プロジェクトマネジメント

▶システム開発の流れを初心者向けに分かりやすく解説 

はじめに

「システム開発って、どんな流れで進めるの?」
「要件定義や設計、テストといった言葉を聞いても、それぞれ何をする工程なのか分からない」と感じていませんか。

初めてシステム開発を担当したり、開発会社との打ち合わせに参加したりすると、次に何を決めるのか、自分はどの段階で確認すればよいのか分からず、話についていけないこともありますよね。

この記事では、システム開発の基本的な流れと各工程で行うこと、開発を進めるうえで確認したいポイントまで順を追って説明していきます。

システム開発の流れは7つの工程で進める

システム開発は、企画・計画から始まり、要件定義、設計、開発、テスト、リリース、運用・保守の7つの工程で進めるのが基本です。

ここでは、システム開発が完成して運用されるまでの流れを7つの工程に分けて説明します。

企画・計画でシステム開発の目的や方向性を決める

企画・計画では、システムを開発する目的や解決したい課題を整理し、開発範囲や予算、スケジュールを決めます。

誰が何のために利用するのか、開発によって何を実現したいのかを関係者で共有し、次の要件定義を進めるための方向性を明確にします。

要件定義で必要な機能や条件を整理する

要件定義では、企画・計画で決めた目的をもとに、システムに必要な機能や処理内容、利用条件を整理します。

利用者の操作やシステムの処理内容を確認しながら開発する範囲を決め、次の設計で具体的な仕様を検討できる状態にします。

設計でシステムの構造や仕様を決める

設計では、要件定義で整理した内容を実現するために、画面構成やデータの扱い方、処理の流れなどを決めます。

利用者が操作する画面だけでなく、システム内部の処理まで具体化し、開発工程でどのようなプログラムを作るのかを明確にします。

開発でプログラムを作成してシステムを構築する

開発では、設計で決めた仕様に沿ってプログラムを作成し、システムを実際に動かせる状態にします。

画面や機能、データ処理などを一つずつ実装し、完成したプログラムは次のテスト工程で正しく動作するか確認します。

テストで正常に動作するか確認する

テストでは、開発したシステムを実際に動かし、設計どおりに動作するかを確認します。

入力したデータが正しく処理されるか、各機能が想定した結果になるかを確かめ、不具合が見つかった場合は修正して再度テストします。

リリースで利用できる状態に公開する

リリースでは、テストを終えたシステムを本番環境へ移し、利用者が使える状態にします。

必要なデータや設定を反映したうえで、正常にアクセスできるか、主要な機能が問題なく動作するかを確認し、本格的な運用を始めます。

運用・保守で継続的に管理や改善を行う

運用・保守では、リリースしたシステムが安定して動作するように状態を確認し、不具合があれば原因を調べて修正します。

利用開始後に機能や設定の変更が必要になった場合も、影響する範囲を確認しながら対応し、システムを継続的に管理します。

システム開発の各工程で行うこと

システム開発では、工程ごとに行う作業や決める内容が異なります。企画から要件定義までで開発するシステムの目的や必要な機能を整理し、設計から開発までで具体的な形にしていきます。

ここでは、それぞれの工程で具体的に何を行うのかを説明します。

企画から要件定義までで開発するシステムの方向性を決める

企画では、システムを開発する目的や解決したい課題、利用者、予算、スケジュールなどを整理します。

その内容をもとに要件定義を行い、必要な機能や利用条件、開発範囲を具体的に決めて、設計へ進むための方向性を固めます。

設計から開発まででシステムを形にしていく

設計では、要件定義の内容をもとに、画面構成や操作方法、データの扱い方、処理の流れなどを決めます。

その仕様に沿ってプログラムを作成し、画面や機能などを実装することで、実際に動作するシステムを形にしていきます。

テストから運用・保守までで安定して利用できる状態にする

テストでは、開発したシステムが設計どおりに動作するかを確認し、不具合があれば修正したうえで本番環境へリリースします。

リリース後は動作状況を確認し、必要に応じて不具合の修正や設定変更を行いながら、安定して利用できる状態を維持します。

システム開発の進め方には種類がある

システム開発の進め方には複数の方法があり、代表的なのがウォーターフォール型とアジャイル型です。

ここでは、それぞれの進め方の特徴を説明します。

ウォーターフォール型は工程を順番に進める方法

ウォーターフォール型は、要件定義、設計、開発、テストなどの工程を、あらかじめ決めた順番に進める方法です。

一つの工程を終えてから次へ進むため作業内容を整理しやすい一方、後から仕様を変更すると前の工程まで戻ることがあるため、最初に要件をしっかり決めておく必要があります。

アジャイル型は改善を繰り返しながら進める方法

アジャイル型は、システムを小さな単位に分け、短い期間で設計・開発・テストを繰り返す方法です。

完成した部分を確認しながら次の開発内容を決めていくため、途中で必要な機能や仕様が変わった場合にも対応しやすい特徴があります。

システム開発の流れを理解するときのポイント

システム開発の流れを理解するには、工程の順番だけでなく、それぞれの工程で何を目的として作業するのかを確認することが大切です。

ここでは、各工程の目的と、開発内容によって進め方や期間が変わる点について説明します。

各工程の目的を知ると全体の流れを把握しやすい

システム開発では、企画や要件定義、設計、開発、テストなど、それぞれの工程に役割があります。

各工程で何を行い、次の工程へどのようにつながるのかを確認すると、開発全体の流れを理解しやすくなります。

開発する内容によって進め方や期間は変わる

システム開発の進め方や期間は、必要な機能や仕様、システムの規模によって変わります。

機能が多く設計やテストの作業が増えるほど期間も長くなるため、開発する内容に合わせて工程やスケジュールを決めることが大切です。

まとめ

システム開発には、企画・計画から要件定義、設計、開発、テスト、リリース、運用・保守まで、それぞれの工程に役割があります。

まずは工程の名前だけを覚えるのではなく、「何を決める段階なのか」「次の工程へどうつながるのか」を意識すると、全体の流れをつかみやすくなります。

また、ウォーターフォール型やアジャイル型など進め方による違いはありますが、開発するシステムの規模や内容に合わせて工程や期間を調整することが大切です。

まずは7つの基本工程とそれぞれの目的を押さえ、システム開発がどのような流れで進んでいくのか整理してみましょう。

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