リーダーシップとマネジメントスキル

初心者も安心!無料eラーニング講座の選び方と活用法を詳しく解説

目次

概要と押さえるべき選び方の基準

無料のオンライン講座は、気軽に始められる点や費用がかからないこと、自分の都合に合わせて学習できる柔軟性など、多くのメリットがあります。たとえば、「仕事の合間にスマホで学べる」「お金をかけずに新しい分野の入門知識だけが欲しい」といったニーズには最適です。一方で、講座によっては内容が限定的になりがちだったり、質問サポートや添削などが有料コースほど手厚くない場合があります。このため、有料講座との違いをあらかじめ理解して選択することが重要です。

無料講座を選ぶときは、まず「今の自分に何が必要か」を整理しましょう。導入や基礎習得が目的なら、まずは短時間で学べる無料オンライン講座や、幅広い分野を網羅したMOOC(大規模公開オンライン講座)を活用して全体像をつかむのがおすすめです。その後、理解を深めたり実践したい場合や、資格取得・キャリアアップを目指す場合には、有料の演習やサポート付き講座も視野に入れると、より効果的な学びにつながります。

次は、手軽に取り組める入門向けの無料オンライン講座についてご紹介します。

おすすめ無料オンライン講座(入門/短時間)

SmileWay 無料オンライン講座(2時間)

SmileWayが提供する無料オンライン講座は、プロジェクトマネジメントの全体像を2時間で把握できる入門向けの内容です。専門用語が多くなりがちな分野ですが、この講座ではわかりやすい解説を重視し、講義だけでなくグループワークや質疑応答、参加者同士の交流も取り入れています。

たとえば、「進捗管理」や「リスク対応」も実際に例を挙げて説明するため、難しさを感じにくいつくりです。短時間で基礎をつかみたい初学者や、チーム全体で共通理解を図りたい方に特に向いています。事前知識がなくても気軽に参加できることから、プロジェクトマネジメントへの第一歩として利用しやすいのが魅力です。

i-think掲載「無料で学べるPM講座3選」まとめ記事

i-thinkに掲載されている「無料で学べるPM講座3選」は、複数の無料オンライン講座を比較した記事です。それぞれの講座の特徴や、どのレベルまで学べるのかが整理されています。有料講座との違いもわかりやすく紹介されているため、「何を基準に講座を選べば良いか分からない」と悩んでいる方にぴったりです。

記事の利用方法として、まず自分の学習目的や現在の課題を明確にしましょう。そのうえで、紹介されている講座の中から、自分に合ったものを選ぶことで効率良く学習をスタートできます。たとえば「ざっくり全体像を知りたい」場合や「具体的なタスク管理のやり方を知りたい」場合など、目的ごとにおすすめの無料講座が選べます。

次の章に記載するタイトル:企業向け・チーム導入に役立つ無料体験セミナー

企業向け・チーム導入に役立つ無料体験セミナー

企業向けに無料体験セミナーを提供しているサービスもあります。たとえば、JPSビジネスカレッジの「実践型PM研修 無料体験セミナー」は、約1.5時間という短い時間でプロジェクトマネジメント(PM)の基礎や導入メリットを実感できる内容となっています。

JPSビジネスカレッジの無料体験セミナーの特徴

このセミナーでは、実際のプロジェクト現場をイメージしやすい形式で進行します。導入挨拶から始まり、なぜ今PMが重要なのか、企業現場でよくあるプロジェクト失敗の要因、JPSビジネスカレッジ独自のメソッドの特色についても分かりやすく説明します。3ステージ制のロールプレイや事例解説が含まれており、抽象的な理論だけでなく、現場ならではの課題や実感までカバーされているのが特長です。

対象となる方

この無料体験セミナーは、主に法人のお客様向けとなっています。PM研修の導入を検討しているご担当者さまや、複数人のチームを率いる管理者層の方に特に向いています。短時間で研修の雰囲気や効果を確認できるため、導入前の比較検討に最適です。

学習形式とメリット

セミナーはオンラインで定期的に開催されており、忙しい方でも気軽に参加できます。座学だけでなく、実務に近い体験ができることも大きなメリットです。導入挨拶から体験型のワークまで一連の流れを短時間で体感できるため、実際の研修がどのようなものかを把握しやすいです。

次の章に記載するタイトル:MOOCで無料受講:修了証まで無償の日本最大級プラットフォーム

MOOCで無料受講:修了証まで無償の日本最大級プラットフォーム

JMOOC(日本最大のオンライン大学講座)とは?

