目次
はじめに
「未経験からプロジェクトマネージャーになるには、何から始めればいいの?」
「エンジニアとしての経験が浅くても、プロジェクトマネージャーを目指せるの?」と気になっていませんか。
求人を見ても「プロジェクト管理経験」や「マネジメント経験」と書かれていることが多く、今の自分に足りない経験やスキルが分からず、次に何をすればよいのか迷うこともありますよね。
この記事では、プロジェクトマネージャーになるために必要な経験やスキル、未経験から目指す具体的なステップ、役立つ資格や転職の考え方まで解説します。
プロジェクトマネージャーになるには?
プロジェクトマネージャーは、進捗管理やメンバーとの調整、課題への対応など、プロジェクト全体を管理する役割を担うため、完全未経験からいきなり担当するのは簡単ではありません。
ここでは、未経験からプロジェクトマネージャーを目指す際の代表的なキャリアの進み方を説明します。
完全未経験からいきなりプロジェクトマネージャーになるのは難しい
プロジェクトの実務経験がない状態から、いきなりプロジェクトマネージャーになるのは難しいでしょう。
プロジェクトマネージャーには、進捗を確認して遅れに対応したり、メンバー間の認識を調整したりする役割があります。
そのため、まずはプロジェクトに参加し、開発や進捗管理などの実務を経験することが大切です。
エンジニアからPLを経てプロジェクトマネージャーを目指すのが一般的
エンジニアとして開発現場を経験している場合は、PLを経てプロジェクトマネージャーを目指す方法があります。
PLとしてメンバーへの作業の割り振りや進捗確認、課題への対応などを経験することで、チームを管理する力を身につけられます。
その経験を活かし、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャーへとステップアップしていきます。
PMOやPMアシスタントから経験を積む方法もある
エンジニアやPLの経験がない場合は、PMOやPMアシスタントから経験を積む方法もあります。
進捗確認や会議の調整、議事録の作成、管理資料の更新などを担当することで、プロジェクト管理の基本的な流れを学べます。
少しずつ担当する業務の範囲を広げながら、プロジェクトマネージャーに必要な経験を身につけていきましょう。
未経験からプロジェクトマネージャーになるまでの基本ステップ
未経験からプロジェクトマネージャーを目指す場合は、必要な知識と経験を段階的に身につけていくことが大切です。
ここでは、基礎知識の習得から実務経験、マネジメント経験を経て、PM求人への応募や社内異動を目指すまでの基本的な流れを説明します。
IT・システム開発の基礎知識を身につける
未経験からプロジェクトマネージャーを目指す場合は、まずITやシステム開発の基礎知識を身につけます。
要件定義、設計、開発、テスト、リリースまでの流れや、各工程で行われる作業を理解しておきましょう。
基本的な用語も覚えておくと、プロジェクトに参加した際に担当者の会話や資料の内容を理解しやすくなります。
プロジェクトに参加して実務経験を積む
基礎知識を身につけたら、実際のプロジェクトに参加して仕事の進め方を経験します。
担当する作業を期限までに進めながら、進捗や課題を上司やリーダーへ報告し、会議や成果物の確認にも関わります。
実務を通して、プロジェクトがどのような流れで進み、どの場面で確認や判断が必要になるのかを学んでいきましょう。
小規模なチームやタスクの管理を経験する
実務に慣れてきたら、自分の作業だけでなく、小規模なチームや複数のタスクを管理する経験を積みます。
担当者ごとの作業内容や期限を確認し、遅れや問題があれば原因を把握したうえで、作業の順序やスケジュールを調整します。
少しずつ管理する範囲を広げることで、周囲と協力しながら仕事を進める力を身につけられます。
PLなどでマネジメント経験を積む
小規模な管理を経験したあとは、PLなどの立場でチームのマネジメントを担当します。
メンバーへの作業の割り振りや進捗確認、課題への対応を行い、必要に応じてスケジュールなどを調整します。
チーム全体を見ながら仕事を進める経験を積むことで、プロジェクトマネージャーに必要な管理能力を身につけていきます。
PM求人への応募や社内異動でプロジェクトマネージャーを目指す
