目次
はじめに
「PMPを取得したいけれど、受験料が高いと聞いて不安になっている」
「試験を受けるだけでどのくらいのお金が必要なのか知りたい」
「受験料以外にも講習費や教材費がかかると聞いたけれど、総額ではいくらになるのだろうか」
このような疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
PMPは世界的に認知されているプロジェクトマネジメント資格ですが、ほかの資格と比べても受験料が高めに設定されているため、受験を検討している段階で費用面が気になる方は少なくありません。
そこで本記事では、なぜPMP受験料が高いと言われるのかをわかりやすく整理しながら、試験費用の内訳や実際に準備しておきたい総額の目安について順を追って解説していきます。
PMP受験料は高い?
PMPの受験料は、国家資格や一般的なIT系資格と比較すると高い部類に入ります。
ただし、実際に必要となる費用は試験の受験料だけではありません。PMI会費や受験資格を満たすための35時間講習、教材費なども含めて考える必要があります。
まずはPMP受験にかかる費用の全体像を把握するために、受験料の位置付けと関連費用について確認していきましょう。
PMP受験料は資格の中でも高め
PMP受験料は、資格試験の中でも比較的高い部類に入ります。
PMI会員は425ドル、非会員は675ドルで、1ドル150円前後で換算すると約6万4,000円〜10万円程度です。
数千円〜3万円程度で受験できる資格と比べると負担は大きく、特に非会員の場合は10万円前後になることもあるため、「受験料が高い資格」と感じる人も少なくありません。
受験料だけでなく関連費用もかかる
PMPは、受験料だけを準備すれば受験できる資格ではありません。
受験資格として35時間の講習受講が必要なため、講習費として数万円〜十数万円程度かかることがあります。また、問題集や模擬試験などの教材を購入する場合は、別途費用が発生します。
そのため、受験料の約6万4,000円〜10万円だけでなく、講習費や教材費も含めて予算を考えておくことが大切です。
PMP受験で実際にかかる費用
PMPを受験する際は、試験の受験料だけを準備すればよいわけではありません。
受験資格を満たすための35時間研修やPMI会員費、学習に使用する教材や模擬試験など、複数の費用が発生します。
予算不足で受験計画が遅れないよう、ここではPMP取得までに実際にかかる主な費用を順番に確認していきましょう。
PMP試験の受験料
PMP試験の受験料は、PMI会員が425ドル、非会員が675ドルです。
1ドル150円前後で換算すると、会員は約6万4,000円、非会員は約10万円程度になります。受験料は米ドル建てのため、実際の支払額は申込時の為替レートによって変動します。
円安の時期は負担が大きくなり、円高の時期は比較的安く受験できます。
PMI会員費
PMI会員になる場合は、年会費159ドルと新規入会時の登録料10ドルが必要です。
合計169ドルとなり、1ドル150円前後で換算すると約2万5,000円になります。
ただし、PMP受験料は会員価格の方が250ドル安く設定されているため、受験前に入会した方が総額を抑えられるケースも少なくありません。
PMP受験を予定している場合は、会員費も含めて費用を考えておくと安心です。
35時間研修の費用
PMPを受験するには、事前に35時間の研修を修了している必要があります。
費用は講座によって異なりますが、オンライン講座なら1万〜5万円程度、通学型や企業研修型では10万円以上かかることもあります。
35時間の受講実績は受験資格の要件となるため、研修を受けていない場合は受験申込みができません。
受験料とは別に必要な費用として、あらかじめ予算に含めておくと安心です。
教材費・模擬試験費用
PMP試験対策として教材や模擬試験を利用する場合は、別途費用がかかります。
参考書は1冊3,000円〜6,000円程度、問題集は3,000円〜8,000円程度が一般的です。
また、オンライン模擬試験や問題演習サービスを利用する場合は、5,000円〜2万円程度かかることもあります。
PMP試験は180問を解く試験のため、出題傾向に慣れる目的で教材や模擬試験を活用する人も多く、こうした費用もあらかじめ見込んでおくと安心です。
PMP受験料が高いと言われる理由
PMPの受験料について調べると、「高い」「費用負担が大きい」といった声を見かけることがあります。
なぜPMP受験料が高いと言われるのか、その主な理由を順番に見ていきましょう。
ドル建て料金で円安の影響を受けやすい
PMPの受験料は日本円ではなく米ドルで設定されています。
そのため、日本円で支払う金額は申込み時の為替レートによって変動します。
例えば、PMI会員の受験料425ドルでも、1ドル110円なら約4万7,000円、1ドル150円なら約6万4,000円になります。
円安が進むほど支払額は増えるため、日本国内の資格試験と比べて費用が高く感じられることもあります。
受験料以外にも研修費が必要
PMPは、受験料を支払うだけで受験できる資格ではありません。
受験資格として35時間の研修受講が必要なため、別途研修費を準備する必要があります。
費用は講座によって異なりますが、オンライン講座なら1万〜5万円程度、通学型や企業研修型では10万円以上かかることもあります。
そのため、受験料だけを見ると数万円程度でも、実際には研修費が加わり、取得までの総額が大きくなりやすいことが「高い」と言われる理由の一つです。
総額で見ると負担が大きくなりやすい
PMPは受験料だけでなく、PMI会員費や35時間研修費、教材費なども必要になるため、総額で費用を考えることが大切です。
受験方法や学習スタイルによって差はありますが、取得までに10万円台後半から30万円以上かかることもあります。
受験料だけを見ると数万円程度ですが、関連費用まで含めると負担は小さくありません。
そのため、PMPは資格の中でも費用が高いと感じられやすい資格といえます。
PMPは総額でどれくらい見ればいい?