MOOC(大規模公開オンライン講座)は、インターネットを使い、誰もが無償または低コストで大学レベルの講義を受講できるサービスです。その中でもJMOOCは、日本最大級のプラットフォームとして多くの方に利用されています。JMOOCは、原則すべての講座が「修了証取得まで無料」で受講できる点が大きな特徴です(一部、選択できるオプションは有料となる場合があります)。パソコンやスマートフォンがあれば、場所を選ばず自分のペースで学習できます。

講座の探し方と受講の流れ

JMOOCでは、検索機能を使って自分が学びたい分野やキーワード(例:プロジェクト管理、リーダーシップなど)で講座を探せます。多くの講座は、大学や公的機関が企画・提供しているため、内容も信頼性が高く、初心者向けの基礎から実践的な応用まで体系的に学習できるように設計されています。

受講手順は簡単です:
1. JMOOCに無料登録する
2. 希望する講座を検索し、エントリー
3. 講義動画を視聴し、必要に応じて小テストや課題に取り組む
4. すべて修了すると「修了証」を取得

この修了証により、自分の学習記録や成果を客観的に示すことができます。

無料MOOC活用の具体的なメリット

JMOOCのメリットは、無料かつ大学水準の内容を、時間や場所に縛られず自分のペースで学べる点にあります。働きながらスキルアップしたい方、学び直しを考えている方、新しい知識を得たい社会人にとって、自学自習の第一歩として最適です。また、大学や企業に在籍されていない方でも受講できるため、どなたでも平等に学びのチャンスを得られます。

次の章に記載するタイトル:非営利団体(NPO/NGO、自治体連携)向けの無料eラーニング

非営利団体(NPO/NGO・自治体連携)向けの無料eラーニング

非営利団体やNGO、または自治体と連携する組織が、プロジェクトマネジメント(PM)の基礎を無料で学べるeラーニング講座が増えています。中でも、日本PMO協会(NPMO)が提供する非営利団体向けPM研修は注目に値します。

日本PMO協会(NPMO)の特長と内容

NPMOが運営する無料eラーニングは、非営利やボランティア活動に特化した内容になっています。特に嬉しい点は、Microsoft Excelで作成された無償PMツールをセットで提供し、それを用いながら実践的に学べる仕組みです。たとえば、助成金事業の進行管理や、地域プロジェクトの予算・日程管理といった“現場ですぐ使える”ノウハウを得られます。ツールの使い方は講義内で段階的に説明されているので、Excelの基本操作が分かる方なら無理なく取り組めます。

対象となる組織・団体

この講座は、NPO・NGOの職員や、ボランティアリーダー、または自治体と連携して社会課題の解決を進める団体等におすすめです。予算や人材が限られた中で、より効率的にプロジェクトを進めたい場合や、助成金の運用・報告をしっかり管理したい場合にも役立ちます。

付随情報

NPMOは一般~法人向けの研修やセミナー、資格発行(有料含む)も手がけていますが、非営利団体向け講座については、条件を満たせば無料でeラーニングやツールを利用できます。

次の章では、「無料情報のまとめ記事・比較記事の活用」についてご案内します。

無料情報のまとめ記事・比較記事の活用

まとめ記事・比較記事とは?

インターネット上には、さまざまな無料・有料の研修やオンライン講座をまとめて紹介する記事が多数存在します。こういったまとめ記事や比較特集は、これから学び始めたい方や、どのサービスを選ぶか迷っている方にとって、非常に役立つ情報源です。

具体的な活用例

代表的なまとめ記事としては、SheLikesやSHARESの特集ページなどが挙げられます。たとえばSmileWayが提供する2時間無料のオンライン講座についても、入門者向けのおすすめとしてこれら記事で紹介されています。

また、PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)資格対策講座や、アジャイル開発・デザイン思考といった幅広い研修もまとめて比較しています。無料講座だけでなく、将来的に有料の体系的な研修プログラムや、資格取得を目指す際のステップアップ候補の情報も掲載されています。NECなどが展開する本格的なカリキュラムに進むかどうかを検討する際にも参考になります。

比較記事のポイント

Buzzkuriなどのサービス比較記事では、PM(プロジェクトマネジメント)研修に関して、集合研修/オンライン講座/eラーニングといった形式の違いや特徴を一覧で把握できます。また、資格発行の有無や、学べる内容の幅広さも一目で分かる工夫があります。富士通などの大手企業研修については、必要な受講時間やおおよその料金なども明示されていることが多いです(多くは有料サービスが中心となります)。

どのように利用するか

まずはSmileWayなどの無料オリエンテーションや体験講座から試し、自分に合う学習方法を比較記事で探しましょう。そのうえで、「より体系的に学びたい」「資格取得を目指したい」と感じた場合、NECや富士通などの有料研修や、資格対応講座へステップアップする判断材料としてまとめ記事・比較記事を活用してください。

次の章に記載するタイトル:「無料ではないが関連するeラーニングの周辺情報(参考)」

無料ではないが関連するeラーニングの周辺情報(参考)

