目次
はじめに
「プロジェクトメンバーは何人くらいが適正なのだろう」
「人数を増やしたほうが早く終わるのか、それとも少人数のほうが進めやすいのだろう」と迷っていませんか。
新しいプロジェクトを立ち上げる際、必要な人員を見積もってメンバーを集めたものの、途中で作業が偏ったり、反対に人数が多すぎて会議や情報共有に時間がかかったりして、今の体制でよいのか判断できなくなることもありますよね。
この記事では、人数別の目安や適正人数を考えるポイント、多すぎる場合に起こりやすい問題点と改善方法まで、順を追って分かりやすく説明していきます。
プロジェクトメンバーは何人までが適正?

プロジェクトメンバーの適正人数は、業種や業務内容によって異なりますが、チーム運営のしやすさを考えると一定の目安があります。
ここでは、適正人数の目安と、人数が増えることで発生する調整コストについて順番に解説します。
10人前後が目安
一般的なプロジェクトでは、メンバー数は10人前後がひとつの目安とされています。
10人程度であれば、役割分担や進捗確認、情報共有がしやすく、意思決定に必要な調整も増えすぎにくいためです。ただし、これはあくまで目安であり、業務内容や必要な役割によって適した人数は変わります。
10人前後を参考にしながら、実際の作業量や管理負荷に合わせて調整していきましょう。
プロジェクトメンバーの人数別の特徴
プロジェクトに適した人数は一律ではなく、メンバー数によって運営方法や管理のポイントが変わります。
ここでは、プロジェクトの人数別に特徴や管理の傾向を順番に解説します。
5人以下の小規模プロジェクト
5人以下の小規模プロジェクトは、意思決定や情報共有がしやすく、方針変更にも柔軟に対応しやすいのが特徴です。
一方で、一人が複数の役割を兼務することも多く、業務負荷が偏りやすくなります。
そのため、役割分担を明確にしながら、各メンバーの負担を確認して進めることが大切です。
6〜10人の中規模プロジェクト
6〜10人の中規模プロジェクトは、役割を分担しながらも、メンバー同士で情報共有しやすい人数です。
一人あたりの業務負担を調整しやすい一方で、進捗確認や意思決定には一定の調整が必要になります。
そのため、定期的に進捗を確認し、役割ごとの責任範囲を明確にして運営することが大切です。
11〜20人の大規模プロジェクト
11〜20人の大規模プロジェクトは、役割を細かく分担できる一方で、情報共有や意思決定の調整に時間がかかりやすくなります。
関係者が増えるほど連携が複雑になり、進捗の遅れにつながることもあります。
そのため、担当範囲や報告経路を明確にし、スムーズに連携できる体制を整えることが重要です。
20人を超えるプロジェクト
20人を超えるプロジェクトでは、全員を一つのチームとして管理するのが難しくなり、情報共有や意思決定の負担も大きくなります。
そのため、担当分野ごとにチームを分け、それぞれに責任者を配置して管理することが大切です。
役割や報告経路を整理しておくことで、連絡漏れや判断の遅れを防ぎやすくなります。
何人から「プロジェクトメンバーは多い」?
プロジェクトメンバーが何人から「多い」と感じるかは、人数だけで決まるものではありません。
ここでは、人数が増えたときの目安と、適切に運営するために重要な考え方を順番に解説します。
10〜15人を超えると調整負荷が増えやすい
プロジェクトメンバーは、10〜15人を超えると調整負荷が増えやすいとされています。
メンバーが増えるほど、進捗確認や情報共有、意思決定に時間がかかりやすくなるためです。
そのため、人数が増える場合は、調整業務が増えることを見越して体制を整えておくことが大切です。
20人を超えると管理体制が必要になる
20人を超えるプロジェクトでは、一人のプロジェクトマネージャーだけで全員を管理するのが難しくなります。
そのため、担当分野ごとに責任者を配置し、報告経路や意思決定の流れを整理した管理体制を整えることが大切です。
こうした体制を作ることで、情報共有や進捗管理もスムーズに進めやすくなります。
プロジェクトメンバー数を決めるときの判断するポイント
プロジェクトメンバー数は、人数の目安だけで決めるのではなく、実際の業務内容や体制に合わせて判断することが大切です。
ここでは、プロジェクトメンバー数を決める際に確認したい判断基準を順番に解説します。
プロジェクトの規模
プロジェクトメンバー数は、まずプロジェクトの規模に合わせて考えます。
作業工程や成果物が少ない小規模案件は少人数でも進めやすい一方、大規模案件では担当業務が増えるため、必要な人員も多くなります。
そのため、作業範囲や必要な役割を確認し、規模に合った人数を設定することが大切です。
業務の複雑さ
業務の複雑さも、メンバー数を決める大切なポイントです。
専門分野ごとの対応や複数の工程を並行して進める場合は、役割が偏らないよう必要な人員を確保する必要があります。
そのため、作業内容を確認し、必要な役割に応じて人数を決めることが大切です。
関係者の人数
関係者の人数も、メンバー数を考えるうえで欠かせないポイントです。
依頼部門や協力会社、承認者が増えるほど、打ち合わせや進捗報告などの調整も増えやすくなります。
そのため、プロジェクトメンバーだけでなく、関係者との連携も考慮した体制を整えることが大切です。
必要な専門スキルの数
必要な専門スキルの数も、メンバー数を決めるポイントです。
設計や開発、品質管理など複数の専門分野が必要な場合は、それぞれを担当できる人材を配置しなければ作業が滞りやすくなります。
そのため、必要なスキルを事前に整理し、対応できる人材に合わせて人数を決めることが大切です。
まとめ
プロジェクトメンバーの適正人数に決まった正解はなく、プロジェクトの規模や業務内容、必要な役割に合わせて考えることが大切です。
人数が増えるほど役割を分担しやすくなる一方で、情報共有や意思決定などの調整も増えるため、人数だけで判断するのではなく、管理しやすい体制をあわせて整えることが重要になります。
プロジェクトの目的や作業量に応じて適切な人数を設定し、状況に合わせて体制を見直しながら進めることで、よりスムーズにプロジェクトを進めやすくなるでしょう。