目次
はじめに
「PMBOKって、そもそも何をまとめたものなの?」
「知識エリアやプロセス、ISO21500との違いがよく分からない」と感じていませんか。
プロジェクト管理について学び始めると、PMBOKという言葉だけでなく、知識エリアやプロセスなど複数の用語が出てくるため、それぞれの関係を整理できず迷ってしまうことがありますよね。
この記事では、PMBOKの基本的な意味から、知識エリアとプロセスの関係、ISO21500との違いまで順を追って説明していきます。
PMBOKとは?
PMBOKは、プロジェクトを進めるうえで必要となる管理の考え方や知識を整理したガイドです。
ここでは、PMBOKの基本的な位置づけと、活用することで身につくプロジェクト管理の視点について説明します。
PMBOK
PMBOKは、プロジェクト管理に必要な知識や考え方を体系的にまとめたガイドです。
プロジェクトの開始から終了まで、何を確認し、どのような視点で管理するのかが整理されているため、経験だけに頼らず共通の考え方に沿ってプロジェクト管理を学べます。
PMBOKを活用すると
PMBOKを活用すると、スケジュールやコスト、品質、リスクなどを幅広く確認しながら、プロジェクト全体を見る視点を身につけられます。
それぞれの項目がどのように影響するかを考えることで、全体の状況を把握しながら管理しやすくなります。
PMBOKで整理される「知識エリア」と「プロセス」とは
PMBOKでは、プロジェクト管理に必要な内容を「知識エリア」と「プロセス」という視点から整理します。
ここでは、知識エリアとプロセスそれぞれの意味を確認し、2つがどのように関係しているのかを順に説明します。
知識エリアとは
知識エリアとは、プロジェクトで「何を管理するのか」を分野ごとに整理したものです。
PMBOK第6版では、統合、スコープ、スケジュール、コスト、品質、資源、コミュニケーション、リスク、調達、ステークホルダーの10の知識エリアに分けられており、必要な管理項目を整理して確認できます。
プロセスとは
プロセスとは、プロジェクトの開始から終了までに行う管理活動を整理したものです。
PMBOK第6版では49のプロセスがあり、立ち上げ、計画、実行、監視・コントロール、終結の5つのプロセス群に分けることで、各段階で必要な管理活動を確認できます。
知識エリアとプロセスの関係を理解するポイント
知識エリアが「何を管理するか」を示すのに対し、プロセスは「どの段階でどのように管理するか」を示します。
PMBOK第6版では、49のプロセスが10の知識エリアと5つのプロセス群に整理されているため、両方をあわせて見るとプロジェクト管理の全体像をつかみやすくなります。
PMBOKの知識エリアとは?
PMBOKの知識エリアは、プロジェクトを管理するときに確認すべき内容を領域ごとに整理したものです。
ここでは、主な管理領域と、知識エリアをプロジェクト全体の整理に活用する考え方について説明します。
統合・スコープ・スケジュール・コストなど主要な管理領域
PMBOK第6版では、プロジェクト管理に必要な内容を、統合、スコープ、スケジュール、コスト、品質、資源、コミュニケーション、リスク、調達、ステークホルダーの10の知識エリアに整理しています。
それぞれ管理する対象が異なるため、領域ごとに確認することで、プロジェクトで何を管理すべきか整理しやすくなります。
知識エリアはプロジェクト全体を整理するための視点として使われる
知識エリアは、プロジェクトで管理すべき内容を分野ごとに整理するために使われます。
たとえば、作業範囲はスコープ、期限はスケジュール、予算はコストとして確認することで、特定の項目に偏らず、プロジェクト全体の状況を把握しやすくなります。
PMBOKのプロセスとは?プロジェクト管理の流れを理解する
PMBOKのプロセスは、プロジェクトをどのような流れで進め、管理するのかを整理したものです。
ここでは、プロジェクト管理の基本的な流れと、プロセスを使って進行状況を管理する考え方について説明します。
立ち上げ・計画・実行・監視コントロール・終結の流れ
PMBOK第6版では、プロジェクト管理のプロセスを、立ち上げ、計画、実行、監視・コントロール、終結の5つに整理しています。
目的や関係者を確認して計画を立て、作業を進めながら進行状況を確認・調整し、最後に成果物や完了状況を確認してプロジェクトを終結します。
プロセスによってプロジェクトの進行状況を管理する
プロセスに沿って管理することで、プロジェクトが計画どおり進んでいるかを段階ごとに確認できます。
スケジュールやコストなどに計画との差があれば、原因を確認して必要な調整を行いながら、プロジェクトを進めていきます。
PMBOKとISO21500の違いとは?
PMBOKとISO21500は、どちらもプロジェクトマネジメントに関係しますが、目的や位置づけには違いがあります。
ここでは、それぞれの基本的な位置づけを確認し、利用される場面や考え方の違いについて説明します。
PMBOKは知識体系、ISO 21500は国際規格として整理されている
PMBOKは、プロジェクトマネジメントに必要な知識や考え方を体系的にまとめたガイドです。
一方、ISO 21500はプロジェクトマネジメントに関する国際規格であり、国際的に共通する考え方を示している点に違いがあります。
それぞれが利用される場面や考え方の違い
PMBOKは、プロジェクト管理に必要な知識や考え方を学び、実務に活かす際に役立ちます。
一方、ISO 21500は、組織や業界を問わず共通して使えるプロジェクトマネジメントの考え方を確認する際に活用されます。
PMBOKを理解するとプロジェクト管理の全体像がわかる
PMBOKを理解すると、プロジェクトを進める際に何を管理し、どのような視点で状況を確認すればよいのかを整理できます。
ここでは、PMBOKによって整理できる管理項目と、実務で状況に応じて活用する考え方について説明します。
プロジェクト管理で必要な考え方や管理項目を整理できる
PMBOKを理解すると、プロジェクトで何を管理し、どの段階で確認するのかを整理できます。
PMBOK第6版では、スコープやスケジュール、コスト、品質、リスクなどを10の知識エリアと5つのプロセス群に整理しているため、プロジェクト全体で必要な管理項目を把握しやすくなります。
実務では状況に応じてPMBOKの考え方を活用する
実務では、PMBOKの内容をそのまま当てはめるのではなく、プロジェクトの規模や期間、進め方に合わせて活用します。
管理する項目や確認する頻度を状況に応じて調整することで、必要以上に管理作業を増やさず、プロジェクトの進行状況を確認しやすくなります。
まとめ
PMBOKは、プロジェクトマネジメントに必要な知識や考え方を体系的に整理したガイドです。
「何を管理するのか」「どの段階で確認するのか」を整理することで、プロジェクト全体を見渡しやすくなります。
実務では、すべてをそのまま取り入れるのではなく、プロジェクトの規模や進め方に合わせて活用することが大切です。まずは知識エリアとプロセスの基本を押さえ、自分の業務で必要なところから少しずつ取り入れてみましょう。