プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントのやり方を5ステップで解説|目標設定から進捗管理まで

はじめに

「プロジェクトマネジメントって、結局どこから始めればいいの?」と迷ったことはありませんか。

目標は決めたのに、そのあと何をすればいいのか分からなかったり、気づけばスケジュールが遅れてしまったり。進め方が見えないまま動くと、途中で迷う場面は意外と多いものです。

そこでこの記事では、目標設定から計画、進捗確認までを5つのステップに分けて、順番に整理していきます。読みながら「次にやること」が自然に見えてくるように、やさしく解説していきます。

プロジェクトマネジメントのやり方|5ステップ

プロジェクトマネジメントは流れをあいまいにしたまま進めると、作業の抜け漏れや納期遅れが発生しやすくなります。

実務では、最初にゴールを数値で決め、その内容を具体的な作業単位に分解し、誰がいつまでに何をやるかを明確にしたうえで、定期的に進捗を確認しながらズレを修正していく必要があります。

ここでは、この一連の流れを5つのステップに分けて整理します。

目標設定→タスク分解→担当・期限設定→進捗確認→軌道修正の順で進める

目標設定→タスク分解→担当・期限設定→進捗確認→軌道修正の順で進める

まずは、「3か月で売上を20%伸ばす」「1か月以内に新機能をリリースする」といったように、ゴールを期限と数字で決めます。

次に、その目標を小さな作業に分けて、どの順番で進めるかを整理します。あわせて、それぞれの作業に担当者と期限を設定しておくと、動きやすくなります。

進めながらは、週1回を目安に進み具合を確認し、予定とのズレがないかを見ていきます。もし遅れや違和感が出てきたら、優先順位や担当、期限を見直して調整していきましょう。

①プロジェクトの目標と範囲を決める

プロジェクトを開始する時点で、完了と判断する期限と成果物の内容を具体的な数値や条件で決めておかないと、作業途中で「どこまでやれば終わりなのか」が曖昧になり、追加作業や手戻りが発生します。

そのため最初の段階で、納期と成果物を明確にし、対応する作業と対象外とする作業を線引きしておく必要があります。

ここでは、その決め方を順番に整理します。

いつまでに何を終わらせるかを決める

完了日を「2024年6月30日18時まで」のように日付と時刻で決め、その時点で提出・公開・納品する成果物を「全10ページの資料を完成させて提出する」「機能Aと機能Bを実装してリリースする」のように具体的な内容と数量で定義します。

期限と成果物を数値で固定することで、作業が終わったかどうかをその時点で判断できる状態にします。

やること・やらないことを最初に分ける

対象となる作業を洗い出したうえで、「対応する項目」と「対応しない項目」をそれぞれリスト化し、対応する項目は10件なら10件すべてを明記し、対応しない項目も同じ単位で明確に切り分けます。

最初に線引きを固定することで、途中で追加依頼が出ても、その内容がリスト外であれば対応しないと判断でき、作業範囲が増えて納期がずれる状態を防げます。

②やることをタスクに分解する

目標と範囲を決めただけでは、そのままでは手を動かせる状態にならないため、実際に作業できる粒度まで内容を分解する必要があります。

作業を大きいまま残しておくと、進捗の遅れや抜け漏れに気づきにくくなるため、1つひとつの作業を具体的な行動単位まで落とし込み、あわせて前後関係を整理して実行順を決めていきます。

ここでは、その進め方を順番に整理します。

大きな作業を細かい単位まで分ける

1つの作業を最長でも8時間以内で完了できる単位まで分割し、「資料作成」であれば「構成を30分で作る」「スライド1枚を20分で作る」のように、作業時間と完了条件が明確な粒度にします。

作業を細かく区切ることで、どこまで進んでいるかを時間単位で把握でき、途中で止まっている箇所を特定できる状態にします。

タスクごとに必要な順番を整理する

分解した各タスクについて、「開始する前に完了している必要があるタスク」を1つずつ紐づけて並べ替え、前工程が終わっていないタスクには開始日を設定しない状態にします。

順番を固定することで、どのタスクが止まると後続が何日遅れるかを日数単位で把握でき、実行順に沿って迷わず着手できる状態にします。

③担当者と期限を決めて進める

タスクを分解して順番まで整理しても、「誰がやるのか」「いつまでに終わらせるのか」が決まっていない状態では作業は進みません。

担当が曖昧だと確認や指示が止まり、期限がないと優先順位が下がって着手が遅れるため、各タスクごとに責任者と具体的な日付を明確にして進める必要があります。

ここでは、その決め方を順番に整理します。

タスクごとに担当者を1人ずつ決める

すべてのタスクに対して担当者を必ず1名だけ割り当て、氏名を明記したうえで他のメンバーはサポートに回る扱いにします。

担当者を1人に固定することで、進捗が遅れた場合に誰に確認すべきかを即座に判断でき、対応までの時間を短縮できます。

開始日・締切日を設定する

各タスクに対して開始日と締切日を「2024年6月10日9時開始、6月12日18時締切」のように日付と時刻で設定し、作業可能な日数と時間を事前に固定します。

開始と終了を数値で決めることで、着手の遅れや作業超過が何時間発生しているかをその場で把握でき、遅延の有無を明確に判断できます。

④進捗を確認しながら遅れを修正する

担当者と期限を決めて進め始めても、そのまま放置すると遅れや抜け漏れに気づけず、納期直前で修正が間に合わなくなります。

実務では、一定の間隔で進捗を数値や完了状況で確認し、予定との差分が出た時点で原因を特定し、作業の優先順位や割り当て、期限をその都度見直して調整する必要があります。

ここでは、その具体的な進め方を順番に整理します。

週1回は進捗を確認する

毎週1回、同じ曜日の同じ時刻に30分間の進捗確認を設定し、全タスクについて「予定の完了日」と「実際の進捗」を照合して、何日遅れているかを数値で記録します。

週単位で差分を把握することで、遅れが累積する前に検知でき、その場で対応が必要かを判断できます。

遅れている原因を確認して優先順位を変える

遅れているタスクについて、予定の作業時間と実際にかかった時間を時間単位で比較し、何時間不足しているかを数値で特定します。

そのうえで、同時進行している他タスクのうち緊急度が低いものを後ろにずらし、遅延しているタスクを最優先に並べ替えます。

原因を数値で把握したうえで順番を入れ替えることで、限られた作業時間を遅延解消に集中させる状態にします。

目標・担当者・期限を見直して軌道修正する

遅延が発生した場合は、残り日数と未完了タスク数を基準に「1日あたりに処理する件数」を再計算し、その数値に合わせて目標の完了範囲を削減または分割します。

同時に、担当者の1日あたりの作業可能時間を時間単位で見直し、他メンバーへタスクを再割り当てし、すべてのタスクに新しい締切日時を設定します。

数値をもとに目標・担当者・期限を再設定することで、現実的に完了できる進行状態に修正します。

まとめ

プロジェクトマネジメントは、思いつきで進めるのではなく、順番を決めて進めることが安定した成果につながります。

最初にゴールを「数字」と「期限」で決め、その目標を小さな作業に分けていきます。そして、担当と期限を決めて動き出し、進めながら定期的に状況を確認していきます。

もしズレが出てきた場合は、無理に進めるのではなく、優先順位や期限を見直して整えていくことが大切です。この流れを意識するだけでも、作業の抜け漏れや納期遅れを防ぎ、最後まで落ち着いて進めやすくなります。

-プロジェクトマネジメント
-,