目次
はじめに
「サーバントリーダーとして知られる有名人には、誰がいるの?」
「実際にどのような行動で周囲を支え、組織を動かしたの?」と気になっていませんか。
部下への指示や管理を中心としたリーダー像は想像できても、メンバーを支えることで成果につなげるリーダー像は、具体的な人物や行動を見ないとイメージしにくいですよね。
この記事では、サーバントリーダーの代表的な3人の事例を取り上げ、それぞれの行動や共通する特徴を順を追って説明していきます。
サーバントリーダーとして知られる有名人とは?

サーバントリーダーの考え方は、企業経営だけでなく、スポーツチームや組織づくりでも実践されています。
ここでは、サーバントリーダーの事例として原晋、ハワード・ビーハー、池田守男の3人を取り上げ、それぞれが人や組織をどのように支えたのかを紹介します。
原晋|選手の自主性を引き出してチームを支える
原晋氏は、青山学院大学陸上競技部で、選手が自ら目標を決める「目標管理ミーティング」を取り入れています。
選手はA4用紙1枚に個人目標をまとめ、5〜6人のグループで達成状況を確認します。
監督が一方的に指示するのではなく、選手同士で意見を交わすことで、自分で考えて行動できるチームづくりを進めています。
ハワード・ビーハー|人を大切にする組織文化を重視した
ハワード・ビーハー氏は、スターバックスの経営において、商品だけでなく従業員や顧客といった「人」を大切にしました。
従業員一人ひとりの目標や成長を支えることが、リーダーの大切な役割だと考えています。
また、人を尊重する価値観を社内で共有し、その考え方を実践する従業員を評価することで、組織文化として根づかせていきました。
池田守男|現場を支える逆ピラミッド型の組織づくりを進めた
池田守男氏は、資生堂の社長として、顧客と接する店頭を最上部に置く「逆ピラミッド型」の組織づくりを進めました。
店頭の担当者を支社が支え、支社を本社が支え、経営トップが組織全体を下から支えるという考え方です。
現場へ一方的に指示を出すのではなく、担当者が働きやすい環境を整えることを経営側の役割としました。
有名人の事例からわかるサーバントリーダーの特徴
サーバントリーダーとして知られる人の行動を見ると、メンバーを一方的に動かすのではなく、自ら考えて行動できるように支えていることがわかります。
ここでは、有名人の事例から見えるサーバントリーダーの3つの特徴を説明します。
メンバーの意見を聞いて自主性を尊重する
サーバントリーダーは、仕事の進め方や目標を一方的に決めず、メンバーの意見を聞きながら、本人が判断できる範囲を設けます。
すぐに答えを示すのではなく、本人の考えや理由を聞くことで、自分で判断する機会をつくります。
任せる範囲を明確にすることで、メンバーが指示を待たず、自分から行動できるように支えます。
指示するだけではなくメンバーの成長を支える
サーバントリーダーは、仕事の指示を出すだけでなく、メンバーができることを増やせるように支えます。
本人の目標に合わせて仕事を任せ、進み方や結果について話し合う機会を設けます。
リーダーがすべてを代わりに行うのではなく、本人が考えて実行し、振り返ることで、次の仕事に必要な力を身につけられるようにします。
自分が先頭に立つより組織が動きやすい環境をつくる
サーバントリーダーは、自分がすべてを判断するのではなく、メンバーが仕事を進めやすい環境を整えます。
担当する仕事や判断できる範囲を明確にし、業務を進めるうえで問題があれば解決を支援します。
リーダーに判断が集中しないようにすることで、メンバーが自分の役割に応じて行動し、チーム全体で仕事を進めやすくなります。
まとめ
サーバントリーダーは、強い指示でメンバーを動かすのではなく、一人ひとりが自分で考えて行動できるように支えるリーダーです。
原晋氏は選手が自ら目標を設定する仕組みを取り入れ、ハワード・ビーハー氏は従業員の成長を重視し、池田守男氏は現場を経営側が支える組織づくりを進めました。
3人の事例には、メンバーの自主性を尊重すること、成長を支えること、現場が動きやすい環境を整えることという共通点があります。
職場で実践する場合も、すべてを指示するのではなく、本人の考えを聞き、判断を任せる範囲を決め、仕事を妨げる問題を取り除くことから始めるとよいでしょう。