目次
はじめに
「エンパワーメントするって、具体的に何をすればいいの?」
「部下やメンバーを支援したいけれど、手を出しすぎるのと任せきりの違いが分からない」と感じていませんか。
たとえば、部下から相談を受けたときにすぐ答えを教えるべきか、本人に考えてもらうべきか迷うこともありますよね。
この記事では、エンパワーメントする意味や具体的な行動、実践するときのポイントを順を追って説明していきます。
エンパワーメントするとはどういう意味?

エンパワーメントという言葉は、単に誰かを支援したり励ましたりすることだけを指すのではありません。
ここでは、エンパワーメントすることの基本的な意味と、ビジネスで使われる場合の意味を順に説明します。
エンパワーメントするとは?
エンパワーメントするとは、本人が持つ知識や経験、判断力を活かし、自分で考えて行動できるようにすることです。
周囲がすべてを決めるのではなく、本人が課題や選択肢を考え、自分で判断できるように支援します。
その結果、指示を待つだけでなく、主体的に仕事や課題に取り組めるようになります。
ビジネスでは権限や裁量を委ねる意味で使われる
ビジネスにおけるエンパワーメントとは、社員や部下が自分で判断して仕事を進められるよう、権限や裁量を委ねることです。
例えば、担当者が一定の範囲内で顧客対応や仕事の進め方を決められれば、上司の確認を待たずに対応できます。
こうした権限の委譲によって、社員が主体的に判断し、行動できる機会が広がります。
人をエンパワーメントするには何をする?
人をエンパワーメントするには、仕事を任せるだけでなく、本人が自分で判断して進められる条件を整えることが必要です。
ここでは、人をエンパワーメントするときに実際に行う3つの方法を説明します。
権限や裁量を渡して本人に判断してもらう
仕事を任せるときは、本人がどこまで判断してよいのかを明確にします。
判断できる範囲を決めておけば、毎回上司に確認することなく、自分で仕事を進めやすくなります。
また、責任の範囲もあわせて伝えることで、安心して判断できるようになります。
判断に必要な情報と目標を共有する
本人が適切に判断できるよう、仕事の目標や必要な情報を事前に共有します。
達成する期限や求める成果、判断の基準が明確になっていれば、自分で考えて仕事を進めやすくなります。
情報が不足すると判断に迷いやすいため、必要な内容をあらかじめ伝えておくことが大切です。
任せた後も必要な支援やフォローを行う
仕事を任せた後も、本人が困ったときに相談できる環境を整えておきます。
相談する相手や方法を決めておけば、判断に迷ったときも一人で抱え込まずに対応できます。
また、進め方に問題がある場合は、本人の判断を尊重しながら必要なサポートを行いましょう。
エンパワーメントするときは「任せる」と「放任」を混同しない
エンパワーメントでは、本人に仕事を任せることと、任せた後に何もしないことを同じにしないことが重要です。
ここでは、「任せる」と「放任」を分けて考えるための2つのポイントを説明します。
権限だけを渡して支援しない状態はエンパワーメントではない
権限や裁量を渡すだけで、必要な情報や支援を提供しない状態は、エンパワーメントとはいえません。
相談できる相手がいなければ、判断に迷ったり、対応が遅れたりする可能性があります。
仕事を任せる際は、判断できる範囲を明確にし、必要な情報や相談先も伝えておくことが大切です。
任せる範囲と責任を明確にして段階的に進める
仕事を任せるときは、本人が判断できる範囲と、上司の確認が必要な範囲を明確にします。
最初からすべてを任せず、本人の経験や仕事の難しさに合わせて、少しずつ裁量を広げることが大切です。
また、責任の範囲もあわせて共有しておくことで、本人が迷わず判断しやすくなります。
まとめ
エンパワーメントするとは、本人の知識や経験を活かし、自分で考えて判断・行動できるようにすることです。
ビジネスでは、社員や部下に権限や裁量を委ね、主体的に仕事を進められるようにします。
実践する際は、任せる範囲や責任を明確にし、目標や必要な情報を共有することが大切です。
また、仕事を任せた後も必要な支援を行い、本人の経験に合わせて段階的に裁量を広げることで、自分で判断して行動する力を育てられます。