人事・組織開発スキル

▶キャリア面談では何を話す?事前準備と上司への伝え方を解説

はじめに

「キャリア面談では何を話せばいいの?」
「今後やりたい仕事がはっきりしていないけれど、上司にどう伝えればいい?」と迷っていませんか。

面談の日程が決まり、これまでの仕事を振り返ってみても、話したいことがまとまらず、当日まで何を準備すればいいのか分からなくなることがありますよね。

この記事では、キャリア面談で話す内容や事前に整理しておきたいこと、希望や悩みを上司へ伝えるときの具体的な言い方まで、順を追って説明していきます。

キャリア面談では何を話す?

キャリア面談では、現在の仕事で感じている悩みだけでなく、これまでの経験や身につけたスキル、今後やってみたい仕事まで整理して伝えることが大切です。

ここでは、キャリア面談で話したい内容を4つに分けて順に説明します。

現在の仕事内容や仕事上の悩み

現在担当している業務や、自分で判断している範囲を伝えます。

そのうえで、「業務量が多く期限内に終わらない」「判断に迷うことが多い」など、困っている状況を具体的に説明しましょう。

仕事内容と悩みをあわせて伝えると、どこに問題があるのかを理解してもらいやすくなります。

これまでの経験や身につけたスキル

これまで担当した業務や役割を振り返り、どのような経験を積んできたかを伝えます。

身につけたスキルについても、どの仕事で活かしているのかを具体的に説明しましょう。

経験とスキルを整理して伝えることで、今後任せられる仕事や伸ばしたい部分を考えやすくなります。

今後やってみたい仕事やキャリアの希望

今後担当してみたい仕事や、将来的に目指したい役割を伝えます。

「新しい仕事に挑戦したい」だけでなく、現在の業務からどのような仕事へ広げたいのかまで説明すると、希望する方向を共有しやすくなります。

具体的な希望があれば、今後経験したい業務についても相談しやすくなるでしょう。

身につけたいスキルや必要な支援

今後の仕事やキャリアに向けて、身につけたいスキルを具体的に伝えます。

研修を受けたい、実務を通じて経験を積みたいなど、会社に希望する支援があればあわせて説明しましょう。

必要なスキルと支援を整理しておくことで、今後どのような機会を得られるか相談しやすくなります。

キャリア面談の前に準備しておきたいこと

キャリア面談で話したい内容が決まっていても、その場で考えながら話すと、伝えたい実績や悩み、今後の希望を十分に整理できないことがあります。

ここでは、キャリア面談を有意義な時間にするために、事前に整理しておきたいことを順に説明します。

これまでの仕事を振り返って実績や強みを整理する

これまで担当した業務を振り返り、役割や成果を整理します。

売上や処理件数、作業時間など、数値で示せる実績があれば具体的に書き出しておきましょう。

成果につながった行動や、さまざまな業務で活かしているスキルも確認すると、自分の強みを伝えやすくなります。

今の悩みや変えたいことを書き出す

現在の仕事で困っていることを、どのような場面や業務で感じているのかまで書き出します。

「仕事が大変」とまとめるのではなく、業務量や判断の難しさ、周囲との連携など、改善したい部分を具体的に整理しましょう。

事前に書き出しておけば、面談でも落ち着いて話しやすくなります。

今後の希望や目標を具体的にする

今後担当したい仕事や身につけたいスキルについて、できるだけ具体的に考えておきます。

「管理職になりたい」といった希望だけでなく、経験したい業務や目指したい役割まで整理しておきましょう。

目標が明確になると、そのために今後どのような経験が必要なのかを相談しやすくなります。

上司に相談したいことを優先順位づけする

面談で相談したいことを整理し、特に確認したい内容から順番を決めておきます。

悩みや希望のなかから重要なものを1〜2個に絞っておくと、限られた時間でも大切な内容から話せます。

時間が足りなくなった場合に備えて、優先順位をつけておくと安心です。

キャリア面談で上司に伝えるときのポイント

キャリア面談では、「こんな仕事がしたい」と希望を伝えるだけでは、上司が具体的な判断や支援をしにくい場合があります。

ここでは、キャリア面談で上司に希望や悩みを伝える際のポイントを順に説明します。

希望だけでなく理由や背景も伝える

希望する仕事や役割を伝えるときは、「やってみたい」という気持ちだけでなく、なぜ希望するのかも説明します。

これまでの業務で感じたことや、希望につながった経験をあわせて話すと、上司にも考えを理解してもらいやすくなります。

理由や背景まで伝えることで、今後について具体的な意見をもらいやすくなるでしょう。

現在の状況と今後取り組みたいことをセットで話す

現在担当している仕事や役割を伝えたうえで、今後取り組みたい業務について話します。

現在の仕事と希望する仕事を整理して伝えると、そのためにどのような経験が必要なのかを確認しやすくなります。

今の状況と今後の希望をセットで伝え、必要な取り組みを相談してみましょう。

実現したいキャリアと会社でできることをすり合わせる

実現したいキャリアを伝えるときは、自分の希望だけでなく、現在の部署や会社で経験できる仕事についても確認します。

