目次
はじめに
「プロジェクトマネージャーになるには、どんなスキルが必要なの?」
「資格を取っておけば、PMへのキャリアアップに役立つ?」と気になっていませんか。
エンジニアやプロジェクトリーダーとして経験を積み、次のキャリアとしてPMを考え始めても、技術力以外に何を身につければよいのか、どの資格から勉強すればよいのか迷うことがあります。
この記事では、PMに必要なスキルや役立つ資格、PMを目指すためのキャリアパスについて整理します。
プロジェクトマネージャーの仕事内容と求められる役割は?
プロジェクトマネージャーは、個別の作業を担当するだけでなく、プロジェクト全体の進捗や課題を確認しながら、目標の達成に向けて進行を管理する役割を担います。
ここでは、プロジェクト全体を管理する役割と、メンバーや関係者を調整する役割に分けて解説します。
プロジェクト全体を管理して目標達成へ導く役割
プロジェクトマネージャーは、納期や予算、作業範囲を把握しながら、プロジェクトが計画どおりに進んでいるかを確認します。
予定より作業が遅れている場合は、どの工程に遅れが出ているのかを確認し、担当者の変更や作業順序の見直しなど、状況に合わせて対応します。
進捗だけでなく発生している課題にも目を配り、優先順位をつけて対応しながら、プロジェクトを目標達成へと導いていきます。
メンバーや関係者を調整してプロジェクトを進める役割
プロジェクトマネージャーは、メンバーの担当業務や期限を確認し、誰がいつまでに何を行うのかを分かりやすく共有します。
顧客や社内の関係部署とも、要件や納期、作業内容について確認し、認識にずれがある場合はお互いが納得できる内容へと調整します。
決まった内容を関係者に共有して認識をそろえることで、作業のやり直しやスケジュールの遅れを防ぎ、プロジェクトをスムーズに進めます。
プロジェクトマネージャーに必要なスキル
プロジェクトマネージャーには、プロジェクトを計画どおりに進めるために、複数のスキルが求められます。
ここでは、プロジェクトマネージャーに必要なスキルを、管理・コミュニケーション・問題解決・マネジメントの4つに分けて解説します。
進捗やスケジュールを管理する管理スキル
プロジェクトマネージャーには、各作業の担当者や期限を把握し、予定どおりに進んでいるかを確認する管理スキルが求められます。
作業に遅れが出ている場合は、どの程度遅れているのか、後の工程にどのような影響があるのかを確認し、作業の順序や期限を調整します。
予定と実際の進み具合をこまめに確認することで、納期に影響する遅れにも早めに気づき、対応しやすくなります。
関係者と円滑に進めるコミュニケーションスキル
プロジェクトマネージャーには、メンバーや顧客、社内の関係部署と情報を共有し、認識をそろえるコミュニケーションスキルも必要です。
要件や期限、担当範囲を分かりやすく伝えるだけでなく、相手の意見や認識も確認することで、行き違いを防ぎやすくなります。
途中で変更があった場合も、変更内容や影響する作業を関係者へ共有し、同じ認識で仕事を進められるようにします。
問題発生時に対応する問題解決スキル
プロジェクトを進めていると、予定どおりにいかず、さまざまな問題が発生することがあります。
プロジェクトマネージャーには、問題が起きた原因や影響する範囲を確認し、状況に合った対応方法を考える問題解決スキルが求められます。
納期や作業内容への影響が大きい問題から対応し、その後もきちんと解決できたかを確認することで、問題を残したまま次の工程へ進むことを防ぎます。
チームをまとめるマネジメントスキル
プロジェクトマネージャーには、メンバーそれぞれの担当業務や作業量を把握し、無理なく仕事を進められるよう調整するマネジメントスキルも必要です。
特定のメンバーに仕事が集中している場合は、担当を変更したり、ほかのメンバーに作業を分けたりして負担を調整します。
進捗が遅れているメンバーには必要なサポートを行い、チーム全体が予定に沿って進められるよう支えていきます。
プロジェクトマネージャーに資格は必要なのか
プロジェクトマネージャーを目指す際、「資格を取得しなければPMになれないのか」と気になる方もいるでしょう。
ここでは、資格がなくてもPMを目指せる理由と、資格取得を検討したいタイミングや選び方について解説します。
資格がなくてもPMを目指せる理由
プロジェクトマネージャーは、特定の資格がなければ担当できない職種ではないため、資格を持っていなくても目指すことができます。
実務では、進捗確認やスケジュール調整、課題への対応、関係者との調整などを経験しているかが重視されます。
そのため、まずはプロジェクトの一部を管理する役割から経験を積み、少しずつ担当する範囲を広げていくと、PMに必要なスキルを身につけやすくなります。
資格取得が役立つタイミングと選び方
資格は、プロジェクト管理の知識を体系的に学びたいときや、転職・昇進に向けて知識やスキルを示したいときに役立ちます。
資格を選ぶ際は、試験範囲を確認し、現在の仕事や今後担当したいプロジェクトに必要な知識を学べるかを確認してみましょう。
資格を取ることだけを目的にするのではなく、学んだ内容を実際の仕事に生かせるものを選ぶことが大切です。
プロジェクトマネージャーを目指すためのキャリアパスと準備
プロジェクトマネージャーを目指す場合、いきなりプロジェクト全体の管理を担当するのではなく、実務経験を積みながら担当範囲を広げていくのが一般的です。
ここでは、未経験からPMになるまでに経験したいことと、段階ごとに身につけたいスキルや知識について解説します。
未経験からPMになるまでに経験すべきこと
未経験からプロジェクトマネージャーを目指す場合は、まずメンバーとして担当業務の期限や作業の流れを把握し、プロジェクトがどのように進むのかを経験します。
その後、複数の作業の進捗確認やスケジュール調整、関係者への情報共有など、少しずつ管理する範囲を広げていきます。
担当する人数や工程を段階的に増やし、プロジェクト全体の進捗や課題を管理する経験を積むことで、PMに必要な力を身につけていけます。
段階ごとに身につけたいスキルと知識
メンバーとして働く段階では、自分の担当業務や期限を把握し、遅れや問題があれば早めに報告できる力を身につけます。
複数の作業を管理するようになったら、担当者ごとの進捗確認や期限の調整、課題の整理、関係者への情報共有なども経験していきましょう。
さらにプロジェクト全体を管理する段階では、納期や予算、作業範囲を把握し、遅れや問題が発生したときに影響を見極めて対応を決める力が求められます。
プロジェクトマネージャーを目指すなら最初に身につけるべきこと
プロジェクトマネージャーを目指すなら、まずは自分の担当業務について、期限や進捗を確認する習慣を身につけることが大切です。
仕事を「誰が・何を・いつまでに行うか」まで整理し、遅れが出たときは原因やほかの作業への影響を確認しながら、対応する順番を考えます。
また、問題が起きたときは一人で抱え込まず、関係者に状況や対応案を伝え、認識をそろえる経験も積んでいきましょう。
こうした管理や調整を日々の仕事で少しずつ経験することで、プロジェクト全体を管理するための力が身についていきます。
まとめ
プロジェクトマネージャーには、進捗やスケジュールの管理だけでなく、関係者との調整や問題への対応など、プロジェクト全体を見ながら進める力が求められます。
資格は必須ではないため、まずは日々の業務で期限や進捗を意識し、少しずつ管理する範囲を広げていくことが大切です。
PMを目指している方は、身近な業務の進捗確認や情報共有から始め、経験を重ねながらプロジェクト全体を見渡せる力を身につけていきましょう。