応用情報技術者試験の午後問題「プロジェクトマネジメント」対策徹底解説
応用情報技術者試験の午後問題とは
応用情報技術者試験の午後問題は、記述式で出題されます。解答者は選択した分野について、自分で考えを書き出す必要があります。特に論理的な考え方や知識の正確さが求められ、知識を活かした具体的な課題解決力も評価のポイントです。
午後問題は全部で11分野あります。「情報セキュリティ」は必須ですが、残りは選択式で4つ選びます。その中でも「プロジェクトマネジメント」は、実務にも結びつきやすく、出題頻度も高いため、多くの受験者が選択しています。
例えば、午後問題では、現場で発生しうる問題への対応や、計画書の一部作成を問われることが多いです。このように、単なる知識だけでなく、実際の状況を想定した思考力が試されます。
プロジェクトマネジメント分野の出題傾向とテーマ
プロジェクトマネジメントの問題では、下記のような内容がよく出題されています。
- プロジェクト計画書の作り方や、計画書の一部を作成する課題
- 進捗やスケジュール管理の方法の説明や事例を問う問題
- コスト管理・リスク対応につながる提案
- ステークホルダー(関係者)への対応策
- 現場で発生したトラブルやリスクへの具体的な対応案
問題の多くは、PMBOK(プロジェクトマネジメントの世界標準となるガイドブック)の考え方に沿っています。たとえば、リスク対策には「転嫁」や「受容」など、複数の方法があり、それぞれの使い分けを問われます。また、現実の現場を意識した設問も多いです。たとえば「進捗が計画より遅れているとき、どう対応するか」といった具体的な状況設定で説明を求められます。
次の章では、「午後問題で得点力を上げるための具体的な対策」について詳しく解説します。