無料のオンライン講座やeラーニングを活用してスキルアップを図った後、さらに実務的な知識や専門認定の取得を目指す場合、有料のeラーニングコースを検討するのも一つの選択肢です。ここでは、代表的な有料eラーニングサービスや学べる分野についてご案内します。

継続教育やPDU取得のための有料eラーニング

PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)の継続認定や各種専門資格の取得更新では、学習活動の証明としてPDU(プロフェッショナル・ディベロップメント・ユニット)が求められます。こうした要件を満たせるeラーニングとしては、「CrossKnowledge」や「Udemy Business」「グロービス学び放題」「Biz CAMPUS Online」など、実践的なコースを豊富に用意しているサービスが代表例です。これらは有料ですが、体系的かつ深掘り学習向けの設計が特徴です。

学べる領域の広がり

これら有料eラーニングでは、プロジェクトマネジメントの基礎から発展事項までカバーでき、特に以下のような分野に強みがあります。
- スコープ管理、リスク管理、品質管理
- コミュニケーションやリーダーシップ、交渉力
- チームの心理的安全性の構築と維持
- 問題解決や意思決定の実践スキル
例えば、CrossKnowledgeでは、グローバル企業のマネージャー育成を目的としたプログラムや動画教材があり、実際のビジネス課題を疑似体験しながら学ぶ設計になっています。Udemyでは必須知識に加え、現役講師による業務ノウハウも共有されています。

有料ですが、無料講座で基礎を身につけた後、ステップアップや業務スキルの深化、資格維持が必要な場合には大変有益です。特典やキャンペーンにより一部無償体験ができる時期もありますので、タイミングを見てチェックすると良いでしょう。

次は「目的別の無料学習ルート設計(実践ガイド)」についてご紹介します。

目的別の無料学習ルート設計(実践ガイド)

はじめてプロジェクトマネジメント(PM)を学ぶ個人向けルート

  1. 2時間で全体像をつかむ
    まずは、SmileWayの無料オンライン講座を活用しましょう。こちらは動画で大まかなPMの流れや、よく使われる言葉について初心者にも分かりやすく解説しています。短時間なので、気軽にPMの雰囲気をつかむ最初の一歩におすすめです。

  2. 基礎を体系的に学ぶ
    次は、JMOOC(日本最大級のオンライン講座プラットフォーム)でプロジェクトマネジメント関連の講座を選び、修了証の取得を目指します。修了証がもらえるため、学習成果をポートフォリオや履歴書に記録でき、自分の成長も実感できます。

  3. 実務の空気感を知る
    さらに、JPS(日本プロジェクトマネジメント協会)などが開催する企業向けの無料体験セミナーに参加してみましょう。実際の現場課題や、失敗しがちなポイント、プロジェクトを進めるコツなど具体的な話を聞けるのが魅力です。


NPO・地域プロジェクトの担当者向けルート

  1. NPO向けeラーニングで基礎固め
    まずは、日本PMO協会が提供するNPO向けのeラーニングを選びましょう。プロジェクト運営に役立つ無料のExcelツールや、その使い方まで分かりやすく解説しています。特に小規模プロジェクトに慣れていない場合に効果的です。

  2. 概論や関連知識を補う
    JMOOCのマネジメント系、プロジェクト関連科目を合わせて学ぶのもおすすめです。PM全般の流れや基礎用語など、NPOの現場でも活かせる知識を幅広くカバーできます。


法人の教育担当・PMO向けルート

  1. 実践型の無料体験で評価
    JPSが提供する1.5時間の無料体験を利用し、自社ニーズへの適合度や教材内容を評価しましょう。この段階で全体像と自社の課題を確認できます。

  2. 社内初学者向けに短時間の無料導入
    新たに学ぶ社員には、SmileWayなど短時間の無料コンテンツがおすすめです。用語や考え方の基礎レベルをそろえ、同じ土台から学び始められます。

  3. 有料プログラムへの橋渡し
    基礎が固まった後は、NECなど大手が展開する体系研修やPMP資格対策、アジャイルやデザイン思考プログラムへ進むと効果的です。


次の章に記載するタイトル:無料講座を選ぶ際のチェックリスト

無料講座を選ぶ際のチェックリスト

無料のオンライン講座は多種多様にありますが、選ぶ際にはいくつか重要なポイントを確認すると安心です。ここでは、失敗しないためのチェックリストをご紹介します。

1. 到達レベルと学習範囲の明確化

講座がどのようなレベルに対応しているかを確認しましょう。たとえば「導入」や「基礎」はまったくの初心者におすすめですが、「実務演習」や「資格連携」はある程度知識がある方向けです。自分が伸ばしたい分野や目指すスキルアップ像に合っているかを事前に調べておくと良いでしょう。

