目次
はじめに
「クリティカルシンキングテストって、どんな問題が出るの?」
「例題を見ても、どこに注目して考えればいいのか分からない」
「就職試験や適性検査で出たら、どう答えればいいの?」と感じたことはありませんか。
クリティカルシンキングテストは、文章や資料を読んで、根拠に合っている内容を選んだり、前提にムリがないかを考えたり、結論として言えることと言えないことを見分けたりするテストです。
この記事では、クリティカルシンキングテストの意味や見られやすい力、よくある問題形式、例題を使った考え方について、順を追って説明していきます。
クリティカルシンキングテストとは?

クリティカルシンキングテストは、知識の量や暗記力ではなく、与えられた文章や資料を読み取り、筋道を立てて考えられるかを確認するテストです。
ここでは、具体的にどのような能力を測るのか、なぜ企業の選考や適性検査で使われるのかを見ていきます。
どんな能力を測るテスト?
クリティカルシンキングテストは、文章や資料を読み取り、事実と推測を分けて考えられるかを測るテストです。
設問では、「この結論は本文から言えるか」「必要な情報はそろっているか」などを判断します。
思いつきではなく、文章中の事実や数字、条件をもとに、根拠を持って考える力が見られます。
企業選考や適性検査で使われる理由
企業選考や適性検査でクリティカルシンキングテストが使われるのは、応募者が情報を正しく読み取り、根拠をもとに判断できるかを確認するためです。
仕事では、上司の指示や資料を見て、「何が事実か」「どこまで分かっているか」を整理する場面があります。
そのため、テストでは本文から言えることや、情報が不足している部分を正しく判断できるかが見られます。
「クリティカルシンキングが仕事でどのように役立つのかも知っておきたい方は、こちらの記事も参考にしてください。」
▶コミュニケーション能力とは?仕事で求められる能力や高め方を解説
クリティカルシンキングテストの例題
クリティカルシンキングテストでは、文章の筋道を追う問題、表やグラフから必要な情報を読み取る問題、複数の条件を順番に整理する問題などが出されます。
ここでは、出題されやすい例題の形を見ながら、それぞれの考え方を確認していきます。
論理的思考の問題
例題
次の文章を読んでください。
- すべての社員証保有者は社内に入れます。
- 山田さんは社内に入れます。
このとき、必ず言えるものを選んでください。
- A. 山田さんは社員証を持っている
- B. 山田さんは社員証を持っているとは限らない
正解:B
本文
「社員証を持っている人は社内に入れる」という条件だけでは、「社内に入れる人は全員社員証を持っている」とは言えません。文章に書かれている条件だけを根拠に判断することが大切です。
資料読み取り問題
例題
次の表を見てください。
| 部署 | 売上 |
|---|---|
| A | 120万円 |
| B | 150万円 |
| C | 110万円 |
売上が最も高い部署はどこですか。
- A. A部署
- B. B部署
- C. C部署
正解:B
本文
資料読み取り問題では、表やグラフから必要な情報を正しく読み取る力が問われます。数字を印象で判断せず、条件に合うデータを確認して答えることが大切です。
条件整理問題
例題
次の条件があります。
- AさんはBさんより年上です。
- BさんはCさんより年上です。
このとき、必ず言えるものを選んでください。
- A. AさんはCさんより年上である
- B. CさんはAさんより年上である
正解:A
本文
条件整理問題では、複数の条件を順番に整理して答えを導きます。条件を一つずつ確認しながら、必ず言えることだけを選ぶようにしましょう。
クリティカルシンキングテストの基本情報
クリティカルシンキングテストは、試験の種類や実施する企業によって、制限時間や問題数、出題される内容が変わります。
ここでは、受検前に確認しておきたい基本情報として、時間配分、問題量、難しさ、よく出る問題の傾向を整理していきます。
制限時間
クリティカルシンキングテストの制限時間は、問題数や検査の種類によって異なりますが、1問ごとに長く考える余裕はあまりありません。
文章や資料を何度も読み返すと時間が足りなくなるため、まず設問を確認し、必要な情報を探しながら解くことが大切です。
迷う問題に時間をかけすぎず、効率よく進めることもポイントです。
問題数
クリティカルシンキングテストの問題数は、検査の種類や企業が採用する形式によって異なります。
問題数が多い場合は、1問に時間をかけすぎると最後まで解き切れないことがあります。設問を先に確認し、必要な情報を探しながら順番に判断していくと、時間を使いやすくなります。
問題数だけでなく、1問あたりに使える時間も意識することが大切です。
難易度
クリティカルシンキングテストの難易度は、文章の長さや条件の数、選択肢の紛らわしさによって変わります。
難しい問題では、複数の条件を整理し、本文から言えることと言えないことを正しく判断する必要があります。もっともらしく見える選択肢でも、本文に根拠がなければ正解にはなりません。
知識量よりも、本文を根拠に落ち着いて判断する力が大切です。
論理的に考える力は、リーダーや管理職にも求められる重要なスキルです。仕事での活かし方が気になる方は、こちらも参考にしてください。
▶リーダーに必要なこととは?役割・求められる能力をわかりやすく解説
出題傾向
クリティカルシンキングテストでは、文章の読み取りや資料の確認、条件整理をもとに答えを選ぶ問題が多く出題されます。
本文から言えることや、条件に合わない選択肢を正しく見分ける力が求められます。
どの形式でも、思い込みではなく、問題文に書かれた情報だけを根拠に判断することが大切です。
まとめ
クリティカルシンキングテストは、知識の量ではなく、文章や資料を根拠に正しく判断できるかを見るテストです。
大切なのは、思い込みで答えるのではなく、本文に書かれた内容をもとに落ち着いて考えることです。
初めて受ける場合は難しく感じるかもしれませんが、問題のパターンに慣れることで解きやすくなります。
まずはサンプル問題や無料で練習できる問題に取り組み、根拠を確認しながら答える習慣を身につけていきましょう。
そうした積み重ねが、本番でも落ち着いて判断する力につながります。