プロジェクトマネジメント

▶CMフィーとは?プロジェクトマネジメントフィーとの違いをわかりやすく解説

はじめに

「CMフィーとは、具体的にどのような費用なの?」
「プロジェクトマネジメントフィーとは何が違うの?」と疑問に感じていませんか。

プロジェクトで外部の会社や担当者に業務を依頼すると、見積書にCMフィーやプロジェクトマネジメントフィーと記載されていて、どの業務に対する費用なのか分かりにくいことがありますよね。

この記事では、CMフィーの意味や費用の考え方、プロジェクトマネジメントフィーとの違いを整理し、それぞれがどのような業務に対して支払われるのかを順を追って説明していきます。

CMフィーとは?

CMフィーとは、コンストラクション・マネジメント(CM)業務を行うCMRに対して支払う報酬を指します。

ここでは、CMフィーが何に対して支払われる費用なのか、管理実費などの経費とどのように分けて考えるのかを説明します。

CM業務に対してCMRへ支払う報酬

CMフィーは、CMRが発注者に代わって行うコンストラクション・マネジメント業務への報酬です。

工事費の査定や関係者との調整、施工者の選定支援、進捗・品質・コストの管理などが対象になります。

契約によって対象となる業務は異なるため、金額だけでなく、どこまでの業務が含まれているか確認しておきましょう。

CMフィーと管理実費などの経費は分けて考える

CMフィーはCMRの業務に対する報酬ですが、交通費や資料作成費など、業務を進めるために発生する経費は別途精算される場合があります。

そのため、見積書や契約書では、CMフィーに含まれる費用と別途請求される経費を分けて確認しておくことが大切です。

CMフィーにはどのような業務が含まれる?

CMフィーの対象となる業務は、発注者に代わってプロジェクトの進行を支援するマネジメント業務です。

ここでは、CMフィーの対象となる基本的な業務と、業務範囲やプロジェクトの規模によって内容が変わる理由を説明します。

発注者を支援するマネジメント業務が対象になる

CMフィーの対象には、発注者に代わって工事費や工程、品質などを管理・調整する業務が含まれます。

CMRは発注者の要望を確認しながら、工事費の確認や工程の調整、施工者との打ち合わせなどを行い、プロジェクトの進行を支援します。

担当する業務は契約によって異なるため、依頼したい業務がCMフィーに含まれているか確認しておきましょう。

業務範囲やプロジェクトの規模によって内容が変わる

CMフィーに含まれる業務は、CMRに依頼する範囲やプロジェクトの規模によって変わります。

依頼する範囲が広い場合や規模が大きい場合は、関係者との調整や確認事項が増え、必要な管理業務も多くなります。

そのため、CMフィーを比較するときは金額だけでなく、どこまでの業務が含まれているかも確認することが大切です。

CMフィーはどのように決まる?

CMフィーは、CMRが担当する業務内容や必要な人員・稼働時間などをもとに算出されます。

ここでは、CMフィーの具体的な算出方法と、業務範囲やプロジェクトの規模によって金額が変わる理由を説明します。

人工単価×稼働日数などをもとにCMフィーを算出する

CMフィーは、CMRの人工単価に担当者の稼働日数や時間を掛けて算出する方法があります。

たとえば、1日あたりの人工単価が5万円で20日稼働する場合、基本となる費用は100万円です。

ただし、担当者の人数や業務内容、契約条件によって算出方法は異なるため、人工単価と稼働日数だけで決まるとは限りません。

業務範囲やプロジェクトの規模によって金額が変わる

CMフィーは、担当する業務範囲やプロジェクトの規模によって必要な工数が変わるため、金額にも差が出ます。

業務範囲が広い場合や規模が大きい場合は、確認や関係者との調整にかかる時間も増える傾向があります。

そのため、金額だけでなく、担当する業務や人数、稼働日数などもあわせて確認することが大切です。

プロジェクトマネジメントフィー(PMフィー)とは?

