目次
はじめに
マネジメントレビュー報告書を作ろうとすると「どこから書けばいい?」「この内容で本当に合っているのかな?」と迷う場面は少なくありません。
ここでは、はじめて作成する方でもスムーズに理解できるよう、目的・読み方・対象読者を分かりやすくまとめました。
ISO9001に沿ったマネジメントレビュー報告書を、実務レベルで作成・運用できるようになれるよう
「なぜその報告が必要なのか」「経営判断や品質改善にどうつながるのか」を、背景とあわせて丁寧に解説します。
こんな方におすすめ
- 品質管理・経営企画に携わっている方
- マネジメントレビューの準備・作成を担当する方
- 現場リーダーとして初めて報告書に取り組む方
専門用語が多くてつまずきやすい部分も、できるだけ平易な表現と具体例を用いて理解しやすく説明します。
各章は独立して読める構成にしていますので
まずこの導入で全体像をつかんでから、必要なところだけ読み進めていただく形で問題ありません。
この記事でわかること
- マネジメントレビュー(MR)の基本とISO9001で求められる役割
- 実務で使えるマネジメントレビュー報告書の構成と書き方
- 審議が必要なISO9001「9.3.2」の項目と実務での具体例
- 改善計画・責任者設定・期限管理など“実行につながるMR”の作り方
- 審査で評価されやすい報告書のポイントとミスしないための注意点
マネジメントレビューとは何か
■ マネジメントレビューの定義
マネジメントレビューとは、経営陣が品質マネジメントシステム(QMS)の現状を確認し、改善すべき点を整理しながら、今後の方針を決めるために行う定期的な会議です。
ここで話し合った内容は、次回レビューで検証できるよう、必ず記録として残します。
■ マネジメントレビューの目的
マネジメントレビューを実施する目的は大きく3つあります。
- QMSが計画どおり機能しているかを確認する
- 見えてきた課題やリスクを整理し、改善策を決定する
- 経営判断(資源配分・方針変更など)につなげる
現場の状況を経営に正しく伝え、組織全体を改善していくための「橋渡しの場」として重要です。
■ 対象と頻度
マネジメントレビューは通常、年1回以上の実施が求められます。
ただし、会社の状況に大きな変化があった場合には回数を増やすこともあり、たとえば以下のような運用も一般的です。
- 四半期ごとに定期開催する
- 重大な不適合や組織変更があったタイミングで追加開催する
参加者としては次のようなメンバーが中心になります。
- 経営陣
- 関連部署の責任者
- 品質管理責任者
- 事務局担当者
■ 主な議題(具体例)
ISO9001で定められた項目をベースに、会社の状況に合わせて議題を組み立てます。主なテーマは次のとおりです。
- 品質目標の達成状況(売上、不良率などの指標)
- 内部監査・外部監査の結果
- 顧客からの苦情・アンケートの傾向
- 改善活動の進捗
- リスクと機会の見直し
- 人員・設備などの資源が十分かどうか
これらを一つずつ確認し、必要な改善策や対応を決定していきます。
■ 成果と記録の扱い
会議で決まった内容は、後から確実に追跡できるよう、次の3点をセットで記録します。
- 決定事項
- 担当者
- 期限
記録した内容は議事録として保管し、次回のマネジメントレビューで進捗を確認します。
■ マネジメントレビューを実施することで得られる効果
適切に運用できると、組織全体に次のような効果が期待できます。
- 品質改善のサイクルが進みやすくなる
- 経営層が現場の状況を把握しやすくなる
- 組織全体の課題が整理される
- 会社としての方向性が明確になる
結果として、経営判断の質が向上し、組織運営の透明性も高まります。
マネジメントレビュー報告書の基本構成

マネジメントレビュー報告書は、会議で話し合った内容を整理し、次の改善につなげるための“実務書類”です。
読み手が一目で状況を理解できるよう、シンプルな構成でまとめることが重要です。
