はじめに
「子どもの聞く力を鍛えたいけれど、どんな遊びなら楽しく続けられるのだろう」
「ゲームを取り入れても、本当に聞く力や集中力につながるのかな」と迷っていませんか。
何度声をかけても話を最後まで聞いてくれなかったり、説明の途中で気がそれてしまったりすると、どう関わればよいのか悩んでしまいますよね。
この記事では、子どもの聞く力を鍛えられるゲーム7選と、遊ぶときのポイントを順を追ってわかりやすく紹介していきます。
子どもの聞く力を鍛えるゲーム7選
聞く力は、楽しみながら繰り返し取り組める遊びの中で育てやすくなります。
ここでは、自宅や保育園・幼稚園、小学校でも取り入れやすく、子どもが相手の話を最後まで聞く習慣づくりにつながるゲームを7つ紹介します。
まねっこゲーム
まねっこゲームは、大人がした動きや言葉を、子どもがそのまま真似する遊びです。
大人が「手を2回たたく」「右手を上げる」「こんにちはと言う」などを1つずつ行い、子どもは最後まで見聞きしてから同じように動きます。動きや言葉を正確に真似するためには、
途中で判断せず最後まで相手を見る必要があるため、話や指示を最後まで聞く習慣を身につけやすくなります。
▶まねっこゲームとは?聞く力が育つ遊び方と年齢別の楽しみ方
聖徳太子ゲーム
聖徳太子ゲームは、2〜3人が同時に別々の言葉を話し、子どもが聞こえた内容を答える遊びです。
最初は1〜2語程度の短い言葉から始め、慣れてきたら話す人数や言葉の長さを少しずつ増やします。
同時に聞こえる複数の声から必要な情報を聞き分けようとするため、相手の話に集中して聞く力を育てやすくなります。
▶聖徳太子ゲームとは?聞く力を楽しく鍛える遊び方とコツ
間違い探しゲーム
間違い探しゲームは、大人がわざと間違えた言葉や動作を見つけてもらう遊びです。
子どもがよく知っている歌や手遊び、簡単な動作の中で一部だけ変え、どこが違うかを答えてもらいます。
違いを見つけるためには、相手の言葉や動きを最後まで注意して聞いたり見たりする必要があるため、聞き逃さずに集中する力を育てやすくなります。
▶間違い探しゲームで聞く力は育つ?遊び方と期待できる効果
船長さんゲーム
船長さんゲームは、「船長さんの命令です」と言われたときだけ指示どおりに動く遊びです。
「船長さんの命令です。手を上げてください」と言われたら動きますが、「手を上げてください」だけなら動きません。
正しく行動するためには、指示の最初から最後まで聞いて判断する必要があるため、言葉を最後まで聞く習慣を身につけやすくなります。
▶船長さんゲームとは?聞く力や集中力を育てる遊び方を紹介
しりとりリレー
しりとりリレーは、前の人が言った言葉の最後の文字を聞き取り、その文字から始まる言葉を順番につなげる遊びです。
次に答える言葉を考える前に、相手が何と言ったのかを最後まで正確に聞き取ることが必要になります。
相手の言葉を聞き逃さずに続けることを繰り返すことで、話を最後まで聞く力を育てやすくなります。
▶しりとりリレーとは?聞く力と言葉の力を楽しく伸ばす遊び方
口頭指示ゲーム
口頭指示ゲームは、大人が伝えた指示を聞いて、そのとおりに行動する遊びです。
「赤い積み木を1つ持って机の上に置く」「本を閉じていすに座る」など、言葉だけで指示を出し、子どもは最後まで聞いてから動きます。
途中で判断せずに指示全体を聞く必要があるため、話を最後まで聞いて理解する力を育てやすくなります。
▶口頭指示ゲームとは?聞く力や理解力を育てる遊び方と例題
音当てゲーム
音当てゲームは、聞こえた音を手がかりに何の音かを当てる遊びです。
紙をめくる音や鍵を振る音、水を注ぐ音などを聞き、子どもは音だけを頼りに答えます。
正しく答えるためには、音の違いや特徴を最後まで注意して聞き取る必要があるため、耳で情報を聞き分ける力を育てやすくなります。
▶音当てゲームとは?聞く力や集中力を伸ばす遊び方を紹介
年齢別|聞く力を鍛えるゲームの選び方
子どもの聞く力を伸ばすには、年齢や発達段階に合ったゲームを選ぶことが大切です。
ここでは、3〜4歳、5〜6歳、小学生それぞれに向いているゲームの特徴と選び方のポイントを紹介します。
3〜4歳は「真似しやすいゲーム」がおすすめ
3〜4歳の子どもには、動きや言葉をそのまま真似できるシンプルなゲームがおすすめです。
ルールが複雑だと遊び方を理解することに意識が向きやすいため、1つの動作や短い言葉を真似する内容から始めます。
真似しやすいゲームを選ぶことで、相手の言葉や動きを最後まで聞いたり見たりすることに集中しやすくなります。
5〜6歳は「ルールを聞くゲーム」を増やす
5〜6歳になったら、指示やルールを最後まで聞いてから行動するゲームを少しずつ増やします。
1つだけの指示だけでなく、2〜3つの内容を順番に聞いて動く遊びも取り入れると、話の内容を聞き取りながら覚える練習になります。
ルールを正しく理解してから行動する場面が増えるため、最後まで聞く力を育てやすくなります。