実務経験やマネジメント経験を積んだら、PM求人への応募や社内異動を検討します。
その際は、経験したプロジェクトの規模や担当工程、管理した人数、進捗管理や課題対応の内容などを整理しておきましょう。
求人や社内公募で求められる経験と照らし合わせながら、自分の経験を活かせるポジションを探していきます。
現在の経験別に見るプロジェクトマネージャーへの目指し方
プロジェクトマネージャーになるまでの道筋は、現在の職種や実務経験によって異なります。
ここでは、現在の経験別に、プロジェクトマネージャーを目指すために次に経験したい仕事や役割を説明します。
IT業界自体が未経験の場合
IT業界での実務経験がない場合は、まずシステム開発の流れや基本的なIT用語を学び、開発プロジェクトへの参加を目指します。
実務では自分の作業を進めながら、進捗報告や会議への参加を通して、プロジェクト全体の進め方を学んでいきます。
その後、進捗管理や担当者同士の調整など、少しずつ管理に関わる業務へ担当範囲を広げていきましょう。
エンジニア経験はあるがマネジメント未経験の場合
エンジニアとして開発経験がある場合は、自分の作業だけでなく、チームの進捗管理やメンバーとの調整にも関わっていきます。
担当者ごとの作業や期限を確認したり、顧客との打ち合わせ内容をメンバーへ共有したりする経験も役立ちます。
チーム全体の進捗や課題を管理する役割へ少しずつ担当範囲を広げていきましょう。
PLやチームリーダーの経験がある場合
PLやチームリーダーの経験がある場合は、チーム単位の管理からプロジェクト全体の管理へと担当範囲を広げます。
これまでの進捗管理や作業の割り振りに加えて、全体のスケジュールや課題、顧客との調整なども経験しておくとよいでしょう。
複数のチームや関係者をまとめる経験を積むことで、PMの仕事へ移行しやすくなります。
他職種でマネジメント経験がある場合
他職種でマネジメント経験がある場合は、進捗管理や業務の割り振り、関係者との調整といった経験を活かせます。
ただし、ITプロジェクトでは開発工程への理解も必要になるため、要件定義からリリースまでの流れや基本的なIT知識を身につけておきましょう。
これまでの管理経験を活かしながらITプロジェクトの実務を経験することで、PMを目指しやすくなります。
プロジェクトマネージャーになる前に身につけておきたいスキルと経験
プロジェクトマネージャーには、プロジェクト全体の状況を把握し、問題が起きたときに適切な判断や調整を行う力が求められます。
ここでは、プロジェクトマネージャーを目指すうえで身につけておきたいスキルと実務経験を説明します。
進捗やスケジュールを管理する経験を積む
プロジェクトマネージャーになる前に、担当者ごとの作業や期限を確認し、計画どおり進んでいるかを管理する経験を積んでおきましょう。
遅れが発生した場合は、後続の作業への影響を確認し、必要に応じて作業の順序や担当者、スケジュールを調整します。
こうした経験を重ねることで、複数の作業を見ながらプロジェクトを進める力が身につきます。
課題やリスクへの対応を経験する
プロジェクトでは、すでに発生している課題だけでなく、今後起こる可能性があるリスクへの対応も必要です。
課題が発生した場合は、原因や影響を確認して担当者や対応期限を決め、リスクについては事前に影響や対応方法を整理しておきます。
問題が起きてから対処するだけでなく、先回りして備える経験も積んでおくことが大切です。
顧客やメンバーとの調整を経験する
プロジェクトマネージャーを目指すなら、顧客とメンバーの間に立って調整する経験も積んでおきましょう。
顧客から要望や変更があった場合は、必要な作業や期間をメンバーと確認し、対応できる範囲や期限を調整します。
双方の状況や希望を踏まえながら、無理なく実行できる方法を考える経験が役立ちます。
予算・品質・納期を意識した判断を経験する
プロジェクトでは、予算・品質・納期のバランスを考えながら判断することも求められます。
追加作業などが発生した場合は、必要な費用や作業時間だけでなく、品質や納期への影響も確認します。
すべての条件を維持することが難しい場合に、優先するものや調整できる範囲を考える経験を積んでおきましょう。
プロジェクトマネージャーになるために資格は必要?
