ネットワーク基礎と構築

▶リンク速度とは?回線速度との違いや確認方法をわかりやすく解説

はじめに

「リンク速度って何を表しているの?」
「インターネットが遅いと感じるけれど、回線速度を確認すれば原因は分かるの?」と疑問に感じていませんか。

パソコンやネットワーク機器の設定画面で「1Gbps」「100Mbps」といった表示を見ても、それが実際の通信速度とどう関係するのか分からず、どこを確認すればよいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

この記事では、リンク速度の基本的な意味や回線速度との違い、現在のリンク速度を確認する方法について順を追って説明していきます。

リンク速度とは?

リンク速度について理解するには、まず「どの機器同士の、どれくらいの速さの接続状態を示しているのか」を確認することが大切です。

ここでは、リンク速度の意味や表示される場所、通信環境を確認するうえで重要となる理由について順番に解説します。

リンク速度の意味

リンク速度とは、パソコンやルーターなどのネットワーク機器同士が接続している区間の通信速度を表す数値です。

単位は「Mbps」や「Gbps」で表示され、数値が大きいほど1秒間に送受信できるデータ量が多くなります。

インターネット回線の契約速度ではなく、機器同士がどのくらいの速度で接続できているかを示す数値です。

リンク速度が表示される場所

リンク速度は、パソコンやスマートフォンのネットワーク設定画面、ルーターの管理画面などで確認できます。

表示される場所は機器によって異なりますが、現在どの速度で接続しているかを確認する際に利用されます。

通信状況を確認したいときに、一度見ておきたい項目です。

リンク速度が重要な理由

リンク速度を確認すると、通信速度が思うように出ない原因を見つける手がかりになります。

回線契約が高速でも、パソコンとルーターのリンク速度が低いと、その区間が通信のボトルネックになることがあります。

ネットワーク環境を確認するときは、リンク速度もあわせて確認しておくことが大切です。

リンク速度と回線速度の違い

リンク速度と回線速度は、どちらも通信の速さを表す言葉ですが、示している範囲が異なります。

ここでは、リンク速度と回線速度の違いを比較し、それぞれの数値がどのような意味を持つのか、リンク速度が速くても通信速度が低下する理由について順番に解説します。

【比較表】リンク速度と回線速度の違い

項目リンク速度回線速度
意味機器同士が接続している区間の通信速度インターネット回線で実際に通信できる速度
対象パソコン・ルーター・LANケーブルなどの接続光回線やホームルーターなどのインターネット回線
確認場所ネットワーク設定やルーターの管理画面速度測定サイトや通信事業者の情報
単位Mbps、GbpsMbps、Gbps
用途機器間の接続状態を確認する実際の通信速度を確認する

