IT・プログラミング関連の資格取得

ITストラテジストと応用情報処理技術者試験はどっちが難しい?違いや難易度を簡単に比較解説

はじめに

ITストラテジストと応用情報技術者試験は、どちらも情報処理技術者試験の人気区分ですが、「どちらのほうが難しいのだろう」「自分が受けるならどちらを選べばよいのだろう」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

ITストラテジストと応用情報技術者試験は、試験の難易度だけでなく、求められる知識や考え方、対象となる受験者が大きく異なります。

この記事では、「ITストラテジストと応用情報では何が違うのか」「どちらが難しいと言われる理由は何か」「自分にはどちらが向いているのか」といった疑問を、一つずつ順を追ってわかりやすく解説していきます。

ITストラテジストと応用情報処理技術者試験はどっちが難しい?

ITストラテジストと応用情報処理技術者試験は、どちらも情報処理技術者試験に含まれる国家資格ですが、試験区分や求められる知識・考え方には大きな違いがあります。

ここでは、両試験の難易度を比較したうえで、なぜITストラテジストのほうが難しいといわれるのか、その理由をわかりやすく解説します。

ITストラテジストのほうが難易度は高い

ITストラテジストのほうが、応用情報技術者試験より難易度は高いといえます。

応用情報技術者試験はIT全般の知識や応用力を問う試験ですが、ITストラテジストでは午後Ⅱの論文試験があり、実務経験を踏まえて課題分析や改善策を論理的にまとめる力も求められます。

そのため、知識だけでは対応しにくく、実務経験や論述力も必要になることから、ITストラテジストのほうが難易度は高い試験です。

応用情報は「広く浅く」|ITストラテジストは「高度区分」

応用情報技術者試験は、コンピュータの基礎知識、ネットワーク、データベース、セキュリティ、マネジメントなど幅広い分野から出題され、IT全般の知識をバランスよく身につけているかが問われます。

一方、ITストラテジストは高度試験区分に位置付けられており、経営戦略やIT戦略の立案、業務分析、投資判断などを前提とした内容が出題されます。

そのため、応用情報は広い知識を身につける試験、ITストラテジストは実務レベルの高度な判断力まで求められる試験です。

ITストラテジストのほうが難しい理由

ITストラテジストが応用情報処理技術者試験より難しいといわれるのは、試験区分が高度区分であることだけが理由ではありません。

ここでは、ITストラテジストの難易度が高いとされる主な理由を、具体的に解説します。

午後Ⅱの論文試験がある

ITストラテジストには午後Ⅱの論文試験があり、与えられたテーマに対して自分の実務経験を踏まえながら、課題、対応内容、成果を論理的な流れで記述する必要があります。

知識を選択肢から選ぶだけでは得点できず、設問で求められた内容に沿って文章を構成し、制限時間内に一定の文字数を書き上げる力が求められるため、午後Ⅱの論文試験が難易度を高める大きな要因です。

実務レベルの戦略視点が求められる

ITストラテジストでは、システムを設計・開発する立場だけでなく、経営目標を踏まえてIT投資の優先順位を判断し、業務改善や事業戦略につなげる視点が求められます。

試験でも、技術的な知識だけではなく、経営課題を整理し、目的に合った施策を選択できるかが評価されるため、実務レベルの戦略視点が必要となり、応用情報技術者試験より難易度が高くなります。

合格率だけでは比較できない

合格率だけを見て試験の難しさを判断することはできません。

応用情報技術者試験とITストラテジストでは受験者層や出題内容が異なるため、同じ合格率でも求められる知識や記述力は大きく異なります。

特にITストラテジストは、高度試験の受験者を対象に実務レベルの判断力や論文作成能力まで評価されるため、合格率だけで難易度を比較することは適切ではありません。

応用情報処理技術者試験との違いを簡単に比較

ITストラテジストと応用情報処理技術者試験は、どちらもITに関する知識を問う国家資格ですが、試験範囲や出題形式、想定されている受験者層は異なります。

ここでは、それぞれの違いを比較しながら、自分に合った試験を選ぶためのポイントをわかりやすく解説します。

試験範囲の違い

応用情報技術者試験は、コンピュータの基礎知識、ネットワーク、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど、IT全般の知識を幅広く学ぶ内容です。

一方、ITストラテジストは、経営戦略に基づくIT戦略の立案、システム化計画、業務分析、IT投資の評価など、企業経営とITを結び付ける内容が中心となります。

そのため、ITストラテジストのほうが試験範囲は経営視点を含む内容まで広がっています。

出題形式の違い

応用情報技術者試験は、午前試験と午後試験で構成され、午前は四肢択一式、午後は記述式で解答します。

一方、ITストラテジストは、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱで構成され、午後Ⅱでは論文試験が実施されます。

そのため、ITストラテジストは記述問題に加えて論理的な文章を作成する力まで求められる点が、応用情報技術者試験との大きな違いです。

対象者レベルの違い

応用情報技術者試験は、プログラマー、システムエンジニア、インフラエンジニアなど、実務で必要となる応用的なIT知識を身につけたい人を対象としています。

一方、ITストラテジストは、IT戦略の立案やシステム化計画を担当する立場を想定しており、プロジェクト責任者やIT企画担当者、管理職など実務経験を積んだ人を対象とした試験です。

そのため、ITストラテジストのほうが想定される受験者レベルは高く設定されています。

一般的な受験順

ITストラテジストと応用情報処理技術者試験のどちらを先に受験するか迷った場合は、一般的な受験順を知っておくことが参考になります。

ここでは、多くの受験者がどのような順番で資格取得を進めているのか、その理由とあわせて解説します。

応用情報から受験する人が多い

ITストラテジストを目指す人でも、最初に応用情報技術者試験を受験する人が多く見られます。

応用情報技術者試験では、ネットワーク、データベース、セキュリティ、プロジェクトマネジメントなど、高度試験の学習でも必要となる基礎知識を体系的に身につけられるためです。

そのため、応用情報技術者試験に合格してからITストラテジストへ進む受験順が一般的とされています。

まとめ

ITストラテジストと応用情報技術者試験は、どちらが優れているというものではなく、目指すキャリアによって選ぶべき資格が異なります。

IT全般の知識や実務に役立つ応用力を身につけたい場合は応用情報技術者試験、経営視点やIT戦略、企画・マネジメントまで活躍の幅を広げたい場合はITストラテジストが向いています。

もし迷った場合は、まず応用情報技術者試験で基礎を固め、その後にITストラテジストへ挑戦する流れもおすすめです。

現在の仕事内容や将来目指したい姿に合わせて、自分に合った資格を選び、一歩ずつ学習を進めていきましょう。

-IT・プログラミング関連の資格取得
-, ,