リーダーシップとマネジメントスキル

リーダーの仕事は2つだけ|「決める」と「導く」ができればチームは動き出す理由

はじめに

「リーダーを任されたけれど、具体的に何をすればチームが動いてくれるのか分からない」
「メンバーへの声かけや判断に迷い、すべての仕事を自分で抱えてしまっている」と感じていませんか。

会議で意見をまとめたり、目標に向けてメンバーを動かしたりする立場になると、リーダーには多くの能力が必要だと思い、何から身につければよいのか迷うことがありますよね。

この記事では、リーダーの仕事が「決める」と「導く」の2つに整理できる理由や、それぞれの役割で具体的に何を行うのかを順を追って説明していきます。

リーダーの仕事は「決める」と「導く」の2つだけ

リーダーの役割は幅広く見えますが、実際にはすべての仕事を整理すると「何をするべきかを決めること」と「周囲が動ける状態へ導くこと」の2つに集約できます。

ここでは、なぜリーダーの仕事を2つに絞って考えるのか、そして「決める」と「導く」という行動が組織にどのような影響を与えるのかを順を追って説明していきます。

なぜ仕事を2つに絞って考えるのか

リーダーの仕事を「決める」と「導く」の2つに絞って考えるのは、自分が優先して果たすべき役割を整理しやすくするためです。

リーダーはすべての業務を自分で行うのではなく、目標や方針を決め、メンバーが動きやすい環境をつくる立場にあります。

仕事は細かく見るとさまざまありますが、多くは「何を目指すかを決めること」と「目標に向かって導くこと」の2つにまとめられるため、役割を理解しやすくなります。

「決める」と「導く」が組織に与える影響

「決める」と「導く」が機能すると、メンバーは何を優先し、どのように行動すればよいかを迷わず判断しやすくなります。

反対に、目標や判断基準が曖昧なままでは、人によって進め方が変わり、仕事の方向性も揃いにくくなります。

リーダーが必要に応じて支援や方向修正を行うことで、メンバーは安心して仕事に取り組めるようになり、チーム全体も同じ目標に向かって進みやすくなります。

リーダーの仕事① 決めること

リーダーの仕事で最初に求められるのは、チームが同じ方向へ進むための基準を作ることです。

ここでは、リーダーに必要な「決める」という仕事について、具体的な内容を順に解説します。

目標や方向性を決める

リーダーが最初に行う仕事は、チームが目指す目標と進む方向を決めることです。

いつまでに何を達成するのか、どの業務を優先するのか、どのような基準で成果を判断するのかを明確にすることで、メンバーは日々の業務で何を優先すべきか判断しやすくなります。

目標や方向性がはっきりしているほど、チーム全体が同じ基準で行動しやすくなります。

優先順位を決める

リーダーは、限られた時間や人員の中で成果を出すために、仕事の優先順位を決める役割も担います。

目標達成への影響や期限までの残り時間を基準に、先に取り組む仕事と後回しにできる仕事を整理することで、チーム全体が迷わず業務を進めやすくなります。

判断基準を示すことが、効率よく成果を出すことにもつながります。

最終的な意思決定をする

チーム内で意見が分かれたり、複数の選択肢があったりする場面では、リーダーが最終的な判断を行います。

メンバーの意見を踏まえながら、目標や期限への影響を考慮して方針を決めることで、チームは迷わず次の行動に移れます。

必要な場面で責任を持って決断することは、リーダーに欠かせない役割の一つです。

リーダーの仕事② 導くこと

リーダーは、決めた方向へメンバーを動かすだけでなく、一人ひとりが力を発揮できる状態を整える役割も担います。

ここでは、リーダーが行うべき導き方について具体的に解説します。

メンバーが動きやすい環境を作る

リーダーは、メンバーが迷わず仕事を進められる環境を整えることも大切な役割です。

担当する業務や目標、進め方を分かりやすく共有し、必要な情報を事前に伝えることで、自分で判断しながら行動しやすくなります。

また、困ったときに相談しやすい雰囲気を作ることも、安心して仕事に取り組める環境づくりにつながります。

役割を明確にして成果につなげる

リーダーは、誰がどの業務を担当し、いつまでに何を達成するのかを明確にする必要があります。

役割がはっきりしていると、業務の重複や抜け漏れを防ぎやすくなり、メンバーも自分の責任を理解して行動できます。

それぞれの役割を明確にすることが、チーム全体の成果につながります。

困ったときに支援する

メンバーが仕事で行き詰まったときは、リーダーが状況を整理し、必要な助言や情報を伝えながら解決を支援します。

ただし、すべての仕事を代わりに行うのではなく、メンバー自身が前に進めるようにサポートすることが大切です。

必要な場面で適切に支援することで、安心して仕事に取り組めるチームを作れます。

現場リーダーが勘違いしやすいポイント

現場リーダーになると、自分が率先して動かなければならないという意識が強くなり、すべての業務を自分で処理しようとしてしまうことがあります。

ここでは、現場リーダーが陥りやすい考え方のズレと、適切な役割の持ち方について解説します。

管理することと仕事を抱えることは違う

リーダーの役割は、自分ですべての仕事をこなすことではなく、メンバーが仕事を進められるように状況を確認し、必要な判断や調整を行うことです。

業務を抱え込みすぎると、チーム全体を見る時間が減り、本来の役割を果たしにくくなります。

管理することと作業を引き受けることは別だと意識することが大切です。

自分で全部やろうとしない

リーダーは、自分だけで仕事を抱え込まず、任せられる業務はメンバーに任せることも大切です。

仕事を分担することで、リーダーは進捗確認や問題が起きたときの判断に時間を使いやすくなり、メンバーも自分の役割に責任を持って取り組めます。

チーム全体で成果を出すためには、一人で頑張りすぎないことも重要です。

まとめ

リーダーの仕事はさまざまありますが、基本となる役割は「決める」と「導く」の2つです。

目標や優先順位を決めてチームの方向性を示し、メンバーが力を発揮できる環境を整えながら必要な支援を行うことで、チーム全体は同じ目標に向かって進みやすくなります。

もしリーダーとして何を優先すべきか迷ったら、「今は決める場面なのか、それとも導く場面なのか」という視点で考えてみてください。

役割をシンプルに整理するだけでも、日々の判断がしやすくなり、メンバーとの関わり方にも自信を持ちやすくなるはずです。

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