目次
はじめに
「登用は何と読むの?」
「採用とどう違うの?」と、言葉の意味や使い分けで手が止まっていませんか。
社内メールや人事評価、求人情報などで「管理職へ登用」「正社員登用」と書かれているのを見ても、読み方に自信がなかったり、採用や昇進と同じ意味なのか迷ったりすることがあります。
この記事では、登用の正しい読み方や意味、使い方をはじめ、採用との違いや文章で使うときの注意点まで、順を追って説明していきます。
登用の読み方は?
「登用」は、漢字だけを見ると読み方に迷いやすい言葉です。
まずは正しい読み方を確認したうえで、「とよう」と読めるのか、間違えやすい理由もあわせて見ていきましょう。
登用の正しい読み方
登用の正しい読み方は「とうよう」です。
「登」は「とう」、「用」は「よう」と読むため、合わせて「とうよう」と読みます。
会社の人事やニュースなどで「管理職に登用する」「社員を正社員に登用する」と書かれている場合も、読み方は「とうよう」です。
「とよう」と読まないのか
「登用」は「とよう」とは読みません。「登」は「登る」と書くため「と」と読みたくなることがありますが、「登用」では「とう」と読みます。
そのため、ビジネス文書や人事発表で見かけた場合も、「社員をとうようする」「管理職にとうようする」と読みます。
登用の意味
「登用」は、人を新しく雇う場面だけでなく、すでにいる人の能力や実績を評価して、より責任のある立場に引き上げる場面で使われます。
似た言葉に「採用」がありますが、意味や使う場面は少し異なるため、ここでは登用の意味を整理しながら、採用との違いや実際に使われる場面を見ていきましょう。
登用とは能力や実績を評価して取り立てること
登用とは、仕事ぶりや成果、経験などを評価し、その人を今より責任のある立場や役割に取り立てることです。
たとえば、日々の業務で成果を出している社員を管理職にしたり、一定期間働いた人を正社員にしたりする場合に使われます。
単に人を増やすためではなく、能力や実績を認めたうえで新しい立場を任せる意味があります。
採用との違い
登用と採用の違いは、すでにいる人を取り立てるのか、新しく人を迎え入れるのかにあります。
登用は、社内で働いている人や一定期間関わってきた人の能力や実績を評価し、正社員や管理職などへ引き上げるときに使います。一方、採用は、求人へ応募した人の中から新しく働く人を選び、会社へ迎え入れることを指します。
つまり、登用は「評価して引き上げること」、採用は「新しく雇い入れること」です。
登用が使われる場面
登用は、会社や組織が人の能力や実績を評価し、今より責任のある立場を任せる場面で使われます。
たとえば、契約社員を正社員にしたり、一般社員を管理職にしたりする場合に「登用」という言葉が使われます。
いずれも、本人の働きぶりや成果を評価したうえで新しい立場を任せることから、単に役職名を変えるのではなく、評価にもとづいて取り立てる意味があります。
登用の使い方と例文
「登用」は、ビジネスの場面では「社員登用」「正社員登用」「管理職登用」のように、立場や役職が変わる文脈で使われます。
どの言い方も人を評価して引き上げる意味を含みますが、使われる場面が少しずつ異なるため、それぞれの表現を例文とあわせて確認していきましょう。
社員登用
社員登用は、アルバイトや契約社員などとして働いている人を、会社の社員として取り立てるときに使います。
求人票や社内制度で「社員登用あり」と書かれている場合は、一定期間の勤務後に、勤務態度や業務の成果を評価し、社員になれる可能性があるという意味です。
たとえば、「入社後6か月の勤務実績をもとに社員登用を判断します」のように使われます。
正社員登用
正社員登用は、契約社員や派遣社員、アルバイトなどを、会社が正社員として取り立てることです。
求人票で「正社員登用あり」と書かれている場合は、入社時は正社員ではなく、勤務期間中の働きぶりや成果を評価したうえで、正社員になれる可能性があることを意味します。
たとえば、「契約社員として1年間勤務した後、勤務実績をもとに正社員登用を判断します」のように使われます。
管理職登用
管理職登用は、一般社員やリーダー職の人を、課長や部長などの管理職に取り立てるときに使います。
業務成績や部下への指示、チームの進捗管理などを総合的に評価し、管理職を任せられると判断された場合に行われます。
たとえば、「営業成績とチーム運営の実績を評価し、来期から管理職登用を行います」のように使われます。
まとめ
登用の読み方は「とうよう」です。
意味は、能力や実績を評価したうえで、その人を今より責任のある立場や役割へ取り立てることを指します。
採用とは役割が異なり、すでに働いている人を評価して新しい立場を任せる場面で使われる言葉です。
読み方だけでなく意味や使われる場面もあわせて理解しておくと、求人情報や人事発表、ビジネス文書なども迷わず読み取りやすくなるでしょう。