目次
はじめに
「Premiere Proのメディアキャッシュを削除しても、編集中の動画や素材は消えない?」
「動作が重いので削除したいけれど、プロジェクトに影響が出ないか心配」と迷っていませんか。
Premiere Proを使い続けているとメディアキャッシュがたまり、ストレージの空き容量が減ったり、編集時の動作が気になったりして、削除を検討することがありますよね。
この記事では、Premiere Proのメディアキャッシュを削除するとどうなるのかを整理したうえで、安全な削除方法や削除前に確認したい注意点まで順を追って説明していきます。
Premiere Proのメディアキャッシュを削除するとどうなる?
Premiere Proのメディアキャッシュを削除すると、保存されていた一時データが消去され、必要に応じて再生成されます。
ここでは、メディアキャッシュの基本から、削除後に起こること、削除時に確認したいデータの違いまで説明します。
メディアキャッシュとは?削除前に知っておきたい基本
メディアキャッシュとは、Premiere Proが動画や音声を読み込んだ際に作成する一時データです。
音声の波形表示など、編集に必要な情報を保存しておくことで、素材を毎回解析する負担を減らします。
元の動画・音声やプロジェクトファイルとは別のデータなので、キャッシュを削除しても元素材が消えることはありません。必要なキャッシュは、素材を読み込むと再び生成されます。
メディアキャッシュを削除するとどうなる?
メディアキャッシュを削除すると、Premiere Proがこれまで作成した一時データが消去されます。
次にプロジェクトを開いた際は必要なキャッシュが再生成されるため、素材の読み込みや音声波形の表示に時間がかかることがあります。
ただし、生成が終われば通常どおり編集でき、削除した分だけストレージの空き容量も増やせます。
削除しても問題ないデータ・注意が必要なデータ
メディアキャッシュファイルなど、Premiere Proが再生成できる一時データは削除しても問題ありません。
一方、プロジェクトファイルや編集に使っている動画・音声・画像などの元素材は削除しないよう注意しましょう。
どのファイルがキャッシュなのか分からない場合は、保存フォルダーから直接削除せず、Premiere Proのメディアキャッシュ設定から削除すると安心です。
Premiere Proのメディアキャッシュを削除するメリット・デメリット
Premiere Proのメディアキャッシュを削除すると、不要な一時データを減らしてストレージの空き容量を確保したり、キャッシュが原因で発生している動作上の問題を改善できたりする場合があります。
ここでは、メディアキャッシュを削除するメリットとデメリットを整理したうえで、削除を検討した方がよいケースについて説明します。
メディアキャッシュを削除するメリット
メディアキャッシュを削除するメリットは、保存先のストレージ容量を空けられることです。
Premiere Proを長く使っているとキャッシュが蓄積し、数GB以上になることもあります。
また、古いキャッシュなどを削除することで、素材の読み込みや音声波形の表示といった不具合が改善する場合もあります。
メディアキャッシュを削除するデメリット
メディアキャッシュを削除すると、次にプロジェクトや素材を開いた際に必要なキャッシュが再生成されます。
そのため、再生成が終わるまでは素材の読み込みや音声波形の表示に時間がかかることがあります。
特に素材が多いプロジェクトでは、削除直後に待ち時間が長くなる可能性がある点に注意しましょう。
メディアキャッシュを削除した方がよいケース
ストレージの空き容量が少ない場合や、素材の読み込み・音声波形の表示に問題がある場合は、メディアキャッシュの削除を検討してみましょう。
Premiere Proを再起動しても改善しないときは、キャッシュを削除して再生成することで解消する場合があります。
容量に余裕があり、特に問題なく編集できているのであれば、頻繁に削除する必要はありません。
Premiere Proのメディアキャッシュを削除する方法
Premiere Proのメディアキャッシュは、アプリ内の設定画面から削除する方法と、保存先のフォルダを開いて手動で削除する方法があります。
ここでは、Premiere Proの設定画面から削除する方法と、メディアキャッシュ保存フォルダから手動で削除する方法を説明します。
Premiere Proの設定画面から削除する方法
Premiere Proの「環境設定」から「メディアキャッシュ」を開き、「メディアキャッシュファイルを削除」の「削除」を選択します。
表示された画面で削除する範囲を選び、「OK」をクリックすれば完了です。
使用していないメディアのキャッシュだけを削除する方法と、すべて削除する方法があるため、対象を確認してから実行しましょう。
メディアキャッシュ保存フォルダから手動で削除する方法
手動で削除する場合は、「環境設定」の「メディアキャッシュ」で保存場所を確認し、Premiere Proを終了します。
