プロジェクトマネジメント

PMOが最悪と言われる7つの理由とは?現場の不満と向いている人・向いていない人

はじめに

「PMOは最悪と聞くけれど、本当にそうなのだろうか」
「PMOへの転職や配属を考えているものの、現場で嫌われる仕事なのではないか」と不安に感じていませんか。

実際にPMOとして働き始めたら、会議の調整や進捗管理ばかり任されてやりがいを感じられなかったり、プロジェクトメンバーから「口を出すだけ」と受け取られて関係づくりに苦労したりする場面もありますよね。

この記事では、PMOが最悪と言われる理由や現場で不満が生まれやすい背景、PMOに向いている人・向いていない人の特徴まで順を追って説明していきます。

PMOが最悪と言われるのはなぜ?

「PMOは最悪」と言われる背景には、仕事内容そのものに対する誤解だけでなく、実際の業務で負担を感じやすい特徴もあります。

ここでは、PMOが最悪と言われる主な理由について順番に見ていきましょう。

PMOは成果が見えにくい仕事だから

PMOは、資料作成や進捗・課題管理、会議運営など、プロジェクトを円滑に進めるための業務を担当します。

売上を直接生み出したり成果物を作ったりする立場ではないため、プロジェクトが順調に進んでも、成果がPMや開発チームの実績として評価されることがあります。

そのため、自分の貢献が見えにくく、「やりがいを感じにくい」と言われることがあります。

PMOは現場と管理職の板挟みになりやすいから

PMOは、経営層やPMから進捗報告や課題への対応を求められる一方で、現場の状況も把握しながら調整を進める役割です。

管理側の要望と現場の実情が合わない場合は、双方の意見を調整する必要があります。

そのため、双方から要望を受ける場面も多く、精神的な負担を感じる人もいます。

PMOは雑務や調整業務が多いから

PMOは、会議の日程調整や議事録の作成、進捗資料の更新、課題管理表の整理、関係者への連絡などを担当することが多い仕事です。

複数の関係者との確認や修正対応が重なることもあり、調整業務に多くの時間を使う場合があります。

そのため、「調整や事務作業が多い」と感じる人もいます。

PMOは責任だけが重くなる場合があるから

PMOは、プロジェクト全体の進捗や課題を管理し、問題があれば早めに共有や対応を進める役割です。

一方で、予算や人員配置などの最終的な判断はPMや管理者が行うことも少なくありません。

そのため、責任の大きさに対して権限が限られていると感じ、「負担が大きい」と受け止める人もいます。

PMOの現場でよくある不満

PMOの仕事はプロジェクトを円滑に進めるために欠かせない役割ですが、実際の現場では仕事内容に対して不満を感じる人も少なくありません。

ここでは、PMOの現場でよく挙げられる代表的な不満について解説します。

会議や資料作成ばかりでやりがいを感じにくい

PMOは、会議の準備や議事録の作成、進捗資料や報告資料の更新などを担当することが多く、1日の多くを調整業務や資料作成に費やす場合があります。

成果物を直接作る仕事に携わる機会が少ない案件では、自分の成果を実感しにくいこともあります。

そのため、会議や資料作成が中心の業務に物足りなさを感じ、「やりがいを感じにくい」と言われることがあります。

意思決定権がなくストレスを感じやすい

PMOは、進捗や課題を整理して改善案をまとめても、最終的な判断はプロジェクトマネージャーや管理職が行うことが一般的です。

問題に気付いていても自分の判断で進められない場面が続くと、もどかしさやストレスを感じる人もいます。

関係者との調整業務が多く精神的な負担が大きい

PMOは、プロジェクトマネージャーや現場メンバー、取引先などと連携しながら、進捗確認や日程調整、課題共有を行います。

関係者ごとに要望や優先順位が異なる場合は、意見を調整しながら合意を得る必要があります。

そのため、調整業務が続くと精神的な負担を感じることがあります。

PMOが最悪だと感じやすい案件の特徴

PMOが「最悪」と感じるかどうかは、仕事そのものだけでなく、担当するプロジェクトの状況にも大きく左右されます。

ここでは、PMOが負担を感じやすいプロジェクトの特徴について解説します。

