プロジェクトマネジメント

Webプロジェクトマネジメントとは?管理する項目と進め方を解説

はじめに

「Webプロジェクトマネジメントでは、具体的に何を管理すればいいの?」
「Webサイトの制作を任されたけれど、どの順番で進めればいいの?」と迷っていませんか。

デザインや原稿の作成、システム開発など複数の作業が同時に進むと、担当者や期限を決めていても、確認漏れや作業の遅れが発生しやすくなりますよね。

この記事では、Webプロジェクトマネジメントで管理する主な項目と、計画から公開までの進め方を整理します。

Webプロジェクトマネジメントとは?

Webプロジェクトマネジメントとは、WebサイトやWebサービスの制作・開発において、計画の作成から公開までの工程を管理することです。

ここでは、Webプロジェクトマネジメントの基本的な役割や特徴、Webディレクションとの違いを説明します。

Webプロジェクトを計画から公開まで管理すること

Webプロジェクトマネジメントでは、WebサイトやWebサービスの目的を決め、必要な作業を整理しながら公開までの計画を立てます。

制作・開発が始まった後は、担当者や期限を確認し、予定どおりに進んでいるかを管理します。

遅れや変更が発生した場合はスケジュールを調整し、決めた公開日までプロジェクト全体を進めます。

Webプロジェクトマネジメントならではの特徴

Webプロジェクトでは、デザインやシステム開発など、異なる業務を担当する複数のメンバーが関わります。

そのため、それぞれの進捗だけでなく、前の工程の遅れが次の工程にどのような影響を与えるかまで確認することが大切です。

制作途中でページ構成や機能が変わった場合も、作業量や公開日への影響を確認しながら進め方を調整します。

Webディレクションとの違い

Webプロジェクトマネジメントは、スケジュールや予算、担当者などを管理し、プロジェクト全体を計画から公開まで進める役割です。

一方、Webディレクションは、デザインやコンテンツ、開発など、制作現場の業務を指示・調整する役割を担います。

プロジェクト全体を管理するか、制作工程を中心に管理するかが主な違いです。

Webプロジェクトマネジメントで管理する主な項目

Webプロジェクトを予定どおりに進めるには、制作するページや機能だけでなく、担当者や期限、成果物の品質まで管理する必要があります。

ここでは、Webプロジェクトマネジメントで管理する6つの主な項目を説明します。

目的とスコープを明確にする

Webプロジェクトでは、最初にサイトやサービスを制作する目的と、対応する作業範囲を決めます。

制作するページや実装する機能を整理し、対応する内容と対応しない内容を分けておくことが大切です。

途中で作業が増えないよう、着手前に対象範囲を関係者で共有しておきます。

WBSでタスクと担当者を整理する

WBSでは、プロジェクトの完了までに必要な作業をタスクごとに分け、それぞれの担当者を決めます。

誰がどの作業を担当するのかを明確にすることで、プロジェクトを進めやすくなります。

必要なタスクを事前に洗い出しておけば、作業の抜け漏れも防ぎやすくなります。

スケジュールと進捗を管理する

各タスクには開始日と期限を設定し、いつまでに作業を終えるのかを明確にします。

制作が始まった後は、予定と実際の進み具合を比べながら、遅れている作業がないか確認します。

遅れがある場合は公開日への影響を確認し、必要に応じてスケジュールを調整します。

品質と成果物を確認する

完成した成果物は、事前に決めた仕様や要件を満たしているか確認します。

ページや機能に必要な内容が反映されているかをチェックし、不備があれば修正します。

修正後も該当箇所を確認し、決めた内容どおりに仕上がっているか確かめます。

課題とリスクを管理する

プロジェクト中に発生した課題は、担当者や対応期限を決め、解決するまで状況を確認します。

今後起こる可能性があるリスクについても、影響や対応方法をあらかじめ整理しておくことが大切です。

課題やリスクを継続して管理することで、対応の遅れや見落としを防ぎやすくなります。

関係者とのコミュニケーションを管理する

制作会社や社内担当者とは、確認事項や決定事項を共有し、誰が何を担当するのかを明確にします。

打ち合わせなどで決まった内容は記録し、関係する担当者が確認できるようにしておきます。