プロジェクトマネジメントフィー(PMフィー)は、プロジェクト全体のマネジメント業務に対して支払う費用です。

ここでは、PMフィーがどのような業務に対して支払われる費用なのか、企画から完成までの業務範囲とあわせて説明します。

プロジェクト全体のマネジメント業務に対して支払う費用

プロジェクトマネジメントフィー(PMフィー)は、プロジェクト全体の管理や調整を行う業務に対して支払う費用です。

PMは、進捗や予算、品質などを確認しながら、関係者との調整を行い、計画に沿って進められるよう支援します。

PMフィーを確認するときは、どこまでの管理業務が契約に含まれているかを確認しておきましょう。

企画から完成まで幅広い業務が対象になる

PMフィーには、企画から工事の完成まで、プロジェクトの各段階における管理業務が含まれる場合があります。

全体計画や予算の確認、工程管理、関係者との調整など、担当する業務は契約内容によって異なります。

そのため、企画・設計・施工などの各段階で、PMがどこまで担当するのか確認することが大切です。

CMフィーとプロジェクトマネジメントフィーの違い

CMフィーとプロジェクトマネジメントフィーは、どちらもプロジェクトの管理に関わる費用ですが、対象となる業務やマネジメントする範囲、費用の考え方が異なります。

ここでは、業務範囲、マネジメントする対象と役割、費用の対象という3つの視点から、CMフィーとPMフィーの違いを説明します。

対象となる業務範囲の違い

CMフィーは、工事費や工程、品質など、建設工事に関する管理・調整業務が主な対象です。

一方、PMフィーは企画から完成まで、プロジェクト全体を管理する業務が対象となります。

そのため、PMフィーのほうが幅広い業務を含む場合があります。

マネジメントする対象と役割の違い

CMは、工事費や工程、品質、施工者などを管理し、発注者が工事を進めるための支援を行います。

一方、PMは建設工事だけでなく、プロジェクト全体の進捗や予算、関係者との調整などを管理します。

CMは工事を中心に支援し、PMはプロジェクト全体を管理する点が主な違いです。

費用の対象と考え方の違い

CMフィーはCM業務に対する報酬で、人工単価や稼働日数などをもとに算出される場合があります。

一方、PMフィーはプロジェクト全体の管理業務に対する報酬で、担当期間や業務範囲、必要な人員などによって金額が変わります。

比較するときは金額だけでなく、どこまでの業務が含まれているかも確認することが大切です。

CMフィー・PMフィーを確認するときのポイント

CMフィーやPMフィーを確認するときは、提示された金額だけで判断せず、どの業務が費用に含まれているのかを確認する必要があります。

ここでは、フィーの金額とあわせて確認したい業務範囲と、契約に含まれる業務・別途費用になる業務の確認方法を説明します。

フィーの金額だけでなく業務範囲を確認する

CMフィー・PMフィーを確認するときは、金額だけでなく、どこまでの業務が含まれているかを見ることが大切です。

同じ金額でも、工程管理やコスト管理、関係者との調整など、業務範囲によって受けられるサービスは変わります。

見積もりでは、依頼したい業務がフィーの対象になっているか確認しておきましょう。

契約に含まれる業務と別途費用になる業務を確認する

契約前には、基本のCMフィー・PMフィーに含まれる業務と、別途費用がかかる業務を分けて確認しておきましょう。

契約後に業務範囲を超える依頼をすると、追加費用が発生する場合があります。

そのため、追加業務が発生した場合の費用や算出方法についても、あらかじめ確認しておくと安心です。

まとめ

CMフィーは建設工事の管理・調整を行うCM業務への報酬で、PMフィーは企画から完成までプロジェクト全体を管理する業務への報酬です。

ただし、実際に含まれる業務や費用の決め方は契約によって異なるため、名称だけで判断せず、それぞれの役割や業務範囲を理解しておくことが大切です。

CMフィーやPMフィーを比較するときは、金額の安さだけでなく、必要な業務が含まれているか、追加費用が発生する条件はあるかまで確認してみましょう。

見積書や契約書の内容を事前に整理しておくことで、自分たちのプロジェクトに合った依頼先や契約内容を選びやすくなります。

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