目次
はじめに
「相手の話を聞いているつもりなのに、会話がうまく続かない」
「相談を受けても、どんな返し方をすればよいのか分からない」と感じていませんか。
職場で部下や同僚と話すとき、相手が話している途中で自分の意見を伝えてしまったり、質問が思い浮かばず会話が止まったりすると、コミュニケーションの取り方に迷うことがありますよね。
この記事では、傾聴力の意味やコミュニケーションに必要な理由、具体的な聴き方、日常や仕事の中で鍛える方法を紹介します。
コミュニケーション能力と傾聴力の関係は?
コミュニケーションでは、自分の考えを伝えるだけでなく、相手の話を正確に受け取ることも必要です。
ここでは、コミュニケーション能力を高めるうえで傾聴力が重要な理由を説明します。
コミュニケーション能力を高めるうえで傾聴力が重要な理由
傾聴力が重要なのは、相手の話を丁寧に聴くことで、伝えたいことや意図を理解しやすくなるためです。
相手の考えを理解できれば、認識のずれを減らし、状況に合った返答ができます。
自分の考えを伝えるだけでなく、相手の話にも耳を傾けることが、コミュニケーション能力の向上につながります。
傾聴力とは相手の話を理解するために聴く力
傾聴力とは、相手の言葉をただ聞くだけでなく、話の内容や意図を理解しようとしながら聴く力です。
ここでは、3つの「きく」の違いと、傾聴で意識したい基本姿勢を説明します。
「聞く」「聴く」「訊く」の違い
「聞く」は音や言葉が自然に耳に入ること、「聴く」は相手の話に意識を向けて理解しようとすることです。
一方、「訊く」は分からないことを質問して確認することを指します。
傾聴では「聴く」を基本としながら、必要に応じて質問することも大切です。
傾聴で意識したい基本姿勢
傾聴では、途中で意見を挟まず、相手の話を最後まで丁寧に聴くことが大切です。
自分の考えだけで判断せず、相手が何を伝えたいのかを意識しながら受け止めましょう。
分からないことがあれば質問し、お互いの認識にずれがないか確認することも重要です。
傾聴力を高める具体的な方法
傾聴力を高めるには、相手の話を聞くときの行動を一つずつ見直すことが大切です。
ここでは、傾聴力を高めるために実践したい4つの方法を説明します。
相手の話を最後まで遮らずに聴く
相手が話している間は、途中で自分の意見を挟まず、最後まで丁寧に耳を傾けましょう。
話を遮ってしまうと、相手が本当に伝えたいことを十分に理解できない場合があります。
まずは話を最後まで聴き、そのうえで自分の考えを伝えることが大切です。
相づちや表情で話を聴いていることを伝える
相手の話に合わせてうなずいたり、相づちを入れたりすることで、聴いている姿勢を伝えられます。
また、相手に顔を向け、話の内容に合った表情を示すことも大切です。
自然な反応を返すことで、相手も安心して話を続けやすくなります。
相手の話を要約して認識を確認する
相手の話を短くまとめ、自分の理解が合っているか確認することも大切です。
要約するときは、自分の解釈を加えず、相手が伝えた内容を整理して返します。
認識にずれがあればその場で確認できるため、誤解を防ぎやすくなります。
質問を使って相手の話を深掘りする
相手の話で分からないことがあれば、内容に沿って質問してみましょう。
自分が聞きたい方向へ話を変えるのではなく、相手の言葉をもとに尋ねることが大切です。
質問を通じて詳しく話してもらうことで、相手の考えや気持ちをより深く理解できます。
傾聴するときに避けたい行動
傾聴するときは、相手が話しやすい状態を保つことが大切です。
ここでは、傾聴するときに避けたい2つの行動を説明します。
話の途中で自分の意見や結論を挟む
相手が話している途中で自分の意見を挟むと、伝えたいことを最後まで話せなくなる場合があります。
自分の考えを伝えたくなっても、まずは相手の話に耳を傾けましょう。
話を最後まで聴いてから意見を伝えることで、お互いの考えを理解しやすくなります。
相手の話を否定したり評価したりする
相手の話をすぐに否定したり評価したりすると、自分の考えを話しにくくなる場合があります。
自分と異なる意見でも、まずは相手が何を伝えたいのかを理解しようとする姿勢が大切です。
すぐに判断せず、相手の考えを受け止めることで、安心して話せる雰囲気につながります。
日常の会話で傾聴力を鍛える方法
傾聴力は、特別な研修だけでなく、普段の会話でも鍛えられます。
ここでは、日常の会話で実践できる2つの方法を説明します。
一つの会話で相手の話を最後まで聴く
日常の会話では、相手が話し終えるまで丁寧に耳を傾けることを意識しましょう。
途中で自分の意見を挟まず、最後まで聴いてから返答することが大切です。
普段から意識して繰り返すことで、相手の話を最後まで聴く習慣が身につきます。
会話後に自分の聴き方を振り返る
会話が終わったら、相手の話を遮らずに最後まで聴けたか振り返ってみましょう。
うまくできなかったことがあれば、次の会話で意識したいことを一つ決めます。
少しずつ振り返りを重ねることで、自然と聴き方を改善していけます。
まとめ
傾聴力とは、相手の話に意識を向け、言葉の内容や意図を理解しながら聴く力です。
コミュニケーション能力を高めるには、話を最後まで遮らずに聴き、相づちや要約、質問を使って相手の考えを確認することが大切です。
また、途中で自分の意見を挟んだり、相手の発言をすぐに否定したりせず、まずは話を受け止める必要があります。
日常の会話で最後まで聴くことを意識し、会話後に自分の聴き方を振り返ることで、傾聴力を少しずつ鍛えていきましょう。