希望する業務を担当できるか、研修や異動の機会があるかなどを聞いてみましょう。

自分が目指す方向と会社でできることをすり合わせると、今後の取り組みを考えやすくなります。

話しにくい悩みも具体的な事実から伝える

仕事上の悩みを相談するときは、「つらい」「うまくいかない」という気持ちだけでなく、どのような場面で何が起きているのかを具体的に伝えます。

あわせて、仕事にどのような支障が出ているのかを説明すると、上司も状況を把握しやすくなります。

事実をもとに話すことで、必要な対応について一緒に考えやすくなるでしょう。

キャリア面談で話すことがないときはどうする?

キャリア面談を前にして、「特に相談したいことがない」「何を話せばいいのか思いつかない」と困ることもあります。

ここでは、話すことが思いつかないときに、面談で相談する話題を整理する方法を順に説明します。

日頃感じている小さな悩みや違和感を振り返る

日頃の仕事で「進め方が分からない」「この業務に時間がかかる」など、気になっていることを振り返ります。

過去1〜2週間を思い返し、困ったことや判断に迷った場面を整理すると、面談で話せる内容を見つけやすくなります。

小さな悩みでも、具体的な場面とあわせて伝えれば十分な相談材料になります。

今後身につけたいスキルから話題を考える

現在の仕事で使っているスキルを振り返り、今後さらに伸ばしたいものを考えてみましょう。

どのような業務で使えるようになりたいのかまで整理すると、上司にも希望を伝えやすくなります。

明確なキャリア目標が決まっていなくても、身につけたいスキルから今後の成長について相談できます。

上司に質問する形で相談する

自分から話題を決めにくい場合は、上司に質問するところから始める方法もあります。

「今後どのような仕事を任せてもらえそうですか」「今の自分に足りないスキルは何ですか」など、聞きたいことを用意しておきましょう。

上司の考えを聞くことで、自分では気づかなかった課題や今後の仕事について話を広げやすくなります。

キャリア面談で確認しておきたいこと

キャリア面談では、自分の希望を伝えるだけでなく、上司や会社から今後どのような役割を期待されているのかを確認することも大切です。

ここでは、キャリア面談で確認しておきたい3つのポイントを順に説明します。

今後期待されている役割を確認する

今後、自分にどのような仕事や役割を期待しているのかを上司に確認します。

現在の担当業務だけでなく、これから任される可能性がある仕事や責任の範囲まで聞いておくと、求められている役割が見えやすくなります。

期待されていることが分かれば、今後どのような経験を積むべきかも考えやすくなるでしょう。

挑戦できる仕事や経験の機会を確認する

今後挑戦できる業務や、新しい経験を積める機会があるかを確認します

希望する仕事がある場合は、どのような業務を経験すれば近づけるのかを聞いてみましょう。

具体的な機会を確認しておくと、今後のキャリアに向けた行動を考えやすくなります。

必要なスキルや今後の成長課題を確認する

希望する役割や仕事に対して、今の自分に必要なスキルや課題を上司に確認します。

すでにできていることと、これから伸ばしたほうがよい部分を聞いておくと、今後の成長につなげやすくなります。

必要なスキルが分かれば、面談後に優先して取り組むことも決めやすくなるでしょう。

キャリア面談後にやるべきこと

キャリア面談で希望や課題を話して終わりにすると、具体的な行動につながらないことがあります。

ここでは、キャリア面談後に行いたいことを順に説明します。

面談で決まったことを整理する

面談が終わったら、話し合った内容や決まったことをその日のうちに振り返ります。

担当する業務や身につけるスキル、上司から受ける支援など、今後取り組むことを書き出しておきましょう。

内容を整理しておくことで、面談後に何をすればよいのか分かりやすくなります。

次に取り組む行動を具体的に決める

面談で決まったことをもとに、次に取り組む行動を具体的に考えます。

「スキルを身につける」といった目標だけでなく、どの業務に取り組み、いつまでに進めるのかまで決めておきましょう。

行動と期限が明確になれば、面談後も迷わず取り組みやすくなります。

定期的に進捗や希望を振り返る

面談後は、決めた行動がどこまで進んでいるかを定期的に振り返ります。

予定どおり進んでいるか、新しい課題が出ていないかに加えて、自分の希望に変化がないかも確認しましょう。

状況が変わった場合は、今後の取り組みを見直しながら無理のない形で調整していくことが大切です。

まとめ

キャリア面談は、現在の仕事を振り返りながら、これからの働き方や成長について上司と話し合う機会です。

事前に悩みや希望、身につけたいスキルを整理しておくと、自分の考えを伝えやすくなります。

明確な目標が決まっていなくても、日頃感じている悩みや興味のある仕事から相談してみましょう。面談後は次に取り組むことを一つでも決め、少しずつ今後のキャリアにつなげていくことが大切です。

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