リーダーシップとマネジメントスキル

2024年度春季大会と記念講演会で彩る学会最新情報完全ガイド

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本記事では、プロジェクトマネジメント学会の2024年度における主な活動やイベント、最新情報についてまとめてご紹介します。多くの方に関心を持っていただけるよう、専門用語はできるだけ平易な表現に言い換えながら、各種大会や記念講演会、受賞・表彰、さらには他団体との連携や地域イベントの開催状況など、多彩なトピックを分かりやすく解説していきます。

次の章では、2024年度春季大会の開催概要と研究発表についてご紹介します。

1. 2024年度春季大会の開催概要と研究発表

2024年3月7日から8日にかけて、東洋大学 白山キャンパスを会場に「プロジェクトマネジメント学会 2024年度春季大会」が開かれました。このイベントは、全国の大学や企業、研究機関に所属する多くの研究者や実務者が一堂に会し、プロジェクトマネジメント分野に関する最新の研究や事例の発表が行われるものです。

本大会では、さまざまな分野のプロジェクトに関連した発表が目立ちました。たとえば、IT分野の発表として、東京上野キャンパスの三宅由美子教授から「ITプロジェクトに関するシェアド・リーダーシップ(共同リーダーシップ)の一考察」が紹介されました。この発表では、IT分野において複数人がリーダーシップを分担することで、どのようにプロジェクトが円滑に進むかについて、具体例も交えながら議論されました。専門用語である「シェアド・リーダーシップ」とは、一人のリーダーではなく、チームメンバー皆が役割分担しながらリーダーシップをとる考え方を指します。

また、他にも企業の現場での取り組みや、大学生による実践的な研究事例も数多く発表されました。実務と学術の双方の視点から意見が交わされ、参加者の間で活発な質疑応答やディスカッションが行われた点も印象的です。

次の章では、25周年記念講演会と祝賀会の開催についてご紹介します。

2. 25周年記念講演会・祝賀会の開催

2024年はプロジェクトマネジメント学会にとって特別な一年でした。学会設立から25年という大きな節目を記念して、「25周年記念講演会・祝賀会」が東京都千代田区の有楽町よみうりホールと日比谷松本楼で盛大に開催されました。

記念講演会について

講演会は6月27日午後1時15分から4時30分まで、有楽町よみうりホールで行われました。参加費は会員・非会員を問わず無料とし、多くの方に気軽にご参加いただけるよう配慮しました。会場では、過去25年間の学会の歩みや達成した実績が紹介されました。さらに、分野をリードする著名な専門家による講演があり、今後のプロジェクトマネジメント分野の展望や課題について、分かりやすく解説されました。こうした内容により、業界関係者だけでなく、一般の参加者も多くの学びや発見があったと好評をいただきました。

記念祝賀会について

講演会終了後、午後5時30分からは日比谷松本楼で記念祝賀会が開催されました。祝賀会の参加費は3,000円でしたが、美しい会場と和やかな雰囲気の中で、日ごろはなかなか会えない会員同士が直接顔を合わせ交流できる貴重な時間となりました。立食形式で、参加者同士が自由に話せるよう工夫がなされており、旧知の仲間との再会や新たなネットワークづくりが盛んに行われました。また、活動への感謝や今後への期待を込めた挨拶が飛び交い、参加者全員が節目の年を実感するひとときとなりました。

次の章では、2024年に開催・発表された受賞・表彰トピックスについてご紹介します。

3. 2024年の受賞・表彰トピックス

2024年には、プロジェクトマネジメント分野において目覚ましい活動を行った個人や団体への表彰が行われました。中でも注目されたのは、三井情報株式会社が「PM実施賞審査委員会特別賞」を受賞したことです。この賞は、同社が設立した「PMファイトクラブ」という独自のプロジェクトマネジメント教育プログラムと、メンバーに「熱意」や「誇り」を持たせる育成・支援活動が高く評価された結果です。

「PMファイトクラブ」は、従来型の座学だけでなく、実戦に近いシミュレーションや仲間同士のディスカッションを通じて、実務能力を高めることを目指しています。メンバーが主体的にプロジェクト運営に携わりながらスキルを磨くことで、会社全体のプロジェクト成功率向上につながった取り組みとして、業界内でも新しい人材育成モデルとして注目されています。

このような賞の受賞は、他の企業や団体にも良い刺激となり、プロジェクトマネジメント分野全体の水準向上に寄与しています。今後も、こうした先進的な活動やユニークな取り組みにスポットライトが当たることで、さらなる発展が期待されています。

次の章では、他学会・他イベントとの連携・協賛について紹介します。

4. 他学会・他イベントとの連携・協賛

プロジェクトマネジメント学会は、2024年も積極的に他学会や関連イベントとの連携・協賛活動を続けています。特に、経営情報学会が主催する2024年全国研究発表大会(11月16日~17日開催)において、協賛学会として名を連ねました。この大会では、プロジェクトマネジメントの観点から多様な研究や意見交換が行われる場となり、会員は他分野の専門家と直接交流する機会を得ています。

このような協賛は、分野の壁を越えたアイデアや知見の共有を促し、学会員にとって新しい視点を得る貴重な場となっています。経営情報学会との連携を通じて、経営や情報システム分野との接点が深まることにより、プロジェクトマネジメントの実践にも役立つ情報や人脈が広がります。

また、協賛学会として名前を連ねることは、学会が社会や他分野からの信頼を獲得するうえでも重要な意義があります。今後もさまざまなイベントや学会との協力関係を築き、プロジェクトマネジメントの発展と交流の輪を広げていく予定です。

次の章では、地域セミナー・関連イベントの開催についてご紹介します。

6. その他

本章では、これまでご紹介した内容以外の取り組みや話題についてまとめます。2024年度は、会員同士の交流を促進するため、オンラインフォーラムの設置や情報共有ツールの活用も進められました。これにより、会員が場所や時間にとらわれず意見交換や質問を行えるようになっています。また、年次会報の発行やウェブサイトの情報刷新も実施され、外部への発信力強化が図られています。さらに、会員からの要望を反映させるアンケート調査も積極的に取り入れ、今後の運営やイベントに役立てていく予定です。

次の章に記載するタイトル:まとめ

6. その他

2025年度の春季大会についても、2025年3月13日・14日に東洋大学 白山キャンパスでの開催が、2024年の段階ですでに告知されています。早い段階から予定を公開することで、より多くの参加者がスケジュール調整しやすくなります。最新の情報や参加申し込みについては、引き続き公式ウェブサイト(spm.or.jp)で随時案内が出ていますので、関心のある方は定期的なチェックをおすすめいたします。

このように、2024年のプロジェクトマネジメント学会は春季大会や25周年記念行事、各種表彰・協賛イベント、地域セミナーなど多様な取り組みを積極的に展開しました。これにより、プロジェクトマネジメント分野の最先端の研究成果や実践事例が共有され、新たな人材育成や、社会とのつながり拡大にも大きく寄与した一年となりました。学会の活動を通じて、今後もプロジェクトマネジメントの更なる発展が期待されます。

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