目次
はじめに
「エンパシーとシンパシーは、どちらも『共感』という意味なの?」
「似ている言葉だけれど、どう使い分ければいいの?」と迷っていませんか。
相手から仕事の悩みを聞いたときに、同じ気持ちになって寄り添うことと、相手の立場を想像して気持ちを理解しようとすることは、似ているようで少し違います。
この記事では、エンパシーとシンパシーそれぞれの意味や違いを整理し、具体例を交えながら使い分け方を順を追って説明していきます。
エンパシーとシンパシーの違いとは?

エンパシーとシンパシーは、どちらも相手の感情や状況に関わる言葉ですが、相手への向き合い方に違いがあります。
ここでは、それぞれの意味を確認したうえで、エンパシーとシンパシーの違いを比較表で整理します。
エンパシーは相手の立場や感情を想像して理解すること
エンパシーとは、自分が同じ経験をしていなくても、相手の立場に立って気持ちや考えを想像することです。
相手が何を感じ、なぜそう考えたのかを、その人の状況や背景から理解しようとします。
自分の感情を重ねるのではなく、相手の視点から物事を捉えることが特徴です。
シンパシーは相手の感情や状況に同調・共鳴すること
シンパシーとは、相手の悲しみや喜びに共感し、自分も似た気持ちになることです。
例えば、相手のつらい経験を聞いて自分も悲しくなったり、うれしい報告を聞いて一緒に喜んだりすることが挙げられます。
相手の立場を理解することよりも、感情が自然と重なる点が特徴です。
エンパシーとシンパシーの違いを比較表で整理
エンパシーとシンパシーの違いは、相手の感情を「理解する」のか「同調・共鳴する」のかにあります。
エンパシーでは相手の立場から感情や考えを想像するのに対し、シンパシーでは相手の感情に触れて自分も似た感情を抱きます。
2つの違いを整理すると、以下のとおりです。
| 比較項目 | エンパシー | シンパシー |
|---|---|---|
| 相手への向き合い方 | 相手の立場から考える | 相手の感情に同調する |
| 感情の捉え方 | 相手の感情を想像して理解する | 相手と似た感情を抱く |
| 同じ経験の必要性 | 同じ経験がなくても理解を試みる | 同じ経験がなくても感情に共鳴する |
エンパシーとシンパシーの違いを具体例で理解する
エンパシーとシンパシーの違いは、実際の場面に当てはめると理解しやすくなります。
ここでは、2つの具体例からそれぞれの違いを確認します。
同じ経験をした相手に「わかる」と感じるのはシンパシー
自分と同じ経験をした相手に、気持ちを重ねて「わかる」と感じるのはシンパシーです。
例えば、仕事で大きな失敗をした経験がある人なら、同じように落ち込んでいる相手のつらさに共感しやすいでしょう。
自分の経験を通じて、相手の悲しみやつらさに自然と共鳴することが特徴です。
自分と異なる立場でも相手の気持ちを想像するのはエンパシー
自分が同じ経験をしていなくても、相手の立場や状況から気持ちを想像するのはエンパシーです。
例えば、仕事で大きな失敗をした経験がなくても、相手が努力してきた過程や置かれた状況を考えることで、そのつらさを理解しようとします。
自分の経験だけで判断せず、相手の視点に立って気持ちを考えることが特徴です。
まとめ
エンパシーとシンパシーは、どちらも相手の感情や状況に関わる言葉ですが、相手への向き合い方が異なります。
エンパシーは、自分に同じ経験がなくても相手の立場や状況から感情を想像し、理解しようとすることです。
一方、シンパシーは、相手の悲しみや喜びに触れ、自分も似た感情を抱いて同調・共鳴することを指します。
相手の立場から気持ちを「理解する」のがエンパシー、相手の気持ちに「共鳴する」のがシンパシーと整理すると、2つの違いを判断しやすくなります。