目次
はじめに
「IPAプロジェクトマネージャ試験に合格するには、何時間くらい勉強すればいいのだろう」
「仕事を続けながらでも間に合う学習計画を立てられるのだろうか」と迷っていませんか。
受験を考えていても、合格者の勉強時間には幅があり、自分はどれくらい確保すればよいのか分からず、学習を始める前に手が止まってしまうことがありますよね。
この記事では、合格者の勉強時間の目安をはじめ、経験別の学習時間の考え方や効率的な学習計画の立て方、限られた時間で合格を目指すポイントまで順を追って説明していきます。
IPAプロジェクトマネージャ試験の勉強時間は何時間必要?
IPAプロジェクトマネージャ試験の勉強時間は、これまでの実務経験や応用情報技術者試験の知識、午前Ⅰ免除の有無によって大きく変わります。
ここでは、一般的な合格までの勉強時間の目安と、経験や受験条件によって学習時間を短縮できるケースについて順番に解説します。
合格までの目安は200〜300時間
IPAプロジェクトマネージャ試験の勉強時間は、200〜300時間ほどが目安です。
応用情報技術者試験レベルの知識や実務経験がある人は200時間前後、基礎から学び直す人は300時間程度を見ておくとよいでしょう。
自分の知識や経験に合わせて、無理のない学習計画を立てることが大切です。
午前Ⅰ免除や経験者は勉強時間を短縮できる
午前Ⅰの免除対象者は、その分の学習時間を午前Ⅱや午後試験の対策に回せるため、全体の勉強時間を短縮しやすくなります。
また、実務経験がある人も、進捗管理やリスク管理などを理解しやすいでしょう。
ただし、午後Ⅱの論文は書き方に慣れる必要があるため、論文対策の時間は確保しておくと安心です。
受験者タイプ別の勉強時間の目安
IPAプロジェクトマネージャ試験に必要な勉強時間は、受験者の経験や知識によって異なります。
同じ200〜300時間を目安にしても、実務経験の有無や応用情報技術者試験の学習経験によって重点的に取り組む内容は変わります。
ここでは、受験者タイプ別に勉強時間の目安を解説します。
プロジェクト管理の実務経験者の場合
プロジェクト管理の実務経験がある受験者は、勉強時間の目安として150〜200時間程度が一般的です。
進捗管理、品質管理、リスク管理、ステークホルダー対応などの内容は実務経験と結び付けて理解しやすいため、基礎知識の習得にかかる時間を抑えられます。
ただし、午後Ⅱの論文は試験で求められる構成や記述方法に合わせる必要があるため、論文演習の時間は十分に確保することが重要です。
応用情報技術者試験に合格している場合
応用情報技術者試験に合格している場合は、勉強時間の目安として150〜200時間程度を見込む人が多くなります。
午前Ⅰ試験が免除されるため、その分の学習時間を削減できるほか、午前Ⅱで出題されるITの基礎知識も身に付いているため、プロジェクトマネジメント分野を中心に学習を進めやすくなります。
ただし、午後Ⅱの論文対策は応用情報技術者試験とは出題形式が異なるため、記述練習の時間は別に確保する必要があります。
実務経験が少ない人・未経験者の場合
実務経験が少ない人や未経験者は、勉強時間の目安として300〜400時間程度を確保すると取り組みやすくなります。
プロジェクトマネジメントの基本知識に加え、試験で問われる進捗管理、品質管理、リスク管理などの考え方を理解する時間が必要になるためです。
また、午後Ⅱの論文では実務を想定した記述が求められるため、論文の構成や記述方法を学びながら演習を重ねる時間も見込んでおく必要があります。
試験区分ごとの勉強時間配分の目安
IPAプロジェクトマネージャ試験では、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱで出題形式や求められる力が異なるため、勉強時間も均等に配分するのではなく、試験区分ごとの特徴に合わせて調整することが大切です。
ここでは、それぞれの試験区分に必要な勉強時間の目安を解説します。
午前Ⅰに必要な勉強時間
午前Ⅰの勉強時間は、免除対象ではない受験者で30〜50時間程度が目安です。
出題範囲は応用情報技術者試験と共通しているため、過去問題を繰り返し解きながら、正答率が安定して6〜7割以上になるまで学習を進めると効率よく対策できます。
応用情報技術者試験合格者など午前Ⅰ免除の対象者は、この勉強時間を確保する必要はありません。
午前Ⅱに必要な勉強時間
午前Ⅱの勉強時間は、40〜60時間程度が目安です。
