目次
はじめに
「チームリーダーの目標は何を書けばいいの?」
「評価されやすい目標設定の例文をそのまま参考にしたい」と迷っていませんか。
人事評価や目標管理の時期になると、メンバーの育成や業務改善、チームの成果など、何を目標にすればよいのか分からず、毎年似たような内容になってしまう方も少なくありません。
この記事では、そのまま使えるチームリーダーの目標設定例文を紹介するとともに、評価されやすい目標の作り方や、自分の担当業務に合わせて目標を考えるポイントを順を追って説明していきます。
そのまま使えるチームリーダーの目標設定例文

チームリーダーの目標は、「何を目指すか」だけではなく、「どのように達成するか」まで具体的に設定することが重要です。
ここでは、そのまま参考にできる目標設定の例文を、業績・業務改善・人材育成・チーム運営・コミュニケーションの5つの項目に分けて紹介します。
業績目標の例文
目標例文
「担当チームの売上目標を前年同期比110%とし、案件ごとの進捗管理を週1回実施することで、納期遅延ゼロを達成します。」
業績目標は、売上や利益率、納期遵守率など数値で評価できる指標を設定することが重要です。「売上を伸ばす」のような曖昧な表現ではなく、達成基準を明確にすると評価しやすくなります。
業務改善目標の例文
目標例文
「定例業務の手順を見直し、マニュアルを作成することで、月末処理にかかる作業時間を20%削減します。」
業務改善目標では、改善内容だけでなく、削減時間やミス件数など成果を測定できる指標を設定すると、目標の達成状況を確認しやすくなります。
人材育成目標の例文
目標例文
「チームメンバー全員と月1回の1on1を実施し、担当業務の課題を共有するとともに、年度内に2名が新しい業務を単独で担当できる状態を目指します。」
人材育成では、面談回数や育成対象者の成長目標など、具体的な行動と成果を組み合わせて設定すると、育成状況を振り返りやすくなります。
1on1を目標に取り入れたいものの、何を話せばよいか分からない場合は、進め方やテーマを事前に確認しておくと実践しやすくなります。
▶1on1ミーティングの進め方とは?質問例や話す内容をわかりやすく解説
チーム運営目標の例文
目標例文
「週1回のチームミーティングを実施し、課題・進捗・担当者を共有することで、納期遅延や対応漏れをゼロにします。」
チーム運営の目標では、情報共有や役割分担など、日常の運営方法を具体的に定めることが大切です。会議の頻度や確認内容まで決めておくと実行しやすくなります。
コミュニケーション目標の例文
目標例文
「メンバーとの1on1を月1回実施し、相談事項や困りごとを早期に把握することで、チーム内アンケートの満足度を80%以上にします。」
コミュニケーション目標は、「積極的に話す」といった抽象的な内容ではなく、面談回数やアンケート結果など、行動と成果の両方を基準に設定すると評価しやすくなります。
チームリーダーの目標設定例文【パターン別】
目標設定は、立場や担当業務によって適した内容が異なります。
ここでは、数値目標の有無や経験年数などのパターン別に、そのまま参考にできるチームリーダーの目標設定例文を紹介します。
数値ありの目標設定例文
目標例文
「チーム全体の業務完了率を95%以上に維持し、問い合わせ対応時間を平均24時間以内に短縮します。また、月1回の進捗確認を実施し、納期遅延ゼロを目指します。」
数値目標は、達成できたかどうかを客観的に判断しやすい点がメリットです。売上や件数、対応時間など、測定できる指標を設定すると評価しやすくなります。
数値なしの目標設定例文
目標例文
「メンバーが相談しやすい環境づくりを意識し、困りごとを早期に共有できるチームを目指します。また、役割分担を明確にし、業務を円滑に進められる体制を整えます。」
数値化が難しい目標では、どのような行動を実践するのかを具体的に記載することが大切です。評価の際も、実施した取り組みを振り返りやすくなります。
新任リーダー向けの目標設定例文
目標例文
「メンバーとの信頼関係を構築するため、月1回の1on1を実施します。また、業務の進捗を毎週確認し、課題を早期に把握できる体制を整えます。」
新任リーダーは、成果だけでなく、チームを把握し円滑に運営するための目標を設定することが重要です。まずはコミュニケーションや情報共有の仕組みづくりを優先すると取り組みやすくなります。
ベテランリーダー向けの目標設定例文
目標例文
「チーム全体の生産性向上に向けて業務フローを見直し、改善施策を四半期ごとに実施します。また、次世代リーダーを育成するため、担当業務を計画的に引き継げる体制を構築します。」
ベテランリーダーは、自身の成果だけでなく、チーム全体の改善や後任育成まで含めた目標を設定すると、組織への貢献を示しやすくなります。
チームリーダーの目標設定を作る手順
評価される目標を作るには、思いつきで内容を決めるのではなく、順番に整理しながら作成することが大切です。
ここでは、チームリーダーの目標設定を作る基本的な手順を順を追って解説します。
現状を整理する
目標を決める前に、まずはチームの現状を整理しましょう。
