リーダーシップとマネジメントスキル

▶部下とのコミュニケーションのコツ|信頼関係を築く接し方を解説 

はじめに

「部下に声をかけても会話が続かない」
「仕事の指示はできても、悩みや本音をなかなか話してもらえない」と感じていませんか。

上司として部下をサポートしたいと思っていても、忙しい職場では業務の指示や進捗確認だけで会話が終わり、どのように接すれば距離を縮められるのか迷うことがありますよね。

この記事では、部下とのコミュニケーションで意識したい接し方や、信頼関係を築くための具体的なポイントを順を追って説明していきます。

部下とのコミュニケーションで大切な基本の考え方は?

部下とのコミュニケーションでは、上司から指示や意見を伝えるだけではなく、部下が現在どのような状況にあり、仕事についてどう考えているのかを確認することが大切です。

ここでは、部下の状況や考えを理解する接し方と、日々のやり取りを通じて信頼関係を築く考え方について説明します。

一方的に指示するのではなく部下の状況や考えを理解する

部下に指示を出すときは、仕事内容や期限を一方的に伝えるのではなく、現在の業務量や進み具合、本人の考えも確認することが大切です。

「今の業務量で対応できそうですか」「進め方で気になる点はありますか」と声をかけることで、負担や認識のズレに気づきやすくなり、状況に合った指示を出せるようになります。

信頼関係は日々の接し方の積み重ねで築かれる

部下との信頼関係は、1回の面談だけで築けるものではなく、毎日の挨拶や会話、相談への対応を積み重ねることで少しずつ深まっていきます。

報告や相談があったときは最後まで話を聞き、必要な返答を丁寧に行うことで、部下も仕事の悩みや意見を伝えやすくなります。

部下との信頼関係を築く具体的な接し方

部下との信頼関係を築くには、普段の会話や仕事を任せる場面、ミスや相談を受けたときなど、一つひとつの接し方を意識することが大切です。

ここでは、部下との信頼関係につながる具体的な接し方について説明します。

部下の話を最後まで聞き意見や悩みを受け止める

部下が意見や悩みを話しているときは、途中で話を遮ったり否定したりせず、まず最後まで聞くことが大切です。

話を聞いたあとに「つまり〇〇ということですね」と確認すると認識のズレを防げるため、部下も安心して自分の考えを伝えやすくなります。

感謝や評価を具体的な言葉で伝える

部下に感謝や評価を伝えるときは、「ありがとう」だけで終わらせず、どの行動がよかったのかまで具体的に伝えましょう。

「期限の前日までに資料を完成させてくれて助かりました」のように伝えると、部下も評価されたポイントを理解し、次の仕事に活かしやすくなります。

仕事を任せるときは目的や理由も合わせて説明する

部下に仕事を任せるときは、作業内容や期限だけでなく、何のために行う仕事なのか、その理由も合わせて説明します。

仕事の目的が分かれば、部下も優先すべきことを判断しやすくなり、目的を意識しながら仕事を進められるようになります。

日頃から適切な頻度で声をかけ相談しやすい環境を作る

部下が困ってから声をかけるのではなく、日頃から業務の進み具合や困っていることがないかを確認しましょう。

毎日の短い声かけや週1回の面談など、定期的に話せる機会を作っておくと、問題を一人で抱え込む前に相談しやすくなります。

ミスや相談があったときは責めずに対応する

部下からミスの報告や相談を受けたときは、すぐに責めるのではなく、まず何が起きたのかを確認することが大切です。

発生した事実や現在の状況、必要な対応を順番に整理することで、部下もミスを隠さず、早い段階で相談しやすくなります。

部下とのコミュニケーションで避けたい接し方

部下とのコミュニケーションでは、伝える内容だけでなく、普段どのように接するかによって信頼関係が変わります。

ここでは、部下との信頼関係を損なわないために避けたい接し方について説明します。

指示だけで終わり部下の意見を聞かない

仕事内容や期限を一方的に伝えるだけでなく、「進めるうえで気になる点はありますか」と確認し、部下が意見を伝えられる時間を作ることが大切です。

意見を聞かない状態が続くと、部下は自分の考えを伝えにくくなり、必要な相談や報告まで控えてしまうことがあります。

人前で否定や叱責をして信頼を損なう

部下への注意や改善の指摘が必要な場合でも、同僚などがいる前で否定したり叱責したりすることは避けましょう。

1対1で話せる場所を選び、問題点と改善してほしいことを具体的に伝えることで、部下も落ち着いて話を受け止めやすくなります。

忙しさを理由に部下との会話を後回しにする

部下から相談や報告を求められたときに、忙しいことを理由に会話を終わらせるのは避けたいところです。

その場で時間を取れない場合は、「15時から10分話しましょう」のように時間を決めておくと、部下も相談の機会を逃さずに済みます。

部下との関係を良くするために意識したいポイント

部下との関係を良くするには、一度の面談や声かけですぐに変化を求めるのではなく、日々のやり取りを継続することが大切です。

ここでは、継続して関わるときの考え方と、部下に合わせて距離感や声かけを調整するポイントについて説明します。

すぐに変化を求めず継続して関わる

部下との関係は、1回の面談や声かけだけで変えようとせず、日々のやり取りを重ねながら少しずつ築いていくことが大切です。

挨拶や業務中の声かけ、週1回の面談などを続けることで、部下も自分の意見や悩みを話しやすくなります。

部下に合わせて適切な距離感や声かけを調整する

部下によって、こまめな声かけを好む人もいれば、必要なときだけ相談したい人もいるため、全員に同じ接し方をする必要はありません。

普段の返答や相談の頻度を見ながら、声をかけるタイミングや面談の回数を調整すると、お互いに無理なく話せる関係を作りやすくなります。

まとめ

部下とのコミュニケーションで大切なのは、一方的に指示するのではなく、相手の話や状況にも目を向けながら関係を築いていくことです。

話を最後まで聞いたり、感謝や評価を言葉にしたりする日々の小さな関わりが、相談や意見を伝えやすい関係につながっていきます。

すぐに関係を変えようとする必要はありません。まずは普段の声かけや話の聞き方を振り返り、部下一人ひとりに合った距離感を意識しながら、無理のないところから少しずつ関わり方を見直してみましょう。

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