ここでは、ISO9001の要求事項と実務で使いやすい形を踏まえた、基本の構成をわかりやすく整理しました。
報告書の概要・目的
会議の全体像をつかめるよう、最初に以下を明確に記載します。
- 会議日時・場所:例)2025年5月10日 10:00〜/会議室A
- 参加者:役職と氏名を列挙し、経営層・関係部門が確認できるようにします
- 議題:会議で扱ったテーマを簡潔にまとめる。目的を最初に示すと読み手が理解しやすくなります
2. 審議内容
会議で実際に話し合った内容を、分かりやすく整理して記録します。
前回レビューのアクション結果
前回決めた改善項目の進捗を「完了/進行中/未着手」で示し、成果や未達理由も添えます。
外部・内部の課題
市場動向、法改正、組織変更、設備故障など、QMSに影響する事象を具体例とともに記載します。
顧客満足度・苦情対応
アンケート結果、苦情件数、対応状況、改善の有無などを整理します。
品質目標の達成状況
目標ごとの達成率や推移を示し、未達の場合は要因分析も記載します。
内部監査結果
監査で指摘された不適合や改善点、その是正状況を簡潔にまとめます。
資源の妥当性
人員・設備・予算の適切さを評価し、「どの部署で何が不足しているか」を具体的に記載します。
3. 結論・指示事項
会議で最終的に決まった内容を明確に示します。
改善計画
優先順位をつけ、実施内容・期限・責任者をセットで記載します。
リソース配分
予算、人員増減、設備投資など、必要なリソースを提案します。
経営層の決定事項
承認内容や方針変更など、経営判断を明確に示します。
次回までのアクション
短期タスクと担当者をリスト化します。実務で動かしやすくなります。
4. 次回レビュー予定・責任者
次回日時(暫定でも可)と担当部署 を記載し、準備の責任範囲を明確にします。
経営層コメント を添えると、会議全体の方向性が示され、実効性が高まります。
各項目は「事実」と「結論」を分けて書くと読み手が理解しやすくなります。
また、数値・期日・担当者などの具体性を必ず示すことで、実務につながる報告書になります。
報告書作成の流れ

マネジメントレビュー報告書は、会議の記録をまとめるだけではなく、次の改善につなげる“実務文書”です。
ここでは、準備から承認・フォローまでの一連の流れをわかりやすく整理しています。
1. 事前準備(データ収集と分析)
まず事務局が、品質目標の進捗、不良率、クレーム件数、内部監査の指摘事項などのデータを収集します。
月別の不良率をグラフ化
クレームを製品別に集計
傾向や異常値の洗い出し
といった形で、客観的に整理したデータをそろえておくことで、会議の議論がスムーズになります。
2. レビュー会議の開催
経営層・部門責任者・品質担当・事務局が参加し、事前配布資料をもとに現状を共有します。
会議では次の点を中心に議論します。
発生している課題の原因
リスクの有無
改善のための具体的な対策案
必ず「誰が」「いつまでに」「何をするか」を決め、議事録に残します。
例:特定工程の不良が増加 → 工程改善を担当する責任者と期限を設定する。
3. 報告書ドラフトの作成
会議で決まった内容と議事録をもとに、事務局または品質管理部が報告書のドラフトを作成します。
記載内容の例:
- 要旨:「品質目標達成率は80%」
- 原因と対策:「工程見直しと教育実施(担当:田中/期日:翌月末)」
- 必要な資源の整理
読み手がすぐに状況を把握できるよう、重点ポイントを簡潔にまとめます。
4. 承認・共有とフォローアップ
ドラフトは経営層の承認を得たうえで、社内に共有します。
共有方法は以下のような形式が一般的です。
- メール配布
- 社内掲示
- イントラネット掲載
アクションの進捗は担当者が定期的に報告し、事務局がフォローします。
進捗確認は月次で行い、必要に応じて次回レビューで再検討します。
チェックポイント
