リーダーシップとマネジメントスキル

▶意思決定とは?意味や種類・進め方をわかりやすく解説

はじめに

「意思決定とは、具体的に何をすることなの?」
「仕事で複数の選択肢があるとき、何を基準に決めればいいの?」と迷っていませんか。

会議で方針を決める場面や、いくつかの案から一つを選ぶ場面で、情報はそろっているのに判断基準が定まらず、なかなか結論を出せないことがありますよね。

この記事では、意思決定の意味や主な種類、判断するときの基本的な進め方について、順を追って説明していきます。

意思決定とは?

意思決定とは、複数の選択肢の中から目的や状況に合った行動を選ぶことです。

ここでは、意思決定の基本的な意味を整理したうえで、判断・決断との違いや、意思決定が必要になる主な場面について説明します。

意思決定の意味

意思決定とは、複数の選択肢を比較し、目的や条件に合う行動を選ぶことです。

仕事では、業務の進め方だけでなく、担当者や期限、方法などを決める場面も意思決定に含まれます。

選択肢を整理して基準に沿って選ぶことで、具体的な行動へつなげられます。

意思決定と判断・決断の違い

判断は、集めた情報や基準をもとに、物事の状態や良し悪しを見極めることです。

一方、決断は、迷いがあるなかでも最終的な方針を決めることを指します。

意思決定は、選択肢を比較し、判断した結果をもとに取るべき行動を選ぶまでの一連の流れです。

意思決定が必要になる主な場面

意思決定は、業務の進め方や担当者、予算の配分などを決める場面で必要になります。

複数の選択肢がある場合は、目的や期限、人員、予算などの条件を確認しながら、適した方法を選ぶことが大切です。

選ぶ内容を明確にしておくことで、その後の行動も進めやすくなります。

意思決定の主な種類

意思決定は、決める内容や組織への影響の大きさによって、いくつかの種類に分けられます。

ここでは、それぞれの特徴や違いを順に説明します。

戦略的意思決定

戦略的意思決定とは、企業や組織の中長期的な方向性を決めることです。

経営方針や事業の方向性、経営資源の配分など、組織全体に関わる内容を主に経営層が決めます。

短期間では変更しにくいため、市場の状況や自社の目標、資金や人員などを踏まえて検討することが大切です。

管理的意思決定

管理的意思決定とは、経営方針や戦略を実行するために、人員や予算などの使い方を決めることです。

部門ごとの目標や担当者の配置、業務の進め方などについて、主に管理職が判断します。

限られた人員や予算を適切に配分することで、決められた方針を具体的な業務へつなげていきます。

業務的意思決定

業務的意思決定とは、日々の仕事を進めるなかで必要になる意思決定です。

作業の順番や担当者、対応方法など、現場で発生する具体的な内容について決めます。

業務手順や期限、進捗状況などを確認しながら、その場に合った行動を選ぶことが大切です。

合理的・直感的・創造的意思決定という分類もある

意思決定は、決め方によって合理的・直感的・創造的意思決定に分けることもできます。

合理的意思決定は情報や条件を比較して選ぶ方法、直感的意思決定は経験や感覚をもとに選ぶ方法です。

創造的意思決定では、既存の選択肢だけにとらわれず、新しい方法や選択肢を考えながら決定します。

意思決定の主な種類

意思決定は、決める内容や組織への影響の大きさによって、いくつかの種類に分けられます。

ここでは、それぞれの特徴を順に説明します。

1.課題と目的を明確にする

最初に、何を決める必要があり、意思決定によってどのような状態を目指すのかを明確にします。

現在の問題と達成したい結果を分けて整理し、「何を・いつまでに・どの状態にするか」を具体的にします。

目的が明確になれば、必要な情報や検討する選択肢も絞りやすくなります。

2.必要な情報を集める

課題と目的が決まったら、意思決定に必要な情報を集めます。

現在の状況や期限、予算、人員など、選択肢を比較するために必要な項目を確認しましょう。

情報を集めすぎると判断に時間がかかるため、目的に関係するものに絞ることが大切です。

3.選択肢を洗い出す

必要な情報がそろったら、目的を達成するために考えられる選択肢を洗い出します。

最初から1つに決めるのではなく、複数の方法を挙げて比較できるようにしておきましょう。

そのうえで、期限や予算、人員などの条件を確認し、実行できる選択肢を残します。

4.選択肢を比較・評価する

洗い出した選択肢を、目的の達成度や費用、期間、必要な人員など、同じ基準で比較します。

それぞれのメリットや注意点も確認し、目的や条件に合っているかを検討しましょう。

比較する基準をそろえておくと、それぞれの違いが分かりやすくなります。

5.選択肢を決定して実行する

比較した結果をもとに、目的や条件に合う選択肢を決定し、実際の行動に移します。

その際は、誰が何をいつまでに行うのかを明確にしておくことが大切です。

担当者や期限まで決めておけば、意思決定した内容を実行につなげやすくなります。

6.結果を振り返る

実行後は、当初の目的を達成できたかを振り返ります。

予定していた期限や費用、目標と実際の結果を比べ、違いがあればその原因を確認しましょう。

振り返った内容を残しておくことで、次に意思決定するときの判断材料として活かせます。

適切な意思決定をするためのポイント

適切な意思決定をするには、多くの情報を集めるだけでなく、何を基準に選ぶのかを明確にして進めることが大切です。

ここでは、意思決定を行う際に押さえておきたいポイントを順に説明します。

判断基準と優先順位を明確にする

意思決定を始める前に、何を基準に選択肢を比較するのかを決めておきます。

費用や期限、人員、期待できる成果などを整理し、そのなかで何を優先するのかも明確にしましょう。

基準と優先順位が決まっていれば、複数の選択肢を同じ条件で比較しやすくなります。

必要な情報を絞って集める

情報は、意思決定に必要なものに絞って集めることが大切です。

費用や期限、人員など、判断基準に沿って選択肢を比較できる情報を確認しましょう。

関係のない情報まで集め続けず、判断に必要な材料がそろった段階で次のステップへ進みます。

思い込みや先入観だけで判断しない

過去の経験や最初に得た情報だけで、選択肢を決めてしまわないことも大切です。

有力だと思う選択肢についても、費用や期限、実行条件などを確認し、ほかの案と同じ基準で比較しましょう。

客観的な情報も確認することで、思い込みに偏った判断を避けやすくなります。

期限を決めて意思決定する

意思決定では、いつまでに決めるのか期限を設定しておきます。

実行開始日から逆算し、情報収集や比較、最終決定に使える時間を決めておくと進めやすくなります。

期限を設けることで、情報収集や比較を続けすぎて決定が遅れるのを防げます。

決定後の結果を検証して次の意思決定に活かす

決定した内容を実行した後は、当初の目的や判断基準と実際の結果を比較します。

費用や期限、成果などを振り返り、想定どおりだった点と違いが生じた点を整理しましょう。

原因まで確認しておくことで、次に意思決定するときの判断材料として活かせます。

まとめ

意思決定では、複数の選択肢から何となく選ぶのではなく、まず目的や判断基準を明確にすることが大切です。

必要な情報を集めて選択肢を比較し、期限も意識しながら、自分や組織の状況に合った行動を選んでいきましょう。

また、決定した内容は実行して終わりではなく、結果を振り返ることも大切です。うまくいった点や改善できる点を整理して次の判断に活かすことで、より納得できる意思決定につなげられます。

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