目次
はじめに
「マネージャーになったけれど、どんな心構えでメンバーと向き合えばいいの?」
「自分で成果を出すことと、チームを動かすことの違いがよく分からない」と戸惑っていませんか。
昇進して部下を持つようになると、仕事を任せる範囲や声のかけ方、問題が起きたときの対応など、これまでとは違う判断を求められる場面が増えてきます。
この記事では、マネージャーに求められる役割を確認したうえで、持っておきたい心構えや日々の仕事で意識したい考え方を順を追って説明していきます。
マネージャーに求められる役割とは?
マネージャーには、自分自身の業務をこなすだけでなく、チーム全体の目標達成に向けてメンバーを支える役割があります。
ここでは、チームで成果を出すことと、メンバーが力を発揮できる環境づくりという2つの観点から、マネージャーに求められる役割を解説します。
チーム全体で成果を出すことがマネージャーの基本的な役割
マネージャーの基本的な役割は、自分一人の成果だけでなく、チーム全体で目標を達成できるように支えることです。
目標から逆算してメンバーそれぞれの担当業務や期限を決め、週ごとなど定期的に進み具合を確認します。
予定より遅れている業務があれば、原因を確認しながら担当や優先順位を見直し、チームが目標に向かって無理なく進めるよう調整していきます。
メンバーが力を発揮できる環境を整えることが重要
マネージャーには、メンバー一人ひとりが仕事に取り組みやすい環境を整える役割もあります。
それぞれの経験や得意分野、現在の業務量を確認し、仕事や負担が一部のメンバーに偏らないように調整します。
また、困ったときに相談できる機会を設け、必要な情報やサポートを行うことで、それぞれが持っている力を発揮しやすくなります。
プレイヤーからマネージャーになるために変えるべき考え方
プレイヤーからマネージャーになると、自分が中心となって成果を出す働き方から、メンバーを通じてチーム全体の成果を高める働き方へ意識を切り替える必要があります。
ここでは、チームの成果を優先して考えることと、仕事を任せて見守る意識を持つことの2つに分けて、マネージャーとして変えていきたい考え方を解説します。
自分自身の成果だけでなくチームの成果を考える
マネージャーになったら、自分の仕事の件数や成果だけでなく、チーム全体で目標を達成できているかにも目を向けることが大切です。
メンバーそれぞれの担当業務や進み具合を確認し、遅れている仕事があれば、担当や優先順位を見直しながら調整していきます。
自分一人で多くの仕事を抱えるのではなく、チーム全体の状況を見ながら動くことで、目標達成につなげやすくなります。
仕事を任せて見守る意識を持つ
自分で対応したほうが早いと感じる仕事でも、メンバーに任せたあとは必要以上に手を出さず、見守ることも大切です。
仕事を任せるときは、期限や求める成果を伝え、途中で進み具合を確認するタイミングを決めておきます。
細かな進め方まで指示するのではなく、困っていることがあれば必要なサポートをすることで、メンバーも自分で考えながら仕事を進めやすくなります。
マネージャーに必要な心構え
マネージャーには、日々の業務を管理するだけでなく、チームの状況を見ながら適切な判断を重ねていく姿勢が求められます。
ここでは、マネージャーとして意識したい3つの心構えについて解説します。
目標達成とメンバーの成長を両方意識する
マネージャーは、チームの目標達成だけでなく、メンバーができる仕事を少しずつ増やしていくことも大切です。
仕事を割り振るときは、これまでの経験だけで決めるのではなく、少し難しい仕事を任せ、途中で進み具合を確認しながらサポートします。
目の前の成果だけでなく、できるようになったことや成長した部分にも目を向けることで、目標達成とメンバーの成長を一緒に進めやすくなります。
状況に応じて優先順位を判断する
複数の仕事が重なったときは、すべてを同時に進めようとせず、期限や目標への影響を確認して優先順位を決めます。
期限が近く、遅れるとチーム全体に影響する仕事から進め、優先度が低いものは期限や担当を調整しましょう。
途中で状況が変わった場合も、その都度優先順位を見直し、今どの仕事から対応するべきかを判断することが大切です。
問題や課題に責任を持って向き合う
チーム内で問題や課題が起きたときは、担当したメンバーだけに任せるのではなく、マネージャーも一緒に状況を確認することが大切です。
何が起きているのか、どの仕事に影響しているのかを整理し、必要な対応や担当者、期限を決めて進めます。
対応したあとも問題が解決したかを確認し、途中で終わらせず最後まで向き合うようにしましょう。
マネージャーが意識したいメンバーとの関わり方
マネージャーがチームを動かすためには、業務を割り振って指示を出すだけでなく、メンバーが納得して行動できる関わり方を意識することが大切です。
ここでは、目的や期待の共有と、状況に応じたサポートという2つの観点から、メンバーとの関わり方を解説します。
指示するだけでなく目的や期待を共有する
メンバーに仕事を任せるときは、「何をするのか」だけでなく、その仕事の目的や求める成果まで伝えることが大切です。
期限や完成の基準もあわせて共有しておくと、メンバーも何を目指して進めればよいのか判断しやすくなります。
細かな手順だけを指示するのではなく、目的や期待する結果を伝えることで、途中で判断が必要になったときも方向性を合わせやすくなります。
メンバーの状況を把握して適切にサポートする
マネージャーは、メンバーそれぞれの担当業務や期限、進み具合を確認し、無理なく仕事を進められているかを見ることも大切です。
予定より遅れていたり、一人に仕事が集中していたりする場合は、原因を確認しながら期限や担当を調整します。
すべての仕事に細かく関わるのではなく、必要なときにサポートすることで、メンバーが自分で考えて仕事を進めやすくなります。
マネージャーが日々意識すべき行動と考え方
マネージャーとして成長し続けるためには、日々の判断や対応をそのままにせず、振り返って次の行動に生かすことが大切です。
ここでは、日々の振り返りと周囲の意見を取り入れる姿勢について解説します。
判断や対応を振り返り改善につなげる
マネージャーは、自分が行った判断や対応を振り返り、次に生かしていくことも大切です。
実際の結果を確認しながら、うまくいった点と見直したほうがよい点を整理します。
改善点が見つかったときは、次に同じような状況になったらどう行動するかを決めておくことで、同じ失敗を繰り返しにくくなります。
周囲の意見を取り入れて視野を広げる
自分の考えだけで判断せず、メンバーや上司の意見にも耳を傾けることが大切です。
「どの対応を変えたほうがよいか」など、聞きたいことを具体的に伝えると、改善につながる意見をもらいやすくなります。
自分とは異なる意見もすぐに否定せず、その理由まで聞いて判断材料にすることで、さまざまな角度から考えられるようになります。
まとめ
マネージャーは、自分一人で成果を出すのではなく、メンバーと力を合わせながらチームの目標達成を目指す立場です。
そのためには、仕事を任せて見守りつつ、困っているときには必要なサポートをすることが大切です。
最初からすべてをうまくこなそうとせず、日々の判断やメンバーとの関わり方を振り返りながら、少しずつ自分なりのマネジメントを身につけていきましょう。