出題範囲はプロジェクトマネジメントを中心とした専門知識で構成されているため、過去問題を繰り返し解き、出題傾向や頻出分野を重点的に学習すると効率よく得点力を高められます。
正答率が安定して6〜7割以上になるまで反復することが、合格ラインを目指すうえで重要です。
午後Ⅰに必要な勉強時間
午後Ⅰの勉強時間は、50〜70時間程度が目安です。
長文の事例問題から状況を読み取り、設問の意図に沿って解答する力が求められるため、過去問題を繰り返し解きながら、設問ごとの考え方や解答の組み立て方を身に付けることが重要です。
問題ごとに時間を計り、本番と同じ制限時間で解答する練習も行うと、時間配分に慣れやすくなります。
午後Ⅱに必要な勉強時間
午後Ⅱの勉強時間は、80〜120時間程度が目安です。
論文試験では、設問の要求に沿って自分の経験を整理し、序論・本論・結論の流れで記述する力が求められるため、知識を覚えるだけでは十分ではありません。
過去問題を使って論文を書き、設問に沿った構成や記述方法を繰り返し練習することが、得点力を高めるうえで重要です。
勉強時間別の学習スケジュール例
IPAプロジェクトマネージャ試験は、確保できる勉強時間に合わせて学習計画を立てることで、無理なく対策を進めやすくなります。
ここでは、勉強期間別の学習スケジュール例と、働きながら勉強時間を確保するコツを解説します。
3か月で合格を目指す場合
3か月で合格を目指す場合は、200〜300時間を確保するために、1日2〜3時間、休日は4〜6時間程度の学習時間を確保することが目安です。
最初の1か月で午前試験の知識を固め、次の1か月で午後Ⅰの過去問題演習を進め、最後の1か月で午後Ⅱの論文対策と総復習に集中すると、試験範囲をバランスよく学習できます。
6か月で合格を目指す場合
6か月で合格を目指す場合は、200〜300時間を半年に分けて学習できるため、1日1〜2時間程度のペースでも計画を立てやすくなります。
前半3か月で午前試験の知識を固めながら午後Ⅰの基礎対策を進め、後半3か月で午後Ⅰの演習量を増やし、午後Ⅱの論文対策と総復習に時間を配分すると、無理なく試験範囲を学習できます。
働きながら勉強時間を確保するコツ
働きながら勉強時間を確保する場合は、平日に1〜2時間、休日に4〜6時間を目安として学習時間を固定すると、計画どおりに進めやすくなります。
毎日決まった時間に過去問題や論文対策へ取り組む習慣を作ることで、学習の中断を防ぎ、200〜300時間の目標を着実に積み上げやすくなります。
勉強時間を無駄にしないためのポイント
IPAプロジェクトマネージャ試験は、勉強時間を増やすだけでは合格につながらず、限られた時間をどのように使うかが重要です。
ここでは、勉強時間を無駄にしないためのポイントを解説します。
午後Ⅱ論文対策を後回しにしない
午後Ⅱの論文対策は、試験直前まで後回しにせず、学習初期から継続して取り組むことが重要です。
論文は知識を覚えるだけでは得点につながらず、設問に沿った構成や記述方法を繰り返し練習する必要があるためです。
早い段階から論文演習を始めることで、改善点を修正する時間を確保しやすくなります。
過去問中心で学習する
過去問題を中心に学習すると、出題傾向や頻出分野を効率よく把握できるため、勉強時間を無駄にしにくくなります。
午前試験は繰り返し解いて知識を定着させ、午後Ⅰと午後Ⅱは設問の意図や解答の組み立て方を確認しながら演習を重ねることで、本番で求められる力を効率よく身に付けられます。
苦手分野を早めに把握する
苦手分野は学習の早い段階で把握し、重点的に対策することが勉強時間を無駄にしないためのポイントです。
過去問題を解いて正答率が低い分野を確認し、その分野を優先して復習することで、試験直前に苦手分野が残る状況を避けやすくなります。
学習時間を得意分野ではなく苦手分野へ多く配分することで、効率よく得点力を高められます。
まとめ
IPAプロジェクトマネージャ試験の勉強時間は、一般的に200〜300時間が目安です。
ただし、実務経験や午前Ⅰ免除の有無によって必要な時間は変わるため、自分の知識や経験に合わせて計画を立てることが大切です。
また、試験は午前Ⅰから午後Ⅱまで求められる力が異なります。
特に午後Ⅱの論文対策は短期間で身につけにくいため、早めに取り組み、少しずつ書く練習を重ねていきましょう。
まずは過去問題を解いて現在の実力を確認し、苦手な分野に時間をかけると効率よく学習を進められます。
無理に短期間で詰め込まず、自分に合ったペースで着実に合格を目指していきましょう。