リンク速度と回線速度は、どちらも「Mbps」や「Gbps」で表示されますが、表している内容は異なります。

通信速度が遅いと感じたときは、回線速度だけでなくリンク速度も確認すると、原因を切り分けやすくなります。

リンク速度が速くても通信速度が遅いことがある

リンク速度が1Gbpsなど高い数値でも、実際の通信速度が同じになるとは限りません。

インターネット回線の混雑状況や接続先の影響によって、通信速度が低下することもあります。

そのため、リンク速度が速いのに通信が遅い場合は、回線全体の状況もあわせて確認することが大切です。

リンク速度の確認方法

リンク速度を確認すると、現在接続しているパソコンやスマートフォン、ネットワーク機器がどの程度の速度で通信できる状態なのかを把握できます。

ここでは、利用している端末ごとにリンク速度を確認する方法について順番に解説します。

Windows

Windowsでは、「設定」の「ネットワークとインターネット」から接続中のWi-FiまたはEthernetを選ぶと、リンク速度を確認できます。

「リンク速度(送信/受信)」に表示されるMbpsやGbpsの数値が、現在の接続速度です。

通信状況を確認したいときに役立ちます。

Mac

Macでは、「システム設定」の「ネットワーク」から接続中のWi-FiまたはEthernetを選び、詳細情報でリンク速度を確認できます。

表示される数値は、Macとルーターなどのネットワーク機器が接続している速度を示しています。

接続状態を確認したいときに確認してみましょう。

Android・iPhone

Androidでは、接続中のWi-Fi情報にリンク速度が表示される機種があります。

一方、iPhoneは標準の設定画面ではリンク速度を確認できない場合があり、その際はルーターの管理画面や専用アプリで確認します。

利用する端末によって確認方法が異なる点を覚えておくと安心です。

リンク速度が遅いときに確認したいポイント

リンク速度が通常より遅く表示される場合は、接続している機器や通信環境に原因がないかを確認する必要があります。

ここでは、リンク速度が低下したときに確認したいポイントや、改善につなげるための対処方法について順番に解説します。

Wi-Fiの電波状況を確認する

Wi-Fiの電波が弱い場所では、リンク速度が低下することがあります。

まずは端末をルーターに近づけて、リンク速度が改善するか確認してみましょう。

電波が原因であれば、ルーターの設置場所を見直すことで改善が期待できます。

ルーターや端末を再起動する

ルーターや端末を長時間使用していると、一時的な不具合でリンク速度が低下することがあります。

一度電源を切り、数十秒待ってから再起動すると、接続状態が改善する場合があります。

再起動後にリンク速度を確認して、変化があるか確認してみましょう。

リンク速度が遅くなる主な原因を確認する

リンク速度が低い場合は、Wi-Fi規格やルーター、端末、LANケーブルの性能が影響していることがあります。

それぞれの機器が対応している最大速度を確認すると、原因を見つけやすくなります。

対応速度が低い機器があると、その性能が上限になることもあります。

リンク速度についてよくある質問

リンク速度について理解していても、「実際にどのくらいの数値があれば問題ないのか」「確認するべき速度はリンク速度なのか回線速度なのか」と疑問に感じる方は少なくありません。

ここでは、リンク速度に関してよくある疑問について、利用時に判断しやすいポイントを順番に解説します。

リンク速度はどれくらいあれば十分ですか?

必要なリンク速度は、インターネットの使い方によって異なります。

Web閲覧や動画視聴が中心であれば100Mbps以上、4K動画の視聴や大容量ファイルの転送を行う場合は1Gbps以上がひとつの目安です。

利用目的に合った速度が確保できていれば、基本的には問題ありません。

リンク速度と回線速度はどちらを確認すればよいですか?

確認する目的によって、見るべき数値は異なります。

機器同士の接続状態を確認したい場合はリンク速度、実際のインターネット通信速度を知りたい場合は回線速度を確認しましょう。

通信が遅い原因を調べるときは、両方を確認すると原因を切り分けやすくなります。

リンク速度が高いのにインターネットが遅いのはなぜですか?

リンク速度が高くても、実際の通信速度まで速くなるとは限りません。

回線の混雑や接続先の状況によって、インターネットが遅く感じることがあります。

そのため、リンク速度に問題がない場合は、回線側の状況もあわせて確認することが大切です。

まとめ

リンク速度は、パソコンやルーターなどのネットワーク機器同士が、どのくらいの速度で接続しているかを示す数値です。

回線速度とは意味が異なり、リンク速度は機器間の接続状態、回線速度は実際のインターネット通信速度を表しています。

通信が遅いと感じたときは、回線速度だけを見るのではなく、リンク速度もあわせて確認することで原因を切り分けやすくなります。

WindowsやMacなどでは設定画面から確認できるため、一度確認方法を覚えておくと、トラブルが起きたときにも落ち着いて対応しやすくなるでしょう。

リンク速度と回線速度の違いを理解しておくことで、通信環境をより正しく判断できるようになります。

まずは現在のリンク速度を確認し、ご自宅や職場のネットワーク環境を見直すきっかけにしてみてください。

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