途中で変更があった場合も早めに共有し、関係者の認識をそろえながら進めることが大切です。

Webプロジェクトマネジメントの進め方

Webプロジェクトは、企画から公開までの工程ごとに決める内容や管理する項目が変わります。

ここでは、企画・提案から公開後の振り返りと成果確認まで、Webプロジェクトマネジメントの進め方を5つの段階に分けて説明します。

企画・提案で目的とゴールを決める

企画・提案では、WebサイトやWebサービスを制作する目的と、プロジェクトのゴールを決めます。

目的をもとに必要なページや機能を整理し、完成時にどのような状態を目指すのかを関係者で共有します。

最初に目的とゴールを決めておくことで、以降の工程でも判断の基準がぶれにくくなります。

計画段階で作業範囲・体制・スケジュールを決める

計画段階では、プロジェクトで対応する作業範囲を整理し、それぞれの担当者を決めます。

必要な作業ごとに開始日と期限を設定し、公開日までのスケジュールを作成します。

誰が何をいつまでに進めるのかを明確にしておくことで、その後の進行も管理しやすくなります。

制作・開発ではタスクと進捗を管理する

制作・開発が始まったら、各タスクの担当者や期限、進み具合を確認しながら管理します。

予定より遅れている作業があれば、ほかの工程や公開日への影響も確認することが大切です。

遅れが発生した場合は、残っている作業を整理し、公開日に間に合うようスケジュールを調整します。

確認・修正を行い公開へ進める

制作・開発が完了したら、ページや機能が事前に決めた仕様や要件どおりになっているか確認します。

不備があれば担当者へ修正を依頼し、修正後に該当箇所を改めてチェックします。

必要な修正が終わり、問題なく利用できる状態になったことを確認してから公開へ進めます。

公開後に振り返りと成果確認を行う

公開後は、計画と実際の進行を振り返り、遅れや修正が発生した工程を確認します。

あわせて、企画・提案で設定したゴールに対して、どの程度成果が出ているかも確認します。

振り返った内容を整理しておくと、次回のWebプロジェクトの進め方を改善する際にも役立ちます。

Webプロジェクトを円滑に進めるポイント

Webプロジェクトでは、制作途中の仕様変更や作業の遅れによって、当初のスケジュールどおりに進まないことがあります。

ここでは、Webプロジェクトを円滑に進めるために押さえておきたい4つのポイントを説明します。

最初にゴールと完成条件を共有する

プロジェクトを始める前に、最終的に目指すゴールと、何を満たせば完成とするのかを関係者で共有します。

完成条件が曖昧だと、担当者によって必要な作業や完成の判断が異なる場合があります。

最初に判断基準をそろえておくことで、制作途中での認識のずれを防ぎやすくなります。

変更が発生したらスコープと納期への影響を確認する

制作途中で仕様や要件が変わった場合は、追加や修正が必要になる作業を確認します。

そのうえで、当初のスコープに含まれるのか、新たな作業として対応するのかを判断します。

追加作業が必要であれば、必要な日数を確認し、公開日に影響がないかも確認しましょう。

課題や遅延を早めに共有する

作業上の課題や遅れが分かったら、できるだけ早めに関係する担当者へ共有します。

その際は、何が起きているのか、どの作業が遅れているのかを具体的に伝えることが大切です。

後続の作業への影響を抑えるためにも、早い段階で対応方法を決めておきましょう。

誰が何をいつまでに行うか明確にする

各作業には担当者と期限を設定し、誰が何をいつまでに行うのかを明確にします。

担当者や期限が決まっていないと、必要な作業が進まないまま残ってしまうことがあります。

作業内容・担当者・期限をセットで管理し、それぞれが自分の役割を把握できるようにしましょう。

まとめ

Webプロジェクトマネジメントでは、WebサイトやWebサービスの公開に向けて、目的やスコープ、タスク、担当者、スケジュール、品質、課題などを管理します。

企画・提案で目的とゴールを決め、計画、制作・開発、確認・修正、公開後の振り返りまで、工程ごとに必要な作業を進めることが重要です。

また、仕様変更や遅延が発生した場合は、スコープや公開日への影響を確認し、関係者へ早めに共有する必要があります。

誰が何をいつまでに行うのかを明確にし、進捗や変更内容を確認しながら公開まで管理しましょう。

-プロジェクトマネジメント
-