る際は、受験者層や試験年度もあわせて確認することが大切です。
知識だけでなく実務に基づく応用力が求められる
IPAプロジェクトマネージャ試験では、知識を覚えるだけでなく、問題文からプロジェクトの状況を読み取り、適切な対応を判断する力が求められます。
さらに、判断した理由を設問に沿って文章で説明する必要があるため、実務を想定しながら考えを整理する力も重要です。
IPAプロジェクトマネージャ試験の勉強時間の目安
IPAプロジェクトマネージャ試験に向けた勉強時間は、これまでのIT知識やプロジェクトマネジメント経験によって変わります。
ここでは、それぞれの経験に応じた勉強時間の目安を順に説明します。
初学者に必要な勉強時間の目安
初めて学ぶ人は、200~300時間程度を勉強時間の目安にするとよいでしょう。
ITの基礎知識から記述式・論述式問題まで幅広く対策する必要があるため、1日2時間なら3~5か月程度を確保しておくと進めやすくなります。
IT経験者に必要な勉強時間の目安
IT業務の経験があり、基本的な知識が身についている人は、150~200時間程度が目安です。
午前試験の学習時間を抑えやすいため、午後の記述式・論述式問題を中心に、1日2時間なら2~4か月程度かけて対策するとよいでしょう。
プロジェクトマネジメント経験者に必要な勉強時間の目安
プロジェクトマネジメントの実務経験がある人は、100~150時間程度が目安です。
実務経験を生かして問題の状況を理解しやすい一方、試験特有の記述式・論述式問題には慣れが必要なため、過去問を使った練習時間もしっかり確保しましょう。
IPAプロジェクトマネージャ試験に向いている人・難しいと感じやすい人
IPAプロジェクトマネージャ試験は、これまでの実務経験を問題の判断に活かせるかどうかや、記述・論述形式の対策にどれだけ時間を確保できるかによって、取り組みやすさが変わります。
ここでは、試験に向いている人と難しいと感じやすい人の特徴を順に説明します。
実務経験を活かして問題を判断できる人
プロジェクト管理の実務経験があり、問題文の状況から必要な対応を判断できる人は、IPAプロジェクトマネージャ試験に向いています。
進捗や品質、コストなどを管理した経験があれば、状況を具体的に捉えやすく、判断した理由も解答に反映しやすいでしょう。
記述や論述形式の試験に時間をかけて準備できない人
記述式・論述式問題の対策に十分な時間を取れない人は、試験を難しく感じやすいでしょう。
知識を身につけるだけでなく、問題文から必要な情報を整理して文章にまとめる練習が必要なため、過去問や論文対策の時間を確保することが大切です。
IPAプロジェクトマネージャ試験に向けた勉強の進め方
IPAプロジェクトマネージャ試験の対策では、午前試験の知識確認だけでなく、午後試験の記述・論述に向けた準備も進める必要があります。
ここでは、午前試験と午後試験の対策に加えて、実務経験を解答に活かすための勉強の進め方を順に説明します。
午前試験では幅広い知識の確認が必要になる
午前試験では、過去問を繰り返し解きながら、幅広いIT知識を身につけていきます。
間違えた問題は用語や仕組みを確認し、苦手な分野を重点的に復習すると、少しずつ正答できる問題を増やせるでしょう。
午後試験では記述や論述への対応が求められる
午後試験では、過去問を使って必要な情報を読み取り、設問に沿って文章にまとめる練習が大切です。
記述式・論述式それぞれの形式に慣れるためにも、時間を計って解き、本番を意識して対策を進めましょう。
実務経験をもとに考えを整理する力が必要になる
実務経験がある人は、これまで担当したプロジェクトでの判断や対応を整理しておくと、試験対策に活かせます。
ただし、経験をそのまま書くのではなく、設問で求められている内容に合わせて、判断した理由まで分かりやすくまとめることが大切です。
まとめ
IPAプロジェクトマネージャ試験は、幅広い知識に加えて、プロジェクトの状況を読み取り、適切な対応を考えて文章で伝える力が求められる試験です。
そのため、知識を覚えるだけでなく、記述式・論述式問題に慣れておくことが合格への大切なポイントになります。
まずは自分の知識や実務経験を確認し、苦手な分野を把握したうえで学習計画を立ててみましょう。
過去問を活用しながら知識の復習と記述・論述の練習を重ね、自分のペースで少しずつ試験に必要な力を身につけていくことが大切です。