PMPの受験を検討する際は、受験料だけではなく研修費や教材費も含めた総額で予算を考えることが大切です。
ここでは、できるだけ費用を抑えて受験する場合と、一般的な受験者に多い費用の目安を紹介します。
最低限で受験する場合の目安
最低限の費用でPMPを受験する場合でも、PMI会員費約2万5,000円、受験料約6万4,000円、オンライン研修費1万〜3万円程度を見込む必要があります。
合計すると、10万〜12万円程度が一つの目安です。
教材を最小限に抑え、比較的安価なオンライン研修を利用した場合でも、受験までに10万円前後の予算を準備しておくと安心でしょう。
一般的にかかる費用感の目安
一般的な受験者の場合、PMI会員費約2万5,000円、受験料約6万4,000円、35時間研修費3万〜10万円程度、教材費や模擬試験費1万〜3万円程度がかかります。
これらを合計すると、PMP取得までの費用はおおむね15万〜25万円程度が目安です。
研修や教材を活用しながら学習を進める場合は、受験料だけでなく関連費用も含めて、20万円前後を想定しておくと安心でしょう。
それでもPMPを受験する人が多い理由
PMPは受験料や関連費用を含めると決して安い資格ではありません。
ここでは、PMPが多くの実務担当者やプロジェクトマネージャーから選ばれている主な理由について見ていきましょう。
プロジェクト管理資格として知名度が高い
PMPは、世界中で広く認知されているプロジェクトマネジメント資格です。
プロジェクト管理の知識と経験を証明できる資格として知られており、求人票や昇進要件で歓迎されることもあります。
プロジェクトマネージャーやPMOを目指す人にとって知名度が高く、受験料が比較的高額でも取得を目指す人が多い資格といえるでしょう。
会社負担・補助対象になるケースが多い
PMPは業務に直結する資格として扱われることが多く、企業によっては受験料や研修費を補助する制度を設けています。
受験前に申請することで、費用の一部または全額を会社が負担してくれるケースもあります。
そのため、受験料や研修費が高額でも自己負担を抑えられ、挑戦しやすい資格として選ばれている面もあります。
実務で評価されやすい資格だから
PMPは、試験に合格するだけでなく、プロジェクト経験や35時間研修の受講実績が受験要件になっています。
そのため、資格保有者は知識だけでなく、実務経験も備えた人材として評価されやすい傾向があります。
プロジェクトマネージャーやPMOの業務との関連性も高いため、受験費用がかかっても取得を目指す人が多い資格です。
まとめ
PMPは世界的に認知度の高いプロジェクトマネジメント資格ですが、受験料は比較的高めです。
さらに、35時間研修の受講費用やPMI会員費、教材費なども必要になるため、取得までの総額で考えることが大切です。
費用の目安としては、できるだけ抑えて受験する場合でも10万円前後、一般的には15万〜25万円程度を見込んでおくと安心でしょう。
ただし、PMPは実務で評価されやすく、企業によっては受験料や研修費の補助制度を利用できる場合もあります。
費用だけを見ると負担は小さくありませんが、キャリアアップやスキル証明につながる資格として、多くの人が取得を目指しています。
これからPMP受験を検討している方は、受験料だけで判断するのではなく、必要な総額を確認したうえで、自分に合った研修や学習方法を選んでみてください。
無理のない計画を立てて準備を進めることで、安心して受験に臨めるでしょう。