プロジェクトマネージャーになるために、必ず取得しなければならない資格はありません。
ここでは、PMを目指すうえでの資格の必要性と、資格を活用する際の考え方を説明します。
プロジェクトマネージャーになるための必須資格はない
プロジェクトマネージャーとして働くために、法律上必須となる資格はありません。
資格がなくても、進捗管理や課題対応、メンバーとの調整などを担当することは可能です。
採用や社内異動では実務経験も確認されるため、資格だけでなく、これまで担当した業務やプロジェクトでの役割を整理しておくことが大切です。
未経験者は資格を知識の習得や証明に活用できる
実務経験が少ない場合は、資格取得に向けた勉強をプロジェクト管理の基礎知識を身につける機会として活用できます。
試験勉強を通して、スケジュールやコスト、品質、リスクなど、プロジェクト管理に必要な知識を体系的に学べます。
資格を取得すれば、一定の知識を身につけていることを示す材料にもなるでしょう。
PMPやプロジェクトマネージャ試験など目的に合った資格を選ぶ
資格を取得する場合は、自分の実務経験や目的に合わせて選びましょう。
PMPは受験に一定のプロジェクトマネジメント経験や教育が必要ですが、プロジェクトマネージャ試験には実務経験などの受験資格が設けられていません。
それぞれ受験条件や学べる内容が異なるため、現在の経験や今後のキャリアを考えながら選ぶことが大切です。
未経験からプロジェクトマネージャーを目指すときの注意点
未経験からプロジェクトマネージャーを目指す場合は、資格の取得だけでなく、実務の中で管理や調整を経験していくことが大切です。
ここでは、未経験からプロジェクトマネージャーを目指す際に注意したいポイントを説明します。
資格取得だけでプロジェクトマネージャーを目指そうとしない
資格を取得して知識を身につけても、それだけでプロジェクトマネージャーの仕事をこなせるとは限りません。
実務では、進捗や課題を管理するだけでなく、顧客とメンバーの間に立って調整する力も求められます。
そのため、資格の勉強とあわせて、実際のプロジェクトで管理や調整に関わる経験も積んでいきましょう。
いきなり大規模プロジェクトの管理を目指さない
未経験の段階から、多くのメンバーやチームが関わる大規模プロジェクトの管理を目指す必要はありません。
まずは小規模なチームやタスクを担当し、作業内容や担当者、期限を管理する経験を積むことが大切です。
慣れてきたら少しずつ担当範囲を広げ、プロジェクト全体を管理する力を身につけていきましょう。
今の仕事でも小さなマネジメント経験を積んでおく
プロジェクトマネージャーを目指すなら、現在の仕事でもできる範囲からマネジメント経験を積んでおきましょう。
複数の作業について担当者や期限を決め、進捗を確認したり、遅れがあればスケジュールを調整したりする経験も役立ちます。
小さな管理を積み重ねることで、プロジェクトマネージャーに必要な力を少しずつ身につけられます。
まとめ
未経験からプロジェクトマネージャーを目指す場合は、ITやシステム開発の基礎を学び、実際のプロジェクトで少しずつ管理経験を積むことが大切です。
エンジニアからPLを経て目指すほか、PMOやPMアシスタントとして経験を積む方法もあります。
資格取得だけを目標にせず、進捗管理やメンバーとの調整などを経験しながら、少しずつ担当範囲を広げていきましょう。