その後、Windowsはエクスプローラー、MacはFinderから保存先を開き、対象のキャッシュファイルを削除します。
プロジェクトファイルや動画・音声などの元素材を誤って消さないよう、削除するファイルをよく確認してから操作しましょう。
Premiere Proのメディアキャッシュを削除するときの注意点
Premiere Proのメディアキャッシュを削除する際は、作業中のファイルへの影響や削除後の動作を確認してから操作することが大切です。
ここでは、削除前の操作からキャッシュの再生成、削除後に処理時間が長くなる可能性まで、事前に確認しておきたい注意点を説明します。
Premiere Proを終了してから削除する
保存フォルダから手動でキャッシュを削除する場合は、プロジェクトを保存してPremiere Proを終了してから操作しましょう。
起動中はキャッシュファイルが使用されていることがあり、削除できなかったり、一部が残ったりする場合があります。
アプリが完全に終了したことを確認してから削除すると安心です。
削除後はメディアキャッシュが自動で再生成される
削除したメディアキャッシュは、プロジェクトや素材を再び開くと必要に応じて自動で再生成されます。
そのため、自分でキャッシュファイルを作り直す必要はありません。
ただし、Premiere Proを使い続けるとキャッシュは再び蓄積するため、保存容量も少しずつ増えていきます。
初回の読み込みや書き出しに時間がかかる場合がある
メディアキャッシュを削除した直後は、必要なデータが再生成されるため、最初の読み込みに時間がかかることがあります。
キャッシュの再生成と書き出しが重なると、書き出し時間が長くなる場合もあります。
再生成が完了すれば、次回以降は生成済みのキャッシュを利用できます。
メディアキャッシュを削除しても改善しない場合の確認ポイント
メディアキャッシュを削除してもPremiere Proの動作が重い、再生が止まるといった問題が改善しない場合は、キャッシュ以外に原因がある可能性があります。
ここでは、キャッシュ以外で動作が重くなるケースと、Premiere Proや保存先の設定で確認したいポイントについて説明します。
キャッシュ以外が原因で動作が重くなっているケース
メディアキャッシュを削除しても改善しない場合は、動画の解像度やエフェクトの数、ストレージの空き容量などを確認しましょう。
4Kなど高解像度の素材や複数のエフェクトを使用すると、CPUやGPU、メモリへの負荷が大きくなり、再生や操作が重くなることがあります。
また、ストレージの空き容量が少ない場合も、読み込みや書き込みに影響することがあります。
Premiere Proや保存先の設定を確認する
Premiere Proでは、レンダラーやメモリ、メディアキャッシュの保存先を確認しましょう。
利用できるGPUがある場合はGPUアクセラレーションが選択されているか、Premiere Proが使えるメモリが少なくなっていないかを確認します。
キャッシュの保存先に空き容量が少ない場合は、余裕のあるドライブへ変更する方法もあります。
Premiere Proのメディアキャッシュに関するよくある質問
Premiere Proのメディアキャッシュを整理するときは、「定期的に削除する必要があるのか」「削除するとプロジェクトファイルや素材まで消えないか」と疑問に感じることがあります。
ここでは、メディアキャッシュの削除頻度やデータへの影響、保存場所の変更についてよくある疑問を説明します。
メディアキャッシュは定期的に削除した方がよいですか?
メディアキャッシュは、決まった間隔で削除する必要はありません。
ストレージの空き容量が少なくなった場合や、素材の読み込みなどに問題がある場合に削除を検討しましょう。
一定期間使っていないキャッシュを自動で削除する設定を利用すれば、手動で削除する手間も減らせます。
削除してもプロジェクトファイルや素材は消えませんか?
メディアキャッシュを削除しても、プロジェクトファイルや動画・音声・画像などの元素材は消えません。
キャッシュはPremiere Proが生成する一時データで、プロジェクトや元素材とは別に保存されています。
ただし、保存フォルダから手動で削除する場合は、キャッシュ以外のファイルを誤って選ばないよう注意しましょう。
メディアキャッシュの保存場所は変更できますか?
メディアキャッシュの保存場所は、Premiere Proの設定から変更できます。
「環境設定」の「メディアキャッシュ」を開き、保存場所の「参照」から変更先のフォルダを指定します。
容量に余裕のあるドライブを選んでおくと、キャッシュが増えても現在のドライブを圧迫しにくくなります。
まとめ
Premiere Proのメディアキャッシュは、削除してもプロジェクトや元素材には影響せず、必要なデータは自動で再生成されます。
ストレージの容量不足や動作の不具合が気になるときに、削除を検討するとよいでしょう。
頻繁に削除する必要はないため、必要なタイミングで整理しながら、Premiere Proを使いやすい状態に保っていきましょう。