プロジェクト体制が整っていない

プロジェクト体制が整っていない案件では、役割分担や報告先、意思決定者が明確になっておらず、PMOが確認や調整を繰り返す場面が増えます。

担当者が決まっていない業務や責任範囲が曖昧な課題も発生しやすく、本来の管理業務以外の対応を求められることもあります。

そのため、調整業務の負担が大きくなり、「最悪」と感じる人もいます。

役割や責任範囲が曖昧になっている

役割や責任範囲が明確でない案件では、PMOの担当業務がその都度変わりやすくなります。

PMが判断する内容や現場が対応すべき作業まで依頼されることが続くと、本来の管理業務に十分な時間を確保できません。

業務範囲が曖昧なまま負担が増えることで、「最悪」と感じることがあります。

炎上プロジェクトの立て直しを担当している

炎上プロジェクトの立て直しを担当するPMOは、遅延したスケジュールの見直しや課題整理、関係者との調整などを短期間で進める必要があります。

問題が積み重なった状態から対応するため、進捗確認や調整の回数も増えやすくなります。

その結果、精神的な負担が大きくなり、「最悪」と感じる人もいます。

PMOは案件によって評価が変わる

PMOは一律に「最悪な仕事」と言えるものではなく、担当する案件や組織の環境によって働きやすさや評価は大きく変わります。

ここでは、PMOが評価されやすい案件の特徴について解説します。

役割が明確な案件では働きやすい

役割が明確な案件では、PMOが担当する進捗管理や課題管理、会議運営などの業務範囲があらかじめ決まっています。

PMや現場との役割分担も整理されているため、担当外の業務を急に任されることが少なく、本来の管理業務に集中しやすくなります。

そのため、働きやすいと感じる人が多い傾向があります。

PMや現場との連携体制によって負担が変わる

PMや現場との連携体制が整っている案件では、進捗報告や課題共有のルールが統一されているため、確認や調整を何度も繰り返す必要がありません。

必要な情報をスムーズに共有できることで、PMOの業務も進めやすくなります。

そのため、連携体制が整っている案件ほど負担は軽くなります。

プロジェクト改善に関われる案件は評価されやすい

プロジェクト改善に関われる案件では、PMOが進捗管理や課題管理だけでなく、業務手順や管理方法の改善にも携わることがあります。

改善によってプロジェクト全体が進めやすくなると、PMOの貢献も伝わりやすくなります。

そのため、管理業務だけを担当する案件より評価されやすい傾向があります。

PMOに向いている人・向いていない人

PMOの仕事が自分に合うかどうかは、経験年数だけでなく、考え方や仕事の進め方によっても変わります。

ここでは、PMOに向いている人と向いていない人の特徴をそれぞれ紹介します。

PMOに向いている人の特徴

PMOには、進捗や課題を整理しながら複数の関係者と連携できる人が向いています。

資料作成やスケジュール管理、会議運営などを正確に進め、状況に応じて優先順位を切り替えられる人は、PMOとして活躍しやすいでしょう。

PMOに向いていない人の特徴

PMOには、自分の判断だけで仕事を進めたい人や、成果物を作る業務を中心に担当したい人は向いていない場合があります。

進捗管理や課題管理、関係者との調整が中心になることが多いため、管理業務や調整業務に負担を感じやすい人は、仕事が合わないと感じることがあります。

まとめ

PMOが「最悪」と言われることがあるのは、成果が見えにくいことや調整業務の多さ、責任と権限のバランスなど、仕事の特性が影響しているためです。

特に、体制や役割が曖昧なプロジェクトでは負担が大きくなりやすい一方で、役割分担や連携体制が整った案件では、プロジェクトを支える重要な役割としてやりがいを感じられることもあります。

そのため、PMOが自分に合う仕事かどうかは、評判だけで判断するのではなく、実際の仕事内容や担当範囲、プロジェクトの環境まで確認することが大切です。

自分がどのような働き方をしたいのかも踏まえながら判断することで、入社後のミスマッチを防ぎやすくなるでしょう。

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