はじめに この章の目的 プロジェクトには、遅延・手戻り・コミュニケーション不足など、日々の小さなつまずきが積み重なります。道具を使って事実を見える化し、原因を整理し、打ち手を選ぶと、無理なく改善できます。本記事は、日本の品質管理で磨かれてきた「QC七つ道具」と「新QC七つ道具」を、プロジェクトマネジメントにそのまま持ち込める形で紹介します。 なぜ今、QCの道具なのか QCの道具は、現場で誰でも使えるように作られています。難しい統計や専門用語を極力使わず、紙とペン、スプレッドシート、オンラインホワイトボード ...