売上の達成率や納期遅延の件数、業務ミス、残業時間、メンバーの担当業務などを確認すると、改善すべき課題が見えてきます。
現状を数値や事実で把握しておくと、優先して取り組むべきことを判断しやすくなります。
達成目標を決める
次に、何をどのような状態まで改善したいのかを具体的に決めます。
例えば、「売上を前年同月比105%にする」「納期遅延を月5件から2件以下にする」「2027年9月までに業務マニュアルを整備する」など、達成した状態を明確にしましょう。
目標が具体的になるほど、取り組む内容も整理しやすくなります。
達成期限を決める
目標には、いつまでに達成するのか期限を設定しましょう。
「2027年9月末まで」「第2四半期終了まで」「上期終了まで」のように期限を決めることで、進捗を確認しやすくなります。
途中で状況を見直しながら、必要な対応も進めやすくなります。
行動内容を決める
最後に、目標を達成するための行動を具体的に決めます。
例えば、売上向上なら毎週5件の顧客訪問を行う、業務品質の改善なら月1回の業務レビューを実施する、情報共有なら定例会議後に当日中の議事録共有を行う、といった内容です。
実際の行動まで決めておくことで、目標に向けて継続して取り組みやすくなります。
チームリーダーの目標設定でよくある失敗例
チームリーダーの目標設定では、内容そのものだけでなく、設定方法によって評価や達成しやすさが大きく変わります。
ここでは、チームリーダーが目標設定をする際によくある失敗例と、避けるためのポイントを解説します。
目標が抽象的すぎる
「チーム力を高める」「コミュニケーションを改善する」といった目標だけでは、何を達成すればよいのか分かりません。
例えば、「月1回の1on1を全メンバーに実施する」「問い合わせ対応時間を30分から20分以内に短縮する」のように、行動や達成基準を具体的にすると、進捗を確認しながら取り組みやすくなります。
『具体的な目標にする』と言われても、どのような考え方で設定すればよいか迷う場合は、目標設定の基本的な考え方も参考になります。
▶SMART目標とは?目標設定の基本と具体例をわかりやすく解説
測定できない目標になっている
「メンバーを育成する」「業務を効率化する」だけでは、達成できたか判断しにくくなります。
例えば、「新人2名が一人で顧客対応できる状態にする」「月次報告書の作成時間を3時間から2時間に短縮する」のように、件数や時間で測定できる目標にすると、成果を客観的に確認しやすくなります。
達成期限が設定されていない
期限がない目標は後回しになりやすく、進捗も把握しづらくなります。
例えば、「業務マニュアルを整備する」ではなく、「2027年9月末までに全業務分を作成する」のように期限を決めることで、計画的に進めやすくなります。
コピペして使えるチームリーダーの目標設定テンプレート
目標設定を一から考えるのが難しい場合は、基本となるテンプレートを活用するとスムーズです。
数値や期限、実施回数などを自分の業務に合わせて置き換えるだけで、具体性のある目標を作成しやすくなります。
ここでは、コピペしてそのまま使えるチームリーダー向けの目標設定テンプレートを紹介します。
「○月までに○○を○%改善する」テンプレート
テンプレート
○年○月までに、○○を○%改善する。達成に向けて、○○を毎週(毎月)実施する。
記入例
2027年9月までに、問い合わせ対応時間を20%短縮する。達成に向けて、対応手順の見直しを毎週実施する。
改善率と期限を明確にすると、目標の達成状況を確認しやすくなります。行動内容まであわせて決めておくと、日々の取り組みにつなげやすくなります。
「○件実施する」テンプレート
テンプレート
○年○月までに、○○を合計○件実施する。
記入例
2027年9月までに、顧客訪問を合計100件実施する。
2027年12月までに、業務改善提案を20件提出する。
件数で目標を設定すると、進捗を数値で把握しやすくなります。毎月や毎週の目安に分けて管理すると、計画的に進められます。
「○回実施する」テンプレート
テンプレート
○年○月までに、○○を○回実施する。
記入例
2027年9月までに、1on1を全メンバーへ月1回実施する。
2027年12月までに、業務レビューを6回実施する。
面談や研修、会議などは、回数を目標にすると行動へ移しやすくなります。実施後は内容を振り返ることで、次の改善にもつなげやすくなります。
まとめ
チームリーダーの目標設定では、「何を」「いつまでに」「どのくらい達成するのか」を具体的に決めることが大切です。
数値や期限、行動内容まで明確にしておくと、日々の進捗を確認しやすくなり、人事評価でも成果を伝えやすくなります。
目標を考えるときは、まずチームの現状を整理し、そのうえで達成したい内容や期限、具体的な行動を決めていきましょう。
「チーム力を高める」といった抽象的な表現ではなく、件数や回数、改善率などで表せる目標にすると、取り組むべきことが分かりやすくなります。
目標設定に迷ったときは、今回紹介した例文やテンプレートを参考に、自分の業務に合わせて数値や期限を置き換えてみてください。
無理のない範囲で実行しやすい目標を立て、一つずつ積み重ねていくことが、チームリーダーとしての成果につながっていくでしょう。