報告書を実務で活用するために、次の4点を必ず確認してください。
- データが最新である
- 責任者と期限が明確に設定されている
- 対策の効果測定方法が決まっている
- 共有先と報告頻度が整理されている
書き方のポイント・注意点

マネジメントレビュー報告書を「誰が読んでも分かりやすく、実務で使える資料」に仕上げるためには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
ここでは、特に意識すると仕上がりが大きく変わる注意点をまとめました。
目的を明確にする
報告書の冒頭に、目的(意思決定/改善点の提示/記録など)を一文で示します。
「誰が読むか」を意識して書くことで、内容の焦点がぶれません。
正確性を保つ
会議での発言や決定事項は、日時・発言者を明記して記録します。
数値は出典を添えたり、集計方法・誤差範囲を示したりすると信頼性が高まります。
簡潔にまとめる
要点は箇条書きを中心にまとめ、だらだらした長文は避けます。
重要な結論やアクションは、見出しや強調を使って一目で分かるようにします。
フォーマットと連続性
報告書の形式を統一し、様式番号・日付・版管理を必ず付けます。
過去の記録にリンクできるよう、参照欄を設けると検索性が大幅に向上します。
機密情報の扱い
機密性が高い情報は別添資料にまとめ、アクセス権を設定します。
個人情報や営業機密は必要最低限の記載に留め、扱いに注意します。
視覚資料の活用
数値は文章だけでなく、表やグラフを使って示します。
図表には簡単な注釈を添え、読み手がすぐに傾向をつかめるようにします。
言葉遣いと専門用語
専門用語の多用は避け、使う場合は短い説明や注釈を付けます。
文章は能動態で簡潔に書くと、読み手にとって理解しやすくなります。
最終チェック項目(例)
提出前に、以下の点を最終確認します。
- 事実関係が正しいか
- 決定事項と担当者・期限が明記されているか
- 機密情報の取り扱いが適切か
- フォーマットと版管理が整っているか
これらを意識することで、審査でも説明しやすく、実務でしっかり活用できる報告書に仕上がります。
ISO9001要求事項との関係と審議項目

ISO9001(項番9.3.2)では、マネジメントレビューで必ず取り上げるべき審議項目が細かく定められています。
これは、経営層が品質マネジメントシステム(QMS)の有効性を正しく評価し、必要な改善を判断するための“公式チェックリスト”のような役割を持っています。
ここでは、実務で押さえておくべき主要項目を、できるだけイメージしやすい形で整理しました。
前回レビューのアクション結果
前回会議で決定した改善策が、実際にどう実施され、どんな成果が出たのかを確認します。
「完了したかどうか」だけでなく、効果の度合い・残った課題・遅れている理由まで把握することがポイントです。
例:不良率低減のための教育を実施したが、ラインBで依然として不良が多い → 再教育や工程改善を検討する。
外部・内部の課題
QMSに影響を与える外部環境(市場の動き/法律の改正/競合状況など)や、社内の変化(組織変更/設備トラブル/担当者の異動など)を整理します。
「急激な価格変動」「新しい規制」「設備の老朽化」など、今後の品質に影響しそうな要因を早めに拾い上げることが重要です。
品質目標の達成度
年度や四半期で設定している品質目標が、どの程度達成できているかを数値で確認します。
- 達成率の推移
- 目標未達の原因
- 外部要因/内部要因の切り分け
を行い、次の改善につなげます。
例:納期遵守率が目標95%→実績89% → 特定工程のボトルネックを分析。
顧客満足・苦情の状況
顧客アンケート、レビュー、問い合わせ、クレーム件数などをもとに、顧客の声を整理します。
- 苦情の傾向
- 発生している頻度
- 対応策の効果
- 顧客満足度の推移
を確認し、サービス改善や設計見直しにつなげます。
例:「包装が開きやすい」という声が増えている → 包装基準の見直し。
