リーダーシップとマネジメントスキル

人材育成で押さえるべき8つのポイントとは?うまく進めるための考え方

はじめに

「人材育成を任されたけれど、何から始めればいいの?」
「研修やOJTを行っているのに、社員が思うように成長しない」と困っていませんか。

新人や若手社員を育てる立場になると、目標の決め方や教える内容、進み具合の確認方法が分からず、これまでと同じ指導を続けてよいのか迷うこともありますよね。

この記事では、人材育成で押さえておきたい8つのポイントと、育成をうまく進めるための考え方を紹介します。

人材育成で押さえるべき8つのポイント

人材育成を進める際は、研修を実施するだけでなく、育成の目的から実施後の振り返りまで一連の流れを決めておくことが重要です。

ここでは、人材育成を進めるうえで押さえておきたい8つのポイントを順番に説明します。

育成の目的と求める人材像を明確にする

人材育成を始める前に、何のために育成するのかを明確にしましょう。

たとえば「3年後にチームを任せられる人材を増やす」と目的を決め、必要な知識や担当業務、判断できる範囲まで具体化します。

求める人材像を明確にすることで、身につけてもらいたいスキルを整理しやすくなります。

現状のスキルと育成課題を把握する

求める人材像を決めたら、対象者が現在できることと不足していることを確認します。

担当業務ごとに「一人で対応できる」「上司の確認が必要」「未経験」などに分けると、現状を把握しやすくなります。

目指す状態との差を確認し、優先して育成する知識やスキルを決めましょう。

中長期の育成計画を立てる

育成課題が分かったら、半年後や1年後、3年後など、期間ごとに目指す状態を決めます。

たとえば、半年後には基本業務を一人で担当し、1年後には後輩の指導も任せられるように計画します。

時期ごとの目標を決めておくことで、成長を確認しながら無理なく育成を進められます。

対象者に合った育成方法を選ぶ

育成方法は、対象者に身につけてもらいたい知識やスキルに合わせて選びましょう。

業務の手順を覚える場合はOJT、基礎知識を学ぶ場合は集合研修やeラーニングなどが適しています。

本人の経験や習熟度も考慮し、実際の業務に生かせる方法を選ぶことが大切です。

具体的な目標を設定して進捗を確認する

育成目標は、「業務知識を身につける」といった曖昧な内容ではなく、期限と達成基準を明確にします。

たとえば「3か月後までに月次報告書を一人で作成できる」と設定すれば、実際の業務で達成状況を確認できます。

月1回など定期的に進捗を確認し、必要に応じて指導内容を調整しましょう。

育成担当者や上司の指導力を整える

育成担当者や上司によって教える内容が異なると、対象者が仕事の進め方に迷ってしまうことがあります。

業務の手順や評価基準、フィードバックの方法を事前に共有し、指導内容に差が出ないようにしましょう。

月1回など定期的に担当者同士で情報を共有すると、教え方のずれも修正しやすくなります。

本人が主体的に学べる環境をつくる

本人が自分で課題を見つけ、必要な知識やスキルを学べる環境を整えることも大切です。

たとえば、週1時間の学習時間を業務内に設けたり、興味や課題に合わせて研修や教材を選べるようにしたりします。

学ぶ内容や進め方を本人が考えられるようにすることで、自分から学習に取り組みやすくなります。

育成結果を振り返って計画を改善する

育成期間が終わったら、設定した目標に対して何が達成でき、何が不足していたのかを確認します。

たとえば、6か月間で5つの目標を設定していた場合は、それぞれの達成状況と未達となった理由を振り返ります。

結果に合わせて育成期間や指導内容、学習方法を見直し、次の育成計画に生かしましょう。

人材育成がうまくいかないときに確認するポイント

人材育成を続けても期待した成果が出ない場合は、育成の進め方に問題がないかを確認する必要があります。

ここでは、人材育成がうまくいかないときに確認したい4つのポイントを説明します。

育成の目的や目標が曖昧になっていないか

育成が進まない場合は、何のために育成するのか、いつまでに何ができればよいのかを確認しましょう。

「スキルを高める」ではなく、「3か月後までに月次報告書を一人で作成できる」など、期限と目標を具体的に決めます。

目指す状態が明確になれば、本人も何を身につければよいのか理解しやすくなります。

育成に必要な時間を確保できているか

日常業務が忙しく、指導や学習の時間が後回しになっていないか確認しましょう。

たとえば、毎週1時間を指導時間として予定に組み込み、通常業務とは別に確保します。

あらかじめ時間を決めておくことで、忙しい時期でも指導を続けやすくなります。

指導を担当者だけに任せていないか

一人の育成担当者に指導を任せきりにすると、担当者が忙しいときに育成が止まってしまうことがあります。

直属の上司も月1回は進捗を確認し、習得した内容やつまずいている点を共有しましょう。

複数人で育成状況を把握しておけば、担当者が対応できない場合も必要な指導を続けられます。

本人の課題や成長度に合った育成になっているか

育成開始時に決めた内容が、本人の成長に合わなくなることもあります。

月1回など定期的に習得状況を確認し、一人でできる業務と、まだ支援が必要な業務を整理しましょう。

すでに習得した内容は減らし、不足している部分に時間を使うことで、本人の成長に合わせた育成を進められます。

まとめ

人材育成をうまく進めるには、育成の目的と求める人材像を明確にし、本人の現状との違いから育成課題を決めることが大切です。

そのうえで、中長期の育成計画や具体的な目標を設定し、OJTや研修など本人に合った方法で育成を進めます。

また、上司や育成担当者が進捗を確認し、本人が自ら学べる時間や機会を確保することも欠かせません。

期待した成果が出ない場合は、目標や育成時間、指導体制、本人の成長度を確認し、必要に応じて計画や指導内容を見直しましょう。

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