プロジェクトマネジメント

▶合意形成とは?ビジネスでの進め方や言い換え・例文を解説 

はじめに

「合意形成って、具体的に何をすればいいの?」
「会議で意見が分かれたとき、どうやって話をまとめればいいの?」と迷っていませんか。

仕事で新しい方針や進め方を決める場面では、自分の案を説明しても反対意見が出たり、参加者それぞれが違う考えを持っていたりして、どこまで話し合えば合意したといえるのか判断しにくいですよね。

この記事では、合意形成の意味やビジネスでの具体的な進め方、似た意味を持つ言い換え表現、実際に使える例文を紹介します。

合意形成とは?

ビジネスにおける合意形成とは、会議やプロジェクトなどで関係者の意見や条件を整理し、納得できる状態を作ることです。

ここでは、合意形成の基本的な意味と、同意・決定との違いを説明します。

合意形成とは

合意形成とは、関係者それぞれの意見や条件を確認し、全員が「この内容で進める」と納得できる状態を作ることです。

単に多数決で決めるのではなく、意見が異なる部分を調整しながら認識をそろえていきます。

決定した内容や理由を共有できていれば、その後の行動にも移りやすくなります。

合意形成と同意・決定の違い

同意は相手の意見や提案に賛成すること、決定は複数の選択肢から最終的な方針を決めることです。

一方、合意形成は、関係者の意見や条件を確認しながら調整し、最終的な方針を納得して受け入れられる状態にするまでの過程を指します。

ビジネスで合意形成が必要になる場面

ビジネスでは、一人だけで判断できず、複数の関係者と方針や進め方を決める場面で合意形成が必要になります。

ここでは、複数人で方針や判断を決める場面と、関係者の意見や立場を調整する場面について説明します。

複数人で方針や判断を決めるときに必要になる

複数人で方針や判断を決めるときは、それぞれの意見を確認し、どの内容で進めるのか認識をそろえる必要があります。

一部の人だけで話を進めると、あとから反対意見や認識のずれが生じることもあります。

そのため、決定前に賛否や懸念点を確認し、全員が内容を理解したうえで進めることが大切です。

関係者の意見や立場を調整するときに活用される

関係者の意見や立場が異なるときは、それぞれが重視していることを確認し、意見が一致する部分と異なる部分を整理します。

そのうえで、譲れる条件と譲れない条件を確認しながら、双方が受け入れられる内容へ調整していきます。

最後にどの内容で進めるのかを全員で確認し、認識をそろえることが大切です。

合意形成を進める基本的な流れ

合意形成を進めるときは、最初に目的やゴールを共有し、関係者が目指す方向をそろえることが必要です。

ここでは、合意形成を進める基本的な流れを順に説明します。

目的やゴールを共有して認識を合わせる

合意形成を始める前に、何について話し合い、最終的に何を決めるのかを関係者全員で確認します。

目的やゴールの捉え方が異なると話し合いがずれやすいため、最初に決める項目まで明確にしておくことが大切です。

関係者の意見を整理して論点を明確にする

目的やゴールを共有したら、それぞれの意見を確認し、一致している点と異なる点を整理します。

意見が分かれている部分を明確にすることで、どの項目について調整や判断が必要なのかを共有しやすくなります。

懸念点を調整して納得できる案を作る

論点が明確になったら、それぞれの案に対する懸念点や受け入れにくい条件を確認します。

そのうえで、変更できる部分とできない部分を整理しながら、関係者が納得できる内容へ調整していきます。

決定内容を共有して実行につなげる

合意した内容が決まったら、何を実行するのか、誰が担当するのか、いつまでに対応するのかを共有します。

担当者と期限まで明確にしておくことで、実行するときの認識のずれを防ぎ、次の行動へつなげやすくなります。

合意形成を進めるときのポイント

合意形成を進めるときは、話し合いを始める前に目的や判断基準を明確にし、何を基準に結論を出すのかを関係者で共有することが大切です。

ここでは、合意形成を進めるときに意識したいポイントを説明します。

判断基準や目的を最初に明確にする

話し合いを始める前に、何を決めるのかという目的と、どのような条件で判断するのかを関係者で確認します。

目的や基準が曖昧だと意見がまとまりにくいため、判断する項目や優先順位をそろえてから話し合うことが大切です。

反対意見の理由を確認して調整する

反対意見が出たときは、賛否だけで判断せず、どの部分に懸念があるのかを確認します。

変更できる条件とできない条件を整理して内容を調整し、懸念点が解消されたかを改めて確認しましょう。

全員一致ではなく納得できる合意を目指す

合意形成では、全員の意見を完全に一致させる必要はありません。

意見が異なっていても、決定した内容や理由を理解し、「この内容で進める」と受け入れられる状態を目指します。

最後に残っている懸念点を確認し、決定内容に沿って行動できるかを確かめることが大切です。

合意形成で起こりやすい問題と注意点

合意形成では、話し合いを進めていても、目的や優先順位が共有されていないと意見がまとまりにくくなります。

ここでは、合意形成で起こりやすい問題と注意点について説明します。

目的や優先順位が共有されていない

話し合いの目的や優先順位が共有されていないと、それぞれ異なる基準で意見を出すため、結論がまとまりにくくなります。

最初に何を決めるのか、どの条件を優先するのかを確認し、意見が分かれたときも共通の基準に戻って判断することが大切です。

関係者の意見を十分に確認できていない

一部の関係者だけで話を進めると、決定後に新たな懸念点が出てくることがあります。

結論を出す前にそれぞれの賛否を確認し、反対意見がある場合は理由や条件まで聞いたうえで調整しましょう。

決定後の認識合わせが不足している

決定後の確認が不足すると、関係者によって決定事項の捉え方が異なることがあります。

話し合いの最後に、決まった内容や担当者、期限を共有し、誰が何をいつまでに行うのかを全員で確認しておくことが大切です。

合意形成のビジネスでの例文と言い換え表現

「合意形成」は、会議やプロジェクトなどで関係者の意見をまとめる場面で使われる表現です。

ここでは、「合意形成」を使ったビジネスでの例文と、言い換え表現を紹介します。

「合意形成」を使ったビジネス例文

「合意形成」は、関係者の意見を確認しながら方針をまとめる場面で使います。

「新しいプロジェクトの進め方について、関係部署との合意形成を進めます」「会議では、予算とスケジュールについて合意形成を図ります」のように、誰と何について調整するのかを含めると伝わりやすくなります。

「合意形成」の言い換え表現

「合意形成」は、場面に応じて「認識を合わせる」「意見をまとめる」「意見を調整する」などに言い換えられます。

理解をそろえるなら「認識を合わせる」、複数の意見を整理するなら「意見をまとめる」、条件をすり合わせるなら「意見を調整する」と使い分けると自然です。

まとめ

合意形成では、全員の意見を一致させるのではなく、関係者が納得して進められる状態を作ることが大切です。

まずは目的や判断基準を共有し、意見が分かれたときは理由や懸念点を確認しながら調整しましょう。

最後に決定内容や担当者、期限まで共有しておくと、その後の行動にもつなげやすくなります。

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