プロセスのパフォーマンスと適合性
組織の主要プロセスが期待どおり動いているかを評価します。
指標の例
- 納期遵守率
- 工程能力指数
- リードタイム
- 再作業率
これらを基に、プロセスそのものが適切に運用されているか、改善すべきかを判断します。
資源の妥当性
品質活動を支えるための「人員・設備・予算・インフラ」が十分かどうかを評価します。
例:
人員不足で教育が回っていない
生産設備が老朽化し不良が増加している
繁忙期に予算不足で外注できていない
といった課題を洗い出し、必要に応じて追加投資や配置転換を検討します。
改善の必要性
継続的改善(CI:Continuous Improvement)の観点から、どこに改善の余地があるかを改めて整理します。
小さな改善(作業標準の見直し)
大きな改善(工程設計変更や設備更新)
将来的な改善テーマの候補
などを一覧化し、優先順位を付けて管理します。
QMSに必要な変更
手順書、方針、組織の役割分担など、QMSそのものの見直しが必要かを判断します。
例:
新しいリスクに備えて手順を追加
役割と権限の見直し
外部委託先変更に伴う管理基準改訂
この項目は、「現場の変化」と「QMSの書類や仕組み」がズレていないかを点検する重要なプロセスです。
実際の記載例・フォーマット

マネジメントレビュー報告書は、フォーマットを整えておくと毎回の作成が大幅に楽になります。
ここでは、実務でそのまま使えるテンプレートの見出し項目と、記載例の一部を紹介します。
テンプレート(見出し項目)
報告書を構成する基本項目は以下のとおりです。
- タイトル
- 開催日時・場所
- 出席者(役職名つき)
- 議題一覧
- 各議題ごとの審議内容と結論
- 改善計画(対策、担当者、期限)
- 次回レビュー日程
これらを毎回同じ並びで記載することで、読み手も迷わず内容を把握できるようになります。
記載例(抜粋)
以下は、実際のマネジメントレビュー報告書に近い記載例です。
記載例
タイトル: 品質マネジメントレビュー 20XX年Q1
開催日時・場所: 20XX年4月10日 10:00〜12:00/会議室A
出席者: 社長、品質責任者、製造部長、営業部長
議題1:品質目標の達成状況
目標: 品質目標A=95%
実績: 92%
原因: 工程Xで不良が増加(部品供給のバラつきが影響)
結論: 目標未達成。原因の詳細分析と対策の実施が必要。
改善計画
X工程改善チームを設置し、工程管理手順を見直す。
担当:山田/期限:20XX年6月末
次回レビュー: 20XX年7月15日
このように
「目標 → 実績 → 原因 → 結論 → 改善計画」
の流れで書くと、読み手が状況を整理しやすくなります。
記載のポイント
報告書を実務で活かすために、次の点を必ず押さえてください。
結論、担当者、期限は必ず明記する
→ これがないとアクションが動かず、レビューの意味が薄れてしまいます。
対策は“誰が・何を・いつまでに”を明確にする
→ 曖昧な表現(例:対応を検討する)は避け、具体的な行動に落とし込みます。
重要なデータは表やグラフで示す
→ 数値の推移や比較データは、視覚化する方が判断しやすくなります。
これらを整えることで、監査でも説明しやすく、組織全体の改善に直結する報告書になります。
よくある課題と改善のコツ

マネジメントレビュー報告書では、形式は整っていても「実務で使えない」「再現性がない」ケースがよくあります。
ここでは、ありがちな課題と、すぐに実践できる改善のコツをまとめました。
よく見られる課題
マネジメントレビューで起きがちな問題には、次のような特徴があります。
定型文や過去報告のコピペで内容が薄くなる
→ 実際の状況が反映されず、意味のあるレビューにならない。
課題の原因や対応策が抽象的で、実行につながらない
→ 「対応する」「検討する」など曖昧な表現のまま放置される。
経営層の意思決定や根拠が記録されない
