プロジェクトマネジメント

▶PM(プロジェクトマネージャー)とPL(プロジェクトリーダー)の違いを解説 

はじめに

「PMとPLは何が違うの?」
「プロジェクトを任されたけれど、自分はどこまで担当すればいいの?」と疑問に感じていませんか。

IT系のプロジェクトなどでPMやPLという言葉を目にしても、どちらもメンバーをまとめる立場に見えるため、役割や責任の違いが分かりにくいことがありますよね。

この記事では、PM(プロジェクトマネージャー)とPL(プロジェクトリーダー)の違いをはじめ、それぞれの役割や仕事内容、必要なスキルを整理します。

PM(プロジェクトマネージャー)とは?

PM(プロジェクトマネージャー)は、プロジェクトの目的を達成するために、計画から進行、完了まで全体を管理する役割です。

ここでは、PMがプロジェクト全体をどのように管理するのか、主な仕事内容と責任範囲を順に説明します。

PMはプロジェクトの目的達成に向けて全体を管理する

PMは、プロジェクトで決めた目的や納期を達成できるように、全体の進み具合を確認しながら管理する役割です。

計画と実際の進捗を見比べ、遅れや問題が見つかったときは、担当者や作業の順番、スケジュールなどを調整します。

目の前の作業だけでなく、プロジェクト全体の状況を見ながら、必要な判断をしていくことが大切です。

PMが担当する主な仕事内容と責任範囲

PMの主な仕事には、プロジェクトの計画作成をはじめ、スケジュールや予算の管理、人員配置、進捗確認、品質管理などがあります。

開始前に必要な作業や担当者、期限を決め、開始後は計画とのずれを確認しながら調整を進めます。

問題が起きたときには対応方法を考え、納期や予算、品質への影響をできるだけ抑えながら、プロジェクトを完了まで導きます。

PL(プロジェクトリーダー)とは?

PL(プロジェクトリーダー)は、プロジェクトの現場でメンバーをまとめ、担当する作業が計画に沿って進むようにチームを動かす役割です。

ここでは、PLがチームの進行や技術面をどのようにまとめるのか、主な仕事内容と責任範囲を順に説明します。

PLはチームの進行や技術面をまとめる

PLは、担当するチームの作業状況を確認し、決められた期限までに作業を終えられるよう進行を管理する役割です。

作業の遅れや技術的な問題が見つかったときは、対応方法を考え、メンバーに必要な指示を出します。

一人ひとりの作業状況を把握しながら、チーム全体が予定どおり進められるように調整していくことが大切です。

PLが担当する主な仕事内容と責任範囲

PLの主な仕事には、メンバーへの作業指示や進捗確認、技術面での判断、問題が起きたときの対応などがあります。

担当する作業の内容や期限をメンバーに伝え、進行中は予定と実際の進捗にずれがないかを確認します。

遅れや技術的な問題が発生した場合は対応方法を考え、必要に応じて作業内容や担当を調整しながら、チームの作業を進めていきます。

PMとPLの役割の違いを比較

PMとPLはどちらもプロジェクトを進める重要な役割ですが、管理する対象や責任を持つ範囲が異なります。

ここでは、管理対象や責任範囲、関わる相手や調整する範囲から、PMとPLの違いを比較して説明します。

管理対象はPMがプロジェクト全体・PLが担当チーム

PMは、プロジェクト全体のスケジュールや予算、人員、品質などを管理します。

一方、PLが管理するのは、主に自分が担当するチームの作業内容や進捗、メンバーの動きです。

PMが複数のチームや作業を含めて全体を見るのに対し、PLは担当チームの作業が計画どおり進んでいるかを確認します。

責任範囲はPMが全体成果・PLが現場推進

PMは、決められた納期や予算、品質を意識しながら、プロジェクト全体を完了まで導く責任を担います。

一方、PLは担当チームの作業を期限までに進められるよう、メンバーへの指示や進捗確認、問題が起きたときの対応を行います。

PMがプロジェクト全体の成果に責任を持つのに対し、PLは現場の作業を着実に進める役割を担う点が大きな違いです。

関わる相手や調整する範囲が異なる

PMは、プロジェクトに参加する各チームや担当者と連携しながら、全体のスケジュールや人員、作業内容などを調整します。

一方、PLは主に担当チームのメンバーと関わり、作業の割り振りや進捗、技術面での問題などを調整します。

このように、PMはプロジェクト全体、PLは担当チームを中心に動くため、関わる相手や調整する範囲にも違いがあります。

PMとPLは上下関係ではなく役割分担の違い

PMとPLは、単純に役職の上下で分けられるものではなく、プロジェクトを進めるうえで担当する役割が異なります。

ここでは、PMとPLの役割分担と、プロジェクト規模による違いを説明します。

PMが方向性や計画を管理しPLが現場を動かす

PMは、プロジェクトの目的や納期、予算、人員などを踏まえて全体の計画を立て、進み具合を確認しながら管理します。

一方、PLはPMが立てた計画に沿ってメンバーに作業を割り振り、担当チームの進捗や問題を確認します。

PMがプロジェクト全体の方向性を管理し、PLが現場で必要な指示や調整を行うことで、役割を分担しながらプロジェクトを進めていきます。

プロジェクト規模によってPMとPLの役割は変わる

PMとPLの担当範囲は、プロジェクトの規模やチームの数によって変わることがあります。

小規模なプロジェクトでは、1人がPMとPLを兼任し、全体の管理から現場の進行まで担当するケースもあります。

一方、複数のチームが関わるプロジェクトでは、PMが全体を管理し、それぞれのチームにPLを置いて役割を分けることもあります。

PMとPLの違いを理解するための判断ポイント

PMとPLの違いを判断するときは、役職名だけでなく、実際にどの範囲を担当しているのかを確認することが大切です。

ここでは、担当範囲からPMとPLを判断するポイントと、両者が連携する必要性について説明します。

全体管理を担当するならPM、現場推進を担当するならPL

プロジェクト全体の計画やスケジュール、予算、人員、品質などを管理する立場であれば、PMにあたります。

一方、担当チームのメンバーに作業を割り振り、進捗を確認したり技術面で判断したりしながら現場を進めるのがPLです。

役職名だけで判断するのではなく、プロジェクト全体と担当チームのどちらを中心に管理しているかを見ると、違いを整理しやすくなります。

両者が連携することでプロジェクトが円滑に進む

PMとPLは、計画や進捗、発生している問題などの情報を共有しながら、一緒にプロジェクトを進めていきます。

PLが現場の状況や問題をPMに伝え、PMはその情報をもとに全体のスケジュールや人員を調整します。

このように両者がこまめに情報を共有することで、現場の状況を全体の計画に反映しやすくなり、遅れや問題にも対応しながらプロジェクトを進められます。

まとめ

PMとPLはどちらもプロジェクトを支える重要な役割ですが、PMはプロジェクト全体を管理し、PLは担当チームの現場を動かすという違いがあります。

ただし、実際の担当範囲はプロジェクトの規模や組織によって異なり、1人が両方の役割を担うこともあります。

そのため、PMとPLの違いを考えるときは、役職名だけでなく「どの範囲を管理し、何に責任を持っているのか」に注目してみましょう。

それぞれの役割を理解し、必要な情報を共有しながら連携することで、プロジェクト全体をよりスムーズに進めやすくなります。

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