小学生は「考えながら聞くゲーム」が向いている
小学生には、聞いた内容を考えて答えたり判断したりするゲームが向いています。
相手の話を最後まで聞いてから答えるルールや、複数の情報を聞き分ける内容を選ぶと、聞いた情報を整理しながら行動する練習になります。
聞くだけで終わらず内容を考える場面が増えるため、聞く力を伸ばしやすくなります。
聞く力ゲームが子どもに効果的な理由
聞く力を鍛えるゲームは、子どもが「練習」と意識せずに取り組めることが大きな特徴です。
ここでは、遊びを通して聞く力が育ちやすい理由や、家庭でも続けやすいポイントについて紹介します。
遊びながら自然に集中力が身につく
聞く力ゲームは、楽しみながら相手の言葉や音に意識を向ける時間を増やせるため、集中して聞く習慣を身につけやすくなります。
遊びの中ではルールを守るために最後まで聞く場面が自然に生まれるため、無理に集中を促さなくても聞くことを続けやすくなります。
繰り返し遊ぶことで、相手の話に注意を向ける力を育てやすくなります。
楽しみながら「最後まで聞く力」を育てやすい
聞く力ゲームは、ルールを守るために相手の言葉を最後まで聞く必要があるため、「最後まで聞く力」を身につけやすい遊びです。
途中で動いたり答えたりすると正しく進められないため、自然と話の終わりまで耳を傾ける習慣が身につきます。
遊びを繰り返すことで、最後まで聞いてから行動する流れを定着させやすくなります。
家庭でも短時間で続けやすい
聞く力ゲームは、特別な道具を用意しなくても家庭で5〜10分程度から始めやすい遊びです。
短時間でも繰り返し取り組みやすいため、子どもが負担を感じにくく、続けやすくなります。
毎日の生活の中で無理なく遊ぶ機会を作れるため、聞く力を少しずつ育てやすくなります。
子どもの聞く力ゲームを続けるコツ
聞く力を伸ばすには、ゲームの内容だけでなく、無理なく続けられる環境づくりも大切です。
ここでは、子どもが楽しみながら取り組みやすく、習慣として続けるためのコツを紹介します。
1回5〜10分程度から始める
聞く力ゲームは、最初から長時間続けるのではなく、1回5〜10分程度を目安に始めると続けやすくなります。
遊びの時間が長すぎると子どもの集中が切れやすくなるため、短い時間で終えることが大切です。
負担を感じにくい時間で続けることで、毎日の遊びとして取り入れやすくなります。
できなかった時に叱りすぎない
聞く力ゲームでうまくできなかったときは、間違えたことを強く叱りすぎないことが大切です。
失敗するたびに注意されると遊ぶことへの意欲が下がりやすくなるため、次の挑戦につながりにくくなります。
安心して繰り返し取り組める環境を作ることで、聞く力ゲームを続けやすくなります。
子どもの好きな遊びにアレンジする
子どもの好きな遊びや興味に合わせてルールを少し変えると、聞く力ゲームを続けやすくなります。
興味を持てない内容では途中で飽きやすくなるため、普段から好きな遊びを取り入れることが大切です。
楽しみながら取り組める時間が増えることで、聞く機会を自然に増やしやすくなります。
聞く力ゲームをするときの注意点
聞く力ゲームは、進め方によっては子どもが負担を感じ、遊びを楽しめなくなることがあります。
ここでは、無理なく取り組みながら聞く力を育てるために意識したい注意点を紹介します。
難しすぎるルールにしない
聞く力ゲームは、子どもの年齢に合った分かりやすいルールで始めることが大切です。
最初から複数の指示や複雑なルールにすると、遊び方を理解することに意識が向きやすくなります。
無理なく取り組める内容にすることで、相手の話を最後まで聞くことに集中しやすくなります。
勝ち負けにこだわりすぎない
聞く力ゲームでは、勝ち負けよりも最後まで話を聞けたことを大切にすることが重要です。
勝敗ばかり気にすると、早く答えることを優先して話を最後まで聞かなくなりやすくなります。
聞くことを目的にして遊ぶことで、無理なく聞く力を育てやすくなります。
疲れている時は無理にやらない
疲れているときは、聞く力ゲームを無理に続けないことが大切です。
疲れた状態では話を最後まで聞き続けることが難しくなり、遊びを楽しめなくなりやすくなります。
子どもの様子を見ながら休む日も取り入れることで、無理なく聞く力ゲームを続けやすくなります。
まとめ
子どもの聞く力は、遊びを楽しみながら少しずつ育てていけます。
まねっこゲームや船長さんゲーム、口頭指示ゲームなど、相手の話を最後まで聞く遊びを取り入れることで、聞く習慣や集中力が身につきやすくなります。
また、年齢や発達に合ったゲームを選び、1回5〜10分程度から無理なく続けることも大切です。
うまくできなくても叱りすぎず、子どもの好きな遊びにアレンジしながら取り組むと、楽しく続けやすくなります。
大切なのは、勝ち負けではなく「最後まで話を聞くこと」を意識することです。
子どもの体調や気分に合わせながら、毎日の遊びの中で少しずつ聞く力を育てていきましょう。