→ 後から「なぜこの方針になったのか」が分からず、改善の再現性が失われる。
数値や傾向が文章だけで示され、理解に時間がかかる
→ グラフ化されていないため、読み手が状況を把握しづらい。
改善のコツ(実務的)
少しの工夫で、報告書の質が大きく変わります。
会議直後にドラフトを作成し、記憶が新しいうちに具体化する
→ 発言の細かいニュアンスや根拠を正確に記録できる。
課題は「発生事象 → 原因(仮説) → 対策 → 責任者 → 期限」で書く
→ 一連の流れが整理され、読み手が理解しやすい。
経営層のコメント・判断理由を短く引用して残す
→ 方針が伝わりやすく、実務担当者の納得感も高まる。
具体例(書き方のモデル)
このように、“原因の根拠” を添えることで説得力が大きく増す点がポイントです。
視覚化と数値管理
レビューの質を高めるためには、文章だけでなく“数値を見せる”工夫が欠かせません。
数値はグラフ化し、変化率や累計・トレンド線を入れる
→ 一目で状況の良し悪しが分かります。
KPIは「現状値 × 目標値」を並べて記載する
→ 改善幅や未達ギャップが明確になる。
視覚的な整理は、経営層の判断スピードも大きく上げます。
会議後の運用とフォロー
報告書は「作って終わり」ではなく、運用が本番です。
アクションはタスク管理ツールで割り当て、締め切りを設定
→ 実行管理が簡単になり、抜け漏れを防げる。
次回MRで「実績 → 効果 → 次ステップ」を必ず確認
→ PDCAの“Check”が強化され、継続改善が回りやすくなる。
フォーマットは固定しつつ、中身は毎回必ずカスタマイズする
→ コピペによる形骸化を防ぎ、内容の質を保てる。
まとめと活用のポイント

マネジメントレビュー報告書は、単なる会議録ではなく、経営判断や現場の改善活動を動かすための重要な資料です。
読み手が迷わず理解でき、次に取るべき行動が明確になる報告書を目指しましょう。
フォーマット化して見やすくする
毎回のレビューで項目がぶれないよう、定型フォーマットを用意します。
- 目的
- 現状
- 指標
- 課題
- 対策
- 責任者
- 期日
など、決まった枠に沿って記載することで、読み手は内容を比較しやすくなります。
例:不適合件数、顧客満足度、納期遵守率を表形式で整理する。
数値化して比較しやすくする
数値は文章で説明するより、グラフや比較表のほうが一目で理解できます。
- 月次/四半期の推移グラフ
- 目標と実績を並べた表
- 前年同月比や変化率
などを入れるだけで、課題の把握が格段にスムーズになります。
具体的な改善アクションを記載する
改善策は、曖昧な表現ではなく、実際に行動できるレベルの指示に落とし込みます。
例
「出荷遅延の原因調査をAが30日以内に完了し、是正案を提出する」
このように 担当者・期限・内容 をセットで書くことで、次回MRで進捗を確認しやすくなります。
経営層と現場の両方を意識する
報告書は複数の立場の人が読みます。
経営層向け:要点・結論・意思決定事項を明確に
現場向け:具体的な作業レベルの改善策を詳しく
両方を意識することで、組織全体で改善が動きやすくなります。
活用のための運用ルールを決める
報告書を“作って終わり”にしないために、運用ルールを明確にします。
- 保管場所(共有フォルダ・クラウド等)
- レビューの周期
- フォローアップの方法
- 指標やフォーマットの定期見直し
これらが整っていると、改善活動の定着につながります。
可視化ツールを活用する
ダッシュボード化やRAG(赤・黄・緑)のステータス表示など、視覚的な工夫を取り入れると判断がスピーディになります。
- 月次KPIダッシュボード
- リスクのRAG管理表
- 行動計画の進捗ガントチャート
など、視覚化は経営層にも現場にも効果的です。
これらを徹底すると、マネジメントレビュー報告書は“ただの記録”ではなく、組織の改善を前に進めるための実務的なツールとして大いに活用できます。