
目次
はじめに|画像の「出典」はなぜ必要?
プレゼン資料に画像を使うと、内容が直感的に伝わり、理解度も高まります。
一方で、画像の出典を記載しないまま使ってしまうと、著作権トラブルや信頼性の低下につながることがあります。
特に社内資料や社外向けプレゼンでは、「どこからの情報か」が明確であることが重要です。
この記事では、プレゼン初心者でも迷わない画像の出典の書き方を、具体例つきでやさしく解説します。
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プレゼン資料に画像を使うと、内容が直感的に伝わり、理解度も高まります。
一方で、画像の出典を記載しないまま使ってしまうと、著作権トラブルや信頼性の低下につながることがあります。
画像の出典とは?簡単にいうと
画像の出典とは、
「この画像はどこから取得したものか」を示す情報のことです。
一般的には、次のような情報を指します。
- サイト名・提供元
- 作者名(わかる場合)
- URL(省略可の場合もあり)
- ライセンス情報(必要な場合)
すべてを書く必要はなく、使用条件に応じて必要な範囲で記載します。
出典表記が必要になるケース
次のような場合は、出典表記がほぼ必須です。
- Webサイト・ブログから取得した画像
- フリー素材サイトの画像
- 企業サイト・公的機関の図表や写真
- SNS投稿の画像を引用する場合
逆に、以下は出典不要なケースです。
- 自分で撮影した写真
- 自分で作成した図・イラスト
- 社内で権利が明確な素材
「自作かどうか」が、ひとつの判断基準になります。
スライドで使える出典の基本的な書き方
プレゼン資料では、簡潔で読みやすい表記が好まれます。
基本形
出典:サイト名(URL)
例
出典:いらすとや
出典:厚生労働省「令和◯年◯◯調査」
URLは必須ではありませんが、社外向け・資料配布がある場合は入れておくと安心です。
フリー素材サイトを使う場合の注意点
フリー素材でも、「完全に自由」ではないことが多い点に注意が必要です。
よくある条件例
- 商用利用OK/NG
- クレジット表記必須
- 改変OK/NG
たとえば「クレジット表記不要」と書かれていても、
プレゼンでは出典を書いたほうが安全で丁寧です。
出典はスライドのどこに書く?
一般的には、次の位置が使われます。
- 画像の下(小さめ文字)
- スライドの右下・左下
- 最終ページに「参考・出典一覧」としてまとめる
スライド内に余白がない場合は、
最終ページにまとめて記載する方法でも問題ありません。
よくあるNG例
- 出典を書かずにそのまま使用する
- 「Googleから拾いました」と曖昧に書く
- 著作権者が明確なのに省略する
特に社外向けプレゼンでは、
情報の出どころが不明=信頼性が下がると見られやすい点に注意しましょう。
まとめ|迷ったら「書いておく」が正解
プレゼンで使う画像の出典は、
**「必要かどうか迷ったら、書いておく」**のが一番安全です。
- 難しい形式は不要
- 簡潔でOK
- 信頼性と安心感が高まる
ちょっとした一文を添えるだけで、
丁寧で信頼される資料になります。