2. 受講形式の確認

オンデマンド型(いつでも自分のペースで動画などを見る形式)か、ライブ型(決まった日時に参加してリアルタイムで学ぶ講座)かも選択のポイントです。例えば、「仕事の合間に少しずつ進めたい」方はオンデマンド型、「その場で質問したい」方はライブ型が適しています。また、体験セミナーやワークショップのように、実際に手を動かしながら勉強できるものもあります。

3. 学習サポート体制

質問できる仕組みや、受講生同士で情報交換できるコミュニティの有無、学習用の資料ダウンロードやツールの提供など、サポート内容もチェックしましょう。サポートがしっかりしていると、挫折しにくくなります。

4. 修了証や履歴の発行

一部の無料講座では、受講を終えると修了証がもらえる場合もあります。たとえばJMOOCでは、条件を満たせば修了証が無料発行され、学びの証明に役立ちます。履歴として残しておきたい方はこの点も注目しましょう。

5. 次のステップへの接続

無料講座が終了したあとの進路イメージも大切です。例えば「今後有料で応用コースへ進みたい」「資格取得につなげたい」「PDU(プロジェクトマネジメントの学習単位)へ連携したい」など、自分の成長にどのようにつながるか考えましょう。

これらのポイントを押さえて、自分に合った無料講座を選んでください。

次は「よくある疑問への短答」について解説します。

よくある疑問への短答

完全無料でPMP対策はできる?

多くの方が「PMP試験対策をすべて無料で済ませたい」と考えられます。しかし、無料のオンライン講座で基本的な知識や概要を学ぶことは可能ですが、PMP本試験の受験要件である35時間の公式研修プログラムや、本格的な模擬試験、個別の学習サポート(伴走)の多くは有料です。そのため、無料講座はあくまでも「導入・基礎固め」に適しているとご理解ください。本格的な受験準備を進める場合は、有料部分の活用も視野に入れるのが現実的です。

無料でも修了証はもらえる?

「学習を無料で進めた場合でも、修了証が手に入るか?」という点は多くの方が気になるポイントです。日本最大級の無料講座プラットフォームであるJMOOCでは、ほとんどの講座で最終テストや課題を修了すれば、追加費用なしで修了証をダウンロードできます(※オプションサービスを除く)。この修了証は、職務経歴書や学習実績の提示時にも利用できるので、転職活動などでも活用されています。

実務にすぐ使えるテンプレートはある?

「学んだ内容を、どのように業務に役立てるか」が大切です。日本PMO協会がNPO向けに運営している無料eラーニングコースでは、実務で使いやすいExcel形式のプロジェクト管理テンプレートが配布されています。また、これらのテンプレートの具体的な使い方も講義動画で分かりやすく解説されているので、初めての方でも安心して活用できます。

次の章に記載するタイトル:主要リソース(無料中心)

主要リソース(無料中心)

無料で利用できる主要なリソースをご紹介します。これらは学びの出発点としても、比較検討する際の軸としても役立つ内容です。幅広い利用シーンに対応しており、ご自身の目的や組織の状況に合わせて活用できます。

i-think「無料で学ぶPM講座3選」

i-thinkが提供する「無料で学ぶPM講座3選」では、無料と有料講座の違いをまとめているほか、複数の講座を比較するのに適した情報を掲載しています。各講座の特徴や受講対象を分かりやすく整理しているため、初めて学ぶ方から比較ポイントを知りたい方にもおすすめです。

SmileWay 2時間無料オンライン講座

SmileWayの2時間無料オンライン講座は、PM(プロジェクトマネジメント)の全体像を短時間で掴みたい方に最適です。初学者だけでなく、社内研修やチーム導入の「お試し」としても活用しやすい内容になっています。講師や他の受講者と交流できる要素も特徴です。

JPS「実践型PM研修 無料体験セミナー」

JPSが開催する実践型PM研修 無料体験セミナーは、1時間半のプログラムで実践的な手法のエッセンスを体感できます。法人やチームとしての受講も推奨されており、研修導入を検討中の企業にとって参考になります。

JMOOC(日本最大級MOOCプラットフォーム)

JMOOCは、大学などが提供するオンライン講座を修了証付きで無料受講できるプラットフォームです。内容の体系性や網羅性が高く、分野ごとに順序立てて学びたい方や計画的な知識習得を目指す方に特に適しています。

日本PMO協会 NPO向けeラーニング

日本PMO協会がNPOや非営利セクター向けに提供するeラーニングも注目リソースの一つです。現場ですぐ活用できるツールの無償提供や、実践直結のコンテンツが整っています。社会貢献活動や地域づくりに従事する方には特に有用です。

これらのリソースをうまく組み合わせ、ご自身に合った学びのルートを設計してみてください。

